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ハートストッパー シーズン1

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Heartstopper (2022)

ウェブで公開されていた漫画はあまりピンと来なかったのでようやく見たのですが、ドラマとても良かった~! とてもみずみずしいティーンエイジャーの心を丁寧に描くお話で、繊細な年ごろであるからこそ、チャーリー(ジョー・ロック)とニック(キット・コナー)のスタートがいきなりキスで始まるの大丈夫? て心配になっちゃうけれど、でも彼らを見守る親(大人)がとても素敵で。自分はバイセクシャルのようだと告白するニックに、いままで寄り添えずにごめんね、と言うニックの母(オリヴィア・コールマン~!!)、同級生のパーティに出かけるチャーリーに、なにかあったらすぐ連絡して、迎えに行くから、と言う父。カムアウトしていることで、息子が学内でイジメやそれに近いような嫌がらせを受けていることを親がよく知っているのは辛いし切ないし、ラグビー部という男らしさの象徴のような世界に属しているニックがもしバイセクシャルであることを公表したらどんな目に遭うかは火を見るよりも明らかで。そんな学校生活を送る彼らにとって、親が味方であり、家が安心して過ごせる場所であることが彼らにとってどれほど救いになっていることか。どうしても親目線で見ちゃいますね……。
あと心情がアニメーションで表現されるのとっても素敵。そして彼らの通う学校のスクールカラーのターコイズブルーも素敵。

S2が決まっているので楽しみだし、S2見たら改めてじっくり感想書きたい。
チャーリーの友人タオは、見ていてすごく「ウォールフラワー」(2012)のエズラ・ミラーを思い出したし、チャーリーを利用しているベン役の俳優さん、ビジュアルが「宝石商リチャード氏の謎鑑定」シリーズのリチャード・ラナシンハ・ドヴルピアンにぴったりだー! て思いました。誰か同意してくれるひといると嬉しい。
あとね、Ep06で、「またティモテのインスタ見てるの?」というセリフがあるけれど、それじゃまるで校内で人気のティモテという名前の男子生徒のインスタ見てるように聞こえるけどそうじゃなくて! ここは「またティモシー・シャラメのインスタ見てるの?」が正しい字幕です(「ティモシー」はフランス語の「ティモテ」の英語読み)。ティーンに人気の俳優の代名詞になるティモシー・シャラメ~! アップルTV配信の作品に出演を熱望してるティモシー・シャラメ~!!(このネタわかるひと!)

2023 GG賞

冬休み、長男のリクエストで「エイリアン」(1979)を見て(「オデッセイ」の監督だよ、と教えたら驚いてました)、ほかになんか見たいけどなに見たらいいのか分からないというので、SWの作曲家ジョン・ウィリアムスつながりで「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(1984)とわたしのおすすめ「アルゴ」(2012)を鑑賞。
「インディ~」はわたしも30年ぶりくらいに見たのだけど、その数日後に開催されたゴールデングローブ賞で「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のキー・ホイ・クァンが「魔宮の伝説」から約40年後、映画部門の助演男優賞を受賞するだなんて、誰が想像できたというんだろう?

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』ショート役のキー・ホイ・クァン、恩師スピルバーグ監督への「感謝の言葉」が泣ける【ゴールデン・グローブ賞】

私が最後に知ってるキー・ホイ・クァンは、雑誌「ロードショー」で、ティーンエイジャーになってジョナサン・キーに改名しました、これからもよろしくね! という記事だったのだけど。また元の名前に戻してるってことはつまり、当時改名を強制されたってことじゃんね。少しでも覚えにくいor発音しづらい名前だと、す~ぐそういうことさせるよねハリウッドは(ちなみにキアヌ・リーヴスも同じく改名するよう言われたけど断固拒否した)。


GG、嬉しかったのは「一流シェフのファミリーレストラン」("the Bear")のジェレミー・アレン・ホワイトがテレビ部門 男優賞を受賞したこと! シーズン2が10話でこの夏配信が決まったのも嬉しい。しかしこの邦題付けた人間は永遠に呪われるがよい。まじで許さん。S2を機に改題してほしいと本気で思ってる。あと個人的にはシドニー役アイオウ・エディバリーは助演女優賞にノミネートされてほしかった。




‘The Bear’ Sets Season 2 for Early Summer With 10 Episodes


コリン・ファレルを筆頭にいくつも受賞してる「イニシェリン島の精霊」は今月公開だし、以前はGG賞もアカデミー賞も「で、受賞したそれらの作品はいつ日本で公開されるので?」状態だったのが、今は日本でほぼほぼ見られるのはとても嬉しい。配信サービスも充実して、本当にありがたい時代になりました。

ほの蒼き瞳

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The Pale Blue Eye (2022)

雪の白と闇の黒と瞳や服の青が冴えわたる美しさ。そしてそれ以上に、ハリー・メリングがエドガー・アラン・ポーを演じるのがあまりにもぴったりで、最後の彼が真相を明かすシーンは震えた。
そしてクリスチャン・ベイル~! お願いだから次こそは幸せになる映画に出て……! という気持ちでいっぱい。なぜあなたは生きていくための希望とか未来とか欲とか、そういうものをすべて失ってしまった役がそんなに上手なの。
ランドーが最初に登場するシーン、川べりで手を洗っているのだけど、これが終盤で実は士官候補生を殴り殺した鈍器に付いた血を川の水で洗い流しているシーンであることが分かり、そのつながりがお見事。

原作は「陸軍士官学校の死」ですが、原作無視してラストもランドーは生きててランドー元警部(ベイル)とポー(メリング)の探偵と士官候補生コンビで活躍、みたいな展開になったら面白そうかなと思うも、もしそういう路線だったらベイルはこの役絶対に引き受けなかったよね……。
ロバート・デュバルとシャルロット・ゲンズブールはエンドクレジット見るまで気が付きませんでした。

ところでエドガー・アラン・ポーをイギリス人だと思ってたの、わたしだけじゃないはず。まさかアメリカ人だったとは。士官学校にいたこととか、なーんにも知らなかった。

見返すにはハードな物語ですが、とにかく色が美しくて。撮影は高柳雅暢というかたなのですね。
我が家のTV、以前雑記ブログのほうでも書いたけど、東芝のREGZAですが、黒色がとんでもなくきれいに映るモデルで。この映画も夜の森やろうそくの光がゆらめく部屋のシーンがとても美しくて大満足でした。

RRR

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RRR (2022)

わたしにはちょっと合わなかったのですが(もともと「バーフバリ」がダメだったので……)、映画館の大スクリーンと良い音で観るにはぴったりの迫力ある映画でした。世界一熱い肩車やな……!
ラーマ役ラーム・チャラン、役どころに反して目がすごくかわいいのよ……そのギャップがよいね。そして野生の動物を従え? いや従えてはいないな、共存かな、共存しているビームがラーマと正反対の位置づけで。その彼がラストでラーマにほしいものはと問われて「読み書きを教えてほしい」と答えるのが印象に残りました。森のなかで生きてきた自分は知らないことばかりだ、と言っていたのもあるけど、知識はなによりも武器になる。けどこの映画は暴力や銃器をがっつり肯定していてたぶんわたしはそれがダメだったのだろうけど、イギリス支配下におけるインド人の抵抗はそれらなしでは難しいという意味でもあるのかな……だからこそガンジーの非暴力が大きな意味を持つのかも。インドの歴史詳しくないのでたぶんちゃんと理解できてない。

提督の妻役のひと、既視感あるよなぁと思ってましたが「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のエリザ・シュナイダーを演じてたアリソン・ドゥーディだよ! なっつかしい。このひとヒール役がほんと似合う。歳を重ねてちょっとロビン・ライトぽくなった。

インターミッションのある映画を久々に見たのが新鮮で。INTERRRMISSION の表記にはウケました。そもそも去年の10月下旬に公開された映画がいまだに満席なのも驚きだし、私の観た回、たぶん客層がすごくよかったと思うんだよね。エンドロールが終わった瞬間拍手が起こったし、20分間の休憩中、お客さんが思い思いに前半の感想をおしゃべりする様子がとてもにぎやかで、あーこれロンドンの劇場で劇見た時の幕間の雰囲気に似てるんだ、とあとから気づきました。音がめちゃくちゃ良いスクリーンだったし、みんなすごい楽しんでた。それもあって、なおのことあんまり乗り切れない自分がちょっと残念だったのかも。


2023 annual film list

・映画
ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語る
ホワイト・ホット アバクロンビー&フィッチの盛衰
ミス・シェパードをお手本に
RRR
家族を想う時
地に落ちた信頼: ボーイング737MAX墜落事故
ほの蒼き瞳
幸せへのまわり道
セットアップ: ウソつきは恋のはじまり
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

ゴッズ・オウン・カントリー
イニシェリン島の精霊
これが私の人生設計


・ドラマ
ハートストッパー シーズン1
令嬢アンナの真実