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ハンターキラー 潜航せよ

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Hunter Killer (2018)


思えば「クリムゾン・タイド」や「レッド・オクトーバーを追え!」はずっと潜水艦内のシーンばかりだったような。どちらも家で見たけれど、もし映画館で観てたら息苦しくなっていたかも。この映画はどうかと問われたら、潜水艦内のシーンと地上の特殊部隊のシーン、体幹的にはほぼ半々って感じでバランスよいなぁと感じました。
艦長のグラス(ジェラルド・バトラー)が助けたロシアの潜水艦のアンドロポフ艦長(ミカエル・ヴィクニストが素晴らしかった!)に、(たとえ国同士は対立していても)ずっと海にいた人間なら理解し合えるはず、とやや情に訴える手段に出るシーンもあったけれど、最後は力を合わせて無事クーデターの主犯をやっつけてめでたしめでたし、な終わりかたでした。
地上の特殊部隊はベテランの隊長1、中堅2、新人1の計4人のチームで、新人がなにかしらやらかす、もしくは負傷してしまうという典型的な展開ではあるんですが。結局作戦終了時に生き残ったのは隊長と新人で、中堅2人は死んでしまった。厳しい……。
彼らが今回の任務に就くにあたり、存在しないことになってるから制服内の写真等の私物はおろか、ドッグタグも外すのにはけっこう衝撃。もし敵に捕まっても誰も助けてくれないということになるの? こっわー……。
そしてこの特殊部隊の人たち、たとえ救出すべきロシアの大統領が撃たれようがなんだろうが、引きずってでも(実際引きずって退却してた)生きて救出任務を完了するという執念がすごかったし、絶体絶命という場面で足を撃たれて任務から外れた新人のマルティネリが林の中からスナイパー銃でバンバン狙い撃ちして倒していくのは、ひゅー、かっこいい! となりました。
そう、この作品は、映画ならではの鉄板なお約束シーンやベタな表現が多いけど、でもそれがさくさく進むストーリーとあいまって、テンポよく見ていける良い要因となっていてお見事でした。なんてったって始まって5分もしないうちに潜水艦がふたつも爆破してさぁ次はどうなるの、と見てるこちらもいやおうなしに巻き込まれて、とにかく展開が早い早い。
あと、音がすごく重要な要素でもありました。あの六角レンチ、絶対手を滑らせて落とすよな、と思ったらほんとに落としててよっしゃってなったと同時に未遂に終わってホッとしたけど、もうやにやしちゃった(褒めてます)。
それにしてもレーダー(?)が高性能すぎて敵艦に艦内の話し声まで聞こえちゃうってすごいですね!? これ見たら、「ギルティ」も映画館で観ればよかったなってちょっと後悔。

あと個人的に好きなシーン。
ひとつめは、ハンティングしてるグラスに艦長の要請の電話が掛かってきたのと同時にヘリが現れるところ。しかもその時点でまだグラスは承諾の返事をしてないけど、有無を言わせずこのヘリ乗って艦長引き受けてね感が最高。そしてグラスがいるスコットランドの北のほう(具体的な地名出てたけど思い出せない。どこだっけ?)の山と湖がめちゃくちゃ美しくて、大画面に広がる壮大な光景にうわー! となりました。世の中にこんな美しい場所があるなんて……。
もうひとつは、潜水艦が海に潜るとき、艦体が斜めになるから立ってる艦長以下クルー全員の体も斜めになるシーン。ふん!と足で踏ん張ってるのがね、なんかすごくよかったの。
みっつめは魚雷が爆発するから"Brace the impact."(衝撃に備えよ)って艦長が言うシーン。これ、「ハドソン川の奇跡」にも出てきたセリフだー! 最悪の事態になるってことがすごくよく分かった。自分が飛行機や潜水艦(に乗ることは一生ないだろうけど)内で絶対聞きたくないフレーズ。

ところで船乗りは船員だけど、潜水艦に乗る人はなんて呼ぶのだろう。艦員? でもそんな単語聞いたことないな??
女性はほとんど出てこなかったけれど、それがダメとか考慮してないじゃん、とかは全然思わなくて、むしろこういう映画に女性はいらんやろ、と私は思うので、NSA分析官のノーキスト、アメリカ大統領、あと潜水艦内にもひとりいましたよね? この3名で良いと思いました。ノーキスト役のリンダ・カーデリーニは少し張ったエラと髪を後ろでひとまとめにしているのを見て、あっ、この人POI 104のティルマン先生だってすぐ気づきましたが、まさか「グリーンブック」でトニーの奥様も演じていたとは。全然気がつかなかった……。

とってもストレスフリーで見られて、見終わったあとあー楽しかった! って気分よく映画館を出ましたが、ただ、ゲイリー・オールドマン演じるキャラクターだけはいただけなかったね……。なんかひとりで勝手に怒ってわめき散らしてる短絡的な考えの人物で、すごくうるさくて、もう最後のほうは、誰かこいつを一発ぶん殴って黙らせてくれないかなって思いながら見てた。あまりにも鬱陶しいキャラだったので、名前さえ覚えていない。

ちなみに今作のジェリーはひとりも殺しませんでした! ってどんだけマイク・バニングのイメージが強いんだか。

500ページの夢の束

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Please Stand By (2017)


とても静かだけど、じんわり暖かい気持ちになる映画でした。最近、自閉症の人が主人公、もしくは登場する映画やドラマが増えたような気がする。
スター・トレックのファンだったりネタを知ってたらより楽しめたかなって思うけれど、でも知らなくてもじゅうぶん楽しめました。
スター・トレックへの愛がたくさん詰まった原稿って、ウェンディ(エル・ファニング)にとってはどんな高価な宝石よりも価値のある、宝物のような存在だったと思うの。だから数々の困難にもめげずに直接スタジオに届けに来たにもかかわらず、郵送しかだめって事務員に言われたウェンディは怒り大爆発なんだけど。
彼女の言った「どんなに苦労したか分かる? 考えて組み立てて、読み手のために書き直して。夜も昼も考え続けたの、正しい言葉、最適なセリフを探して。なぜなら伝えたい物語があるから」、もうすごくすごく共感できた。郵便局の消印が押してあるかどうかなんて、本当に些末な問題でしかないんです。
ウェンディにはどうしても伝えたい物語があった、その情熱に突き動かされるようにサンフランシスコからL.A.までひとりで行こうと決めたこと、そしてパラマウントスタジオ前にある歩道を渡った姿に、彼女はきっとこれからも大丈夫って思えました。
障害のある人が家族にいるということは、大変なのも事実で、ウェンディのお姉さん、オードリー(アリス・イヴ)もまた、とても辛い立場にいることが描かれました。母親が亡くなってからずっと妹の面倒を見てきたオードリー。自身の結婚や妊娠はおめでたいことなのに、赤ちゃんが生まれることで、同時にふたりを世話するのは無理だから、妹を施設に預けざるを得なかった。たぶんそれが最良な選択だけれど、オードリーから罪の意識はぬぐえないわけで。今回、ウェンディがひとりで行動したことは、オードリーにとっても妹だけでなく、自分の将来に対して希望を抱けた出来事だったのではないかな。

道中、ウェンディが会う人たちは、悪意を持った人もいれば不愉快な人もいるけれど、それでも必ず善意の第三者が現れることは見てるこちらにとっても救いでした。ストーリーの進行上、良い人を登場させたという意味ではなく、世の中には困っている人に手を差しのべようとする人々が必ずいることを教えてくれたのと、自分もそういう人でありたいという気持ちになったよ。
長く続いているTVシリーズだからか、世界中に熱狂的なトレッキーがいると聞いてますが、L.A.の警官がウェンディとクリンゴン語で会話するシーンは最高でした! 演じるパットン・オズワルト、あちこちで見かけるけど、とても良い役者さんですね。

POI S1 Ep19

Flesh and Blood

S1、2はそれこそ死ぬほど何度も見てるけれど、でもその45話中いちばん見てる回数が少ないので、あまり印象に残ってないエピというのが正直なところです
しょっぱなから息子のテイラーに対して「代数は大嫌い」と言うカーターさん。数学が苦手なのかな?
いつもよりちょっと遅くに廃図書館にやって来たリース(そもそも出勤時間は決まってるのかしら、決まってたとしたら何時なんだろうか)。フィンチにアラームセットし忘れた? って訊かれて「ヨガ教室に通ってた」。リースって絶対ハードなワークアウトしかしてなさそうな雰囲気だけど、これは演じるカヴィーゼルがホットヨガやってるっていうネタから来てるんだったら面白いな
「<気>は満ちたかな?」って言うフィンチだけど、気を"chi"って発音してるのでなんでだろって調べたら中国語でした。でもヨガはインド発祥だし、なんか東洋のイメージがいろいろとごちゃまぜになってる感が強い……
そして前エピでカーターさんから「もうこれ以上あなたたちにはつきあえない」と言われたリース君。何度電話をしても彼女は出てくれないので、ちょっと拗ねてる様子。かわいい。でも自分からは謝りたくないっていう。あまのじゃくめ(笑)
マフィアのドン同士のトラブルならほっとけ、と言うリースにフィンチは「CIAでは道徳に縛られず動いただろう だけど私たちは崇高な次元を目指したい」。真面目に言ってるけどわたしはここ、ちょっと面白くて。なんていうか、自分たちは他のひとと同じような手荒なことはしないししたくない、だからきみもそこのところはよろしくね、つまりあんまりむやみに膝撃ったり人を殺さないでねって暗に念を押しているように聞こえて
マフィアが乗った車ごと爆殺するのって当然「ゴッドファーザー」を思い出すし、お約束の殺し方って感じなのだろうか
青年期のイライアスはちょっとかっこよすぎじゃないでしょうか
カーターの言う「もう誰も信じられない」って213でドネリーも同じこと言ってましたが、なるほど、誰の助けもないなら自分でやるしかないけど仕事の範囲内ではないのでリースが貸した違法の銃を使うしかない、ということかな?
ダイナーでカーターが先に帰った後、リースが手にした紙ナプキンをいじいじ触ってるのがすっごく気になる……(笑)
銃で脅してまでファミリーのボスたちを保護しようとするカーターのとなりで、あっこれはそういう展開なのか? じゃあ俺も銃を構えとくか、なファスコはいまいち緊迫感がなくてちょっと笑えます
街なかでいきなりマシンガン撃ちまくるのもどうかと思うけれど、防弾ベスト(あの青い服みたいなのは防弾ベストですよね??)を着けてるとはいえ、撃たれてもびくともしないリースって無敵で怖すぎる。ターミネーターかよ
イライアスが父親を監禁している場所がなんだかおしゃれなんですが、樽がいっぱい積んである様子からしてウイスキーかなにかの醸造所なのだろうか? もし中にアルコールが入っているならめちゃくちゃ火気厳禁な場所なのに、そこでバンバン撃ちあうのって大丈夫なの!?
いっぽう、フィンチが提供したセイフハウスなんだけど。家具や建具、置物なんかが無造作に置いてあるから倉庫みたいな場所なのかなと思うんだけど、ここに床に直置きされてる巨大な壁かけ時計は、例の元ネイサンの部屋でS2(S3?)からよく出てくるあのセイフハウスの壁に掛かっている時計と同じかな?
HRがイライアスに関わらないよう、ダイナーで食事中のシモンズのもとを訪れたフィンチ。誰だ? って訊かれて、口の端を少しだけ上げてにぃ、と笑うのがすごいよね! 普通、こういう場面でこんな顔する? フィンチの底知れない闇に似たなにかを見たような気がしました。しかしながらシモンズに顔を堂々と晒しているので相当なリスクを取っているけど、これもカーターのためかな
ラスト、解放された息子テイラーの姿を見たカーターが傘を投げ出して駆け出す姿が大好きです。家に帰れば彼女もひとりの母親なんだよね。そういう普通の私生活が垣間見られるの、とても良い


これにてPOIの全103話、すべてレビューしました。すごい! 頑張った!! すごく楽しかった!! いつか全話まとめた総括記事を書きたいなって思っていますが、どうかな、できるかな……。

ここからはS2~S5のネタバレあり
なにもできないフィンチが少しでも力になるなら、と車のダッシュボードから小型のハンドガンを取り出すんだけど。リースはその手に自分のをそっと添えて、その必要はない。あんたには運転を頼む、と優しく諭すように言うの、名シーンかと(そしてこういう時だけ「ハロルド」呼びですよ。まったくもう、なんなのこのふたりは)。
フィンチと銃の組み合わせって本当にたまにしか出てこないので貴重かつどれも胸を抉られるシーンばかりなのはわざわざ書くまでもないけれど。213でリースを脱獄させるために大型の銃を手にしてたし、419ではリースにいつか俺がいなくなる時が来る、と言われて「私が銃を手にするときは、すべてを失うときだ」と答えたフィンチ。そして513では屋上でみずから銃を手にしたフィンチはつまり、すべてを失ったってことなんだよね……うぅ、もう言葉にならない……

POI OSTGuide

海外ドラマいろいろ

映画全然見れてません~。ドラマはこつこつ見てるので途中経過。

ブラックリスト S3
もうこのドラマのなにがおもしろいのか、正直よく分からない……。リズの金髪はびっくりするほど似合ってなかったなー、とか、レスラーとナヴァービ捜査官があっさり寝ちゃって、えー! だったし、なによりレッドが安易にFBIのオフィスに出入りするようになったのがすごくダメで。敵と味方だった者たちが慣れあってほしくないんですよ。こう、距離は近づいても線はきっちり引いて、お互いの領域を侵さないプロフェッショナルな関係であってほしいという希望が私にはあって。
あとなんでみんなあんなにリズを守ろうとするのかも分かんない……。結局トムと元サヤになって赤ちゃんも生まれてハッピーなんだろうけれど、なんだろう、全然感情移入できなかった。
シーズンフィナーレでリズの父親と名乗る人物が登場したけど、正直もうどうでもいいや……。アラムが可愛いって思ってたけどだんだんかっこよくなってきた! レッドから「モジダバイ君」って呼ばれてたのが、頼られるようになって「アラム」呼びになったしね! あとはミスター・キャプランも好き。自分の流儀を曲げないってのが素敵。
S6にはケン・レオン出てるそうですが、そこまで見続ける気はもうないです。ケン・レオン見たかったら「ナイト・シフト」見ればいいんだし。

エージェント・オブ・シールド S5
まだ2話しか見てないですが、相変わらず面白いしコールソンが好きすぎる。そしてフィッツシモンズはまたもや離ればなれだよー!

グッド・ドクター S1
今いちばん夢中になって見てます。完走したら記事立てします。

フォーエバー Dr.モーガンのNY事件簿
S1で打ち切りって知ってるので、もったいなくて録画したのをちびちび見てます。でももう14話まで見たので、あと8話しか残ってない。寂しい。モーガン先生もジョーもエイヴもルーカスもハンソン刑事もみんな大好き。


5月からはDlifeでスタートの「ルシファー」が面白そうなので、楽しみにしてます。あっあと「THIS IS US」のシーズン2も!

海外ドラマはこんな感じです。