POI S1 Ep14

Wolf and Cab

冒頭が前エピの続きになってます。リースが暗闇の廃図書館内をくまなくチェックして異状ないことを確認できてからようやくフィンチがラジエータを作動させて館内の暖房を入れ、明かりを灯すのですが。あの、ちょっと待って? よくよく考えるとこの建物は回廊型になっているということはつまり入口にゲートを設けてそれに施錠することに意味はあるのかしら……? (廃図書館の見取り図についてはこちら) そういう部分はあまり冷静に考えないほうが夢があるかな……
"Only the paranoids survive."
リースってこのエピでカーターに"Miss me?"って言ってたんですね。さらにダレンから、警官じゃないならあんた誰なんだよって訊かれて「その答えは自分でも探してる」って答えてて、これ210でアニーに訊かれた時とまったく同じ答えでした。気が付かなかった! まだまだ取りこぼしてるネタがいっぱいあるなぁ
コミックブックショップの前で無料で配られたコミックをパラ見した男の子が店長のウィルコックスに「これでヒーローなのか? マントも着てない」って文句を言うんだけど、ウィルコックスは「ヒーローに必要なのはマントじゃない 仲間を守り 弱い人を助ける心だ」……これはリースのことをも指している
しかしこの店長、アンドレ・ウィルコックスこそが今回の事件の黒幕なのであった。さらにウィルコックスのボスはリンチ警部なので、つまりHRとつながりがあるってことで合ってる?
S1Ep01で安ホテルに泊まったリースがお酒を飲みながらTVで見てた白黒映画は黒澤明の「七人の侍」だったし、このエピの対象者ダレンはコミックブックが好きで孫子の兵法に詳しく、部屋にもやっぱり「七人の侍」のポスターが貼ってあって(日本の侍映画は他にもいっぱいあるでしょうというツッコミは横に置いておいて)、武士道とかチャンバラ、サムライ映画のファンかと。そしてリースを「浪人」と呼び、ボスのいないサムライだ、と。本当は切腹して死なないといけないけれど、そうしない代わりに放浪しながら人助けをしてる、とダレン。それはあながち間違ってはいなくて、そもそもこのエピの原題"Wolf and Cub"は日本の漫画「子連れ狼」の英題"Lone Wolf and Cub"から来ています。一匹狼で生きているリースはまさにその「浪人」で、ダレンにとってはリースは前から理想と描くヒーローがそのまんま目の前に現れたようなもので
そんなリースに対して、ダレンは一緒に入ったダイナーで全財産を取り出してテーブルに置き、おじさんを雇いたいと懇願しますが。リースは金をしまえと言い、その中から25セント硬貨一枚だけを手に取って「これが俺の相場だ」と。もうね、これ最高ですよね。リースは通常の人よりとんでもなくずば抜けた能力の持ち主なのに、自身はその価値にまったく重きを置いていないっていう人物、めっちゃ好みなんですよ私。そしてリースは子どもにとても優しい。時にちょっと不足気味なほどに彼は語る言葉を多くは持たないけれど、弱い立場の人間にはどこまでも温かい視線を注ぐリースが本当に好きだ。まだローティーンの男の子と組んだリースが時々いたずらっ子のような目つきや表情、得意そうな顔をするのもこういう時しか見られなくてとても良いね



契約成立、おじさんの名前を教えてよと言われ、"Well...you can call me...'Reese'."と。101でも橋の下でフィンチがリースに"You can call me 'Finch'."と言ってたのでこれきっと「~と呼んでください」の定型文なんだろうけれど、日本語にはない言い回しだよなぁっていっつも思う
ダレンに向かって復讐にはきりがない、終わりがないことを解くリース。たとえ全世界を敵に回して復讐を遂げたとしても、その先に得るものは何もないんですよね。そのことをリースは誰よりもよく知っている
しかしフィンチはリースがダレンに協力していることを快く思っていない



リースには大型の銃火器が良く似合う

ラスト、体を張って尻を撃たれてもダレンを助けたファスコはかっこよかったね!ダレンにファスコを紹介した時のリースは「この人は……ええっと……俺の友人だ」って言い淀んでるし、ダレンからも「どう見たって汚職警官だろ」って笑われてたけれど汚名返上できたかな
そしてダレンはまだ描きかけだけど、と前置きしてリースにふたりを描いた画を渡します。未完成で渡したってことは、リースには二度と会えないってダレンは心のどこかで分かってたんだろうね
その絵を見てリースは「ありがとう。ずっと相棒が欲しかったんだ」と言いますが。この台詞、聞くたびにわたしはいつも絵本の「くまのコールテンくん」を思い出して。絵本の最後に出てくる「ぼく、ずっとともだちがほしいなあって おもってたんだ」っていう文章が毎回毎回、読み聞かせのたびに泣けて泣けて仕方ないのですが、それと同じものを感じます
ファスコが調べたフィンチの過去の記録。いちばん古いのは1976年MIT入学時から使っている名前、ハロルド・レン。それ以前は何も出てこなかった
フィンチについて疑いを持ったリースとファスコ。その瞬間、マシンの画面上の枠がリースは黄色から赤に、ファスコも白から赤に変わり、マシンから敵性ありとみなされる。で、この後に出たマシンの画面の文字なんだけど。

SYSTEM ADMINISTRATOR
SECURITY BREACHED

COURSE OF ACTION -

EVALUATING OPTIONS...

MITIGATE
SUBVERT
MONITOR

この一連の文章の意味が、調べてもさっぱり意味が分からない……誰か……助けて……

Ep12に続いてサイドストーリーはフィンチとウィルのお話
フィンチがCEOを務めるユニバーサル・ヘリテージ・インシュランスのオフィスが出てきたのはこのエピのみだったかと
フィンチは「ハロルド・レン」として保険会社に勤めてたのはいつ頃までだったんだろう。この仕事を辞めた描写や言動は本編で特に見なかったような。なんか知らんうちに仕事辞めてたんかなって感じ……
その保険会社、Universal Heritage Insurance はトップページだけですがフェイクのウェブサイトが存在します
父の遺品の中から出てきた、と言ってウィルが差し出したのは、シャンパンのコルクとペーパーナプキン。ペーパーには 2005年2月24日 の文字。わずかに動揺するフィンチ。まさかネイサンがこのふたつを大切に保管してたとはフィンチは思ってもいなかったからかな、と



さらにウィルの口からはアリシア・コーウィンの名前まで出てきて。ウィルによると、アリシアはネイサンが亡くなった1年後にNSAを退職している
ウィルはアリシア・コーウィンに会いにいき、例のコルクと日付を見せて死の真相を訊ねるのですが、アリシアもまたフィンチと同じように嘘をついた
「ハロルドおじさんも同じことを言ってた。父の親友のハロルド・レンです。ご存じない?」……ウィルはアリシアにハロルドの名を出してしまう。多分ここでアリシアは8人目の人物の名を初めて知ったかと
アリシアはハロルドが自分のことを知っていると悟って即逃げ出す。ハロルド・レンの名を出したとたんアリシアの態度が豹変したことにウィルは疑いを持たなかったのかなとは思うのですが
わたしがすごく驚いたのはアリシアの変貌っぷりで。フラッシュバックでネイサンと打ち合わせをしたり食事をしている時のアリシアは髪を後ろに結びスーツを着てすごくはつらつとした女性だったのに、逃げ回っている現在のアリシアはすごく疲れて老け込んだように見えて、最初同一人物だと分かりませんでした
結局親友が遺した一人息子、ウィル・イングラムについてはこのエピが最後でそれ以降出てくることはなかったのですが。私、ウィルは再登場すると思っていたんです。だってネイサンの息子というけっこう重要な位置にいる人物だから。ウィルは父親の死の真相を知りたくて色々調べるのですが、最終的にはアリシアとハロルドおじさんの説明に納得して、会社が傾き破産寸前だったことに失望もしていて(「破産寸前」はもちろんウソ)、真相を探るのはそこでおしまい、というわりとあっさりした結末になったので、私はえー!と驚いたしちょっと不完全燃焼というか。
ジェイソン・ボーンの受け売りではありますが「愛する人を亡くしたら人は真実を知りたくなる」ってほんとだと思うんです。だからウィルはあれでほんとに納得したのかなぁと少々疑問でもあり。それもあって実は私はS1を見ているあいだ、ウィルはまたいつか出てくるんじゃないか、出てくるに違いないと期待してたくらいでした。
多分ドラマとしてNSAやアリシア・コーウィンのあたりはウィルではなくルート側から真実を暴くストーリーにしたかったのかな、と。だから一般人のウィルはこのエピで退場になったのかなぁと思いました。真実に近づけば近づくほど命の危険が高まるしね。ですのでたとえウィル自ら旅立たなくても、フィンチがなんらかの手を使ってウィルを真実から遠ざけるストーリー展開になっただろうな、とも
時間軸は前後しますがフィンチがダニエル・ケイシーやケイレヴ・フィップスに温かいまなざしを向けるのも、彼らと年の近いウィルを思い出させるからかな? とも今回見返してみて思いました
結局フィンチは親しい相手であるウィルに対しても、最後まで真実を話さないままだった。そのことについてフィンチは大なり小なり罪の意識を抱えているとは思う。フィンチが本当のことをあらいざらいすべて語れる相手って結局誰もいなかったんだなって。すべて抱えてひとりで生きていこうとするフィンチはリースとはまた別の種類の孤独とともにいる、寂しい人間でもある

はぁ、さらっと感想を書くだけの予定だったのがなぜこんなに長くなるのか

ここから下はこのエピ以降~最終話までのネタバレあり

フィンチとアリシア・コーウィンの関係のまとめ
2005年2月25日
NSAに所属のアリシア、ネイサンとマシン売却の契約を結び、マシンは1ドルで政府に売られる (S1Ep14)
2009年
マシンを知るのは7人のはずが「8人」とネイサンが口を滑らせ、アリシアはマシンに関わる人物に自分の知らないもうひとり (=ハロルド)がいることをなんとなく?知る (S1Ep22)
2010年9月
フェリー乗り場で爆破テロ、ネイサン・イングラム死去 (S2Ep22)
2010年
10月~11月頃? フィンチ、ネイサンの報復としてアリシアを爆殺しようと計画 (S4Ep17)
11月~12月頃? アリシア、モロッコに出向きCIAのマーク・スノウにオルドスでラップトップ奪還の指令を出す。スノウの部下カーラとリースがその任務を請け負う (S1Ep20)
2011年
アリシア、NSAを退職、ウェストバージニア州グリーンバンクに逃れる (S1Ep14)
2012年
対象者ヘンリー・ペックに「(マシンは)私が造った」とフィンチが告白するのを近くでアリシアが聴く (S1Ep22)
アリシア、フィンチの後をつけて廃図書館に侵入。フィンチのいる車に乗り込み話をしている最中にルートに射殺される (S1Ep23)

これで合ってるかな?


フィンチの過去を探ったファスコが言った、「やっこさんはもう自分の本当の名前を忘れちまってるかもな」はある意味真実で、ハロルドの本当の名は最後まで明かされることはありませんでした。それを言うならリースも同じで、主役ふたりの本名さえ分からずじまい、謎は謎のまま残されて終わったドラマでした
そしてこのエピでいちばん印象だったのは、ダレンの「いつかリースにも家(home)が見つかるよ」という台詞。そう言われてリースはほんのわずか、切ないような寂しげな微妙な表情を見せるのですが。このドラマでリースと"home"についてはたびたび言及されていて、213では対象者のソフィアに対して「俺の"home"はここ(=N.Y.)だ」と言い、311ではファスコから「家に帰ろう。家("home")ってのは仲間がいて仕事があるところだ」と言われてました。でも最終的にはリースの"home"は場所ではなく人、フィンチのもとだったんですね……。それほどまでにリースにとってフィンチがどんな存在だったかは、513を見れば説明などなにも必要はない


POI S1 Ep12

Legacy



冒頭でカーターとリースが落ち合ったのはLyric Diner(リリック・ダイナー)。S1Ep05のエッグ・ベネディクトのあそこです。このダイナーはいったん閉店してオーナーが変わって再開店したんだけど前とはガラッと違うメニューにしたら客足が落ちたらしく、残念ながら2016年に閉店してしまいました(いつかここを訪れてエッグスベネディクトを注文するのが夢だったのに……!)が、今もまだGoogle Mapsのこちらで店内の様子が見られます
「『撃ってごめん』って書かれたカードが売り切れてたの」……カーター刑事ならではのジョーク。そんなこと言われてるのにリースくん、カーターとやっと正面切って顔を合わせることができるようになってすごく嬉しそう
「私は警察よ ルールがある 破れないルールが」…そう言ったカーターはリースになぜ自分に正体を明かしたかを問うと、「心の舵が正しい方向を向いてる」からだと。リースがカーターの中に見出したこの点は最後まで決してブレることはなかったし、S3Ep11以降のリースの指針にもなっていると思う。カーターさんもこんな風に真正面からまっすぐの視線で言われたら、リースからの頼まれごとを断れないですよね
ところで冒頭のリース君、シャツの色が薄い紫色……?S1Ep05での雨の中判事さんの息子を助けた時の紫シャツと同じかな?
今回の対象者、アンドレア・グティエレスは青少年を専門に弁護や保釈の手続きを進める弁護士さんなのかな、と私は思ったのですが、そうするとリースのような年齢の人間の依頼はイレギュラー? そして今回のリースのカバーIDは、過去に犯罪歴があり現在は保護観察下に置かれているという状況らしく。フィンチが造ったニセの身分のデータを見ると



ジョン・フライエル
逮捕日 1984年2月1日
誕生日 1937年2月4日
逮捕時の年齢 46歳
社会保障番号 955-39-78403
逮捕時の管轄署 116分署

身体的特徴
人種 白人
性別 男性
身長 5フィート10インチ (177cm)
髪の色 白
髪質 直毛
目の色 青
傷、痣、タトゥー なし

ってなってるけどなんで誕生年が1937年?? 髪の色が白???
上司を訴えたいというリースにアンドレアから「その上司はどんな人?」と尋ねられれば、「人を操るのがうまく 秘密主義 俺とは気が合わない 金持ちで孤独を愛している 金があるから何とか社会生活を送れてる つまりは変人だ」と散々な評価。インカム越しに聞いてるフィンチも、へぇ、なるほどね、みたいな顔で皮肉な笑顔を浮かべます
「大丈夫、ひとはいつでもやり直せるわ」アンドレアの言葉を聞くリース。その時バックには"Mr. Reese"がほんのわずかですが流れるんだよね……この台詞は何度も出てくるので、このエピでのテーマだと思われます
「刑務所に入ったことは?」「この国ではない」……いつか回収してほしかった、リースの過去がちらりと垣間見える台詞
図書館で仕事中に襲われたアンドレアをリースはセイフハウスに連れてきますが、この部屋は結局1回限りの登場だったのかな……? そしてここにもやっぱり壁に大きな時計がかかってて、このドラマの美術担当は巨大な壁掛け時計が好きなのか!?



ラスト、アンドレアから「もっと安全な仕事についたら? 他人を命がけで救うなんて」となかば呆れたようにも言われたリースはしかし「やり直すチャンスがあると信じてるのは きみだけじゃないんだ」と言い残して彼女の前から去る

カーターとファスコ、お互い内偵を頼まれているのが同じ男(=リース)からとはまだ知らないからそれぞれ相手を疑っている

このエピのサブストーリーは、今回初めて登場したネイサン・イングラムの息子、ウィリアム(ウィル)とフィンチの関係。演じるマイケル・スタール=デヴィッドはちょっとダン・スティーヴンスに似てるね?
ウィルは父がひとりで住んでいた家に戻りますが、近々売却を検討中。よって部屋にまだ残っている荷物の整理の真っ最中。このネイサン・イングラムの自宅、カットされてしまいましたがS1Ep01でフィンチがリースに用意した家でもあります



そしてこの家の中にはなんとプールがある!どんだけ豪邸なんだ



プールに映り込む姿と背景の特徴ある形の窓が非常に美しく、これ監督だれなんだろう? と調べたらクリス・フィッシャーでした
ウィルの職業は医者。今は国境なき医師団や赤十字で働いているらしい。フィンチは父親亡き後のウィルの後見人みたいな立場なのかな……そんなフィンチ(ウィルの前ではハロルド・レン)をウィルは「ハロルドおじさん」と親し気に呼んでます
Ep10で撃たれフィンチに救われ、Ep11で「マシンなんかない。あんたがマシンだ」と言ったリースの表情は穏やかで、ふたりの関係は良い方向へと大きく変わったかに思えましたが、新たにウィルという人物が現れ、フィンチとはとても親密なのに彼については何も話さないどころか「分かってほしい、君には話せないこともある」とフィンチにすっぱりと言い切られたリース。心を開いてくれたかと思えば再び前と変わらないも同然の様子に戻り、リースはリースでフィンチとウィルの関係を疑うし。「私のガードは固いぞ」の言葉通り、命を助けたからといってフィンチはそう簡単に心は開いてくれないわけで。難しい相手でリースくん大変だね……そしてリースはファスコにフィンチの後を付けさせ、本格的にフィンチの素性を調べ始める


(もうこの人はデジタル一眼レフカメラのCMに出るべきなのでは……?)

父さんのことをもっと知りたい、父親の死の真相を調べたいと言い出したウィルに懸念を抱くフィンチ。彼がネイサンのことをさぐれば当然マシンのことや"ハロルドおじさん"の正体も暴かれるわけで、さてどうする。ウィルについてはひとつ飛んでS1Ep14でも描かれます

マシンの視点から見た廃図書館のアングルは珍しい……?


今回フィンチのネクタイがたいへんにお洒落。毎エピ毎エピ、いったいフィンチは何度お着換えしているのだろう


POI S1 Ep16

Risk

S5の展開がハードなので、初期のPOIを見たくなりました

冒頭からフィンチがメジャーを肩に回してかけてる上に、突っ立ってるリースのスーツの裾を測ってるシーン、しかも部屋はほぼ真っ暗で、私初めて見た時「???」なオープニングでした。フィンチってこんなこともできるの?ってDVDを貸してくれた友人に尋ねたら、「この後子育てもするから!」って言われてますます「???」でしたが今となっては懐かしくもあります。思えばS1は色んな状況がてんこ盛りだったなぁ
スーツを仕立てることが、「これは本当に必要なことなのか?」と言わんばかりに呆れたような顔のリース。伏せてる目をゆっくり開けるのもこの頃はよく見られたねー
「ウォール街の知識はないぞ」って言うリースに金融の本を渡しながら「金融業に必要なのはハッタリと上等なスーツ。スーツの方は問題ない」
「スーツ『は』」って言われたリースはムッとしてフィンチを軽く睨みながら開いてた本をパタンと閉じるのですね。負けん気の強い彼はこの後絶対完徹してフィンチから渡された本をみっちり読みこんだに違いない



今回の廃図書館のシーンはたいがい夜なせいか、最初から最後までずーっと暗くて。しかも青いような灰色のような不思議な色合いで、これ撮影時のライティングがいつもと違ってない?ていうくらい薄暗い…
大口顧客のアセット・マネージャー、ジョン・ルーニー(リース)の世話を2日間しないといけなくなった対象者のアダム・ソーンダースが「どうせヘアジェル付けてピンストライプのネクタイした奴だろ」って言うとちょうどそばにいてそれを聞いてたリースが「実際はグレンチェックだけどね」と。しかしヘアジェルは合っているのであった(笑)
ヴァターネン製薬のCEOに有罪判決が下るニュースがアダムの職場のTVで流れるんだけど、これはS1Ep06でゾーイとリースが解決した事件なんですね。この繋がりうまいなー
リースがアダムと一緒にいるので留守してるアダムの部屋に不法侵入するのはフィンチ。リースと違ってまだこの頃はそういう面は素人同然の彼がそういうことするのはドキドキしますね
そしてS4、5あたりではもうまったく聞かれなくなった、リースの語尾を上げる話し方。自信満々で、俺に何か間違っているところがあるとでも?と言わんばかりでまさしくジョン・リース。とても魅力的で、これ本当に本当に大好き
タクシーの運転手に化けてカーターを乗せたフィンチがメーターを倒して発車。驚いたカーターが「ちょっと、料金取るわけ!?」と言うとフィンチが「チップもお願いしますよ」と返すのには何回見ても爆笑
フィンチがあんだけ手間暇かけて誂えたと思われるウォール街向けのスーツなのに、2回目にアダムの職場を訪れたリースはもういつものネクタイなしの黒スーツなのはなぜ!もっと着とこうよ、もったいない!
天然ガスのパイプライン敷設に投資って「ボーン・スプレマシー」にも出てきた。割と普通の投資対象なのだろうか
アダムのことを「子どもの時から父親から送金されたお金は1セント残らずすべて使わず貯めて、その金で夜間学校を出て今の職に就いた。彼は未来を買ったのさ」。そう言った後見人のボブ叔父さん。まじめにコツコツ努力してきたアダムにとって、会社が不正を働いていることは許せないし知ってて見逃すことはできなかったんだろう
この頃劇中に流れる曲も、S3以降はもう聞かれなくなりました。この頃のフィンチとリースはまるで箱庭のような廃図書館でふたりきり。してることも人助けがメイン。今となっては何もかもがとてもとても懐かしい。見てると涙が出そうです
アダムをかくまうために連れて行ったのは以前ホームレスしていたリースがいた場所。こんなところにアダムみたいな若造が高級スーツでうろうろしてたらそれこそすぐにでも身ぐるみ剥がされそうなんですが、大丈夫なのか
ここで4か月過ごした、とリースは言うんですが、1話目のボロボロの服にぼさぼさの髪の状態からいって、私はリースは1年以上宿無し職無し酒浸りな日々を送ってたと思ってたんですが、実はリースがニュー・ロシェルに行ったのは2011年2月、フィンチがリースを雇ったのは同年9月。つまりホームレスしてたのは1年もなかったという。まぁあのまま放っておいたら彼はほんとに死んじゃってただろうからフィンチはあの時点で声をかけたのかな、とも思いますが、そんなに短かったんだ!?とびっくり
インサイダー取引をしているアダムを執拗に追ってたSECの人間。でも実は彼はアダムの上司ポールとつるんで株の空売りに加担してたんですねー。だから真実を公にしようとしたアダムは殺されそうになったというわけなのでした。ポール達の会話を近くに停めた車の中でしっかり聞いていたのはフィンチ。



「お金じゃなくて家族がほしかった」。そう言ったアダムに、一生懸命働いてお前を支えてくれた叔父さんがいるだろ、とリース
「失った金は必ず返すと叔父さんに約束したんだ」。アダムのその言葉で、彼が携帯で叔父さんと話をしたせいで居場所がバレたことに気付くリース。まったくこの人はこういう部分はとても敏いし鋭いし、物語的にもこの展開はうまいし面白い
暴落したトライタクの株をフィンチがハロルド・クレインとして匿名で買いまくって株価がどんどん上昇、空売りした400万株を買い戻さないといけないポールは焦るんですが、ポールから電話を受けたフィンチの大富豪然とした態度、というか電話での口ぶり…"This is Harold Craine, yes?"「ハロルド・クレインですが何か?」って、リースとはまた違った類の上から目線なものの言い方…がもう最高でね!フィンチってこういうふりをさせたらもともと本当に金持ちなのもあるけどダントツに映えます
事件解決後、リースはホームレスのたまり場に戻って、襲撃の後片付け。お世話になった女性ジョアンに、ずっと言えなくてすまない、自分が必要な時に助けてくれてありがとう、とようやくお礼を伝えることができて。たぶんS1Ep01の、地下鉄で乱闘→8分署にしょっぴかれる→保釈されてフィンチに出会う、の流れでその後ここには戻ってこられなかったんでしょう
今あなたの面倒を見てくれてる人はいるの?と聞かれて、いい人がいるんだ、と。それをインカム越しに聞いたフィンチの表情。とてもいい。あーS1はやっぱりリースの物語ですね。そして見ててそれがとても心地よい
で、最後の最後に実はこの騒動は裏でイライアスが手を引いてたことが明かされるのですが、なんで?3億ドルを動かしたのは資金が欲しかったから?

ちなみにアダムの職場ベイラー・ジムの外観とその前の広場ですが、なんか既視感あるなーと思って調べたらやっぱりで、S1Ep01でフィンチがホームレス姿のリースにマシンの説明をして対象者ダイアン・ハンセンの姿を離れて見ていたシーン、同じエピのラストでカーターが路肩に止めたパトカーに逮捕したアントンを押し込んだシーンと同じでした。さらにこの建物と広場があるブロックの交差点は、S1Ep01ラストとS1Ep22ラストの、リースが監視カメラを見上げる場所でもあります。たぶん広くて機材を広げるのに便利な場所だからじゃないかな~と勝手に推測。というのは自宅の近くでドラマや映画やCMのロケしてるのをよく見るのですが、大きなトラック何台も使って、そんなに必要なの!?ていうくらいたくさんの機材をどっさり持ってきて撮影してるので。

POI S1 Ep23

Firewall

このエピは同時進行でいくつものストーリーが存在しますが、それがどれもうまく絡み合って破たんもしてないし、シーズン最終話ということで気合いが入っているのが感じられます。なんでこの面白さがS3、4にはないの!と脚本家やプロデューサーの肩をひっつかんで揺さぶりたいくらい。そう思ってるのって私だけかなー。

2012年5月15日
HRからシモンズとファスコにセラピスト、キャロライン・トゥーリング殺害の依頼。同時期フィンチとリースの元にも彼女の番号が出る。実はキャロラインがそう仕向けたのでマシンが彼女の番号を出した
リースから調べてくれと頼まれた人物が殺害の相手と同じで驚くファスコ
フィンチとリースはキャロラインの患者の中の誰かがHRに殺害を依頼したと仮定して捜査を進めるけれど、キャロラインを助けたことでリースもHRから狙われる
ホテルに逃げ込んだリース&キャロラインを助けてもらいたいとフィンチは署内にいるカーターに連絡を取るも、ここでドネリーが現れてカーターは強制連行(笑)されちゃって、リースの元に行くことが出来なくなった上、ドネリーは「スーツの男」を捕えるため専用の部屋を用意し、人員も揃えて大規模な捜索網を敷いている
ここでドネリーが示した防犯カメラに映ったリースの姿、かなり鮮明に映っちゃってます。これじゃ身元バレバレなのでは
でもカーターはドネリーに連れていかれたことで、かえってホテル内のリースとキャロラインを逃がすことが出来たので結果としては良かったのでは?
パニック状態に陥るキャロラインに、チョコレートを食べたらって手渡すリース。特に効果はないけど、でもうまいだろって。心根が優しいよねこの人は

poi123-02.jpg

このエピに限らず、説明が詳しいけど長いフィンチに対してリースは度々"The point, Finch."(要点は?)って尋ねてる。これふたりの性格がよく出てます
「ヘリを盗んで逃げろ。低空飛行なら墜落しても軽症で済む」ってフィンチ、落ちること前提の提案(笑)
リースはなんでヘリコプターの操縦が出来るの!?って最初はびっくりしたんだけど、空軍にいたからなんですね。リースがヘリを盗んで飛び立つの、見てみたかったなー!
ヘリ案がボツになってしまったので、ロウアーマンハッタン内の全携帯基地局のシステムをダウンさせるという大技に出たフィンチ。これにはリースも驚いて「組んでしばらく経つが あんたには未だに驚かされる」
ファスコをずっと長いこと疑っていたカーター。でもこのエピでとうとう、お互いそれぞれフィンチ&リースと繋がりがあったことが分かって、カーターの中のファスコに対する疑惑は晴れてクリアに。お互い、そういうことだったの、早く言えよ、みたいな雰囲気。うんうん分かるわ…お疲れ様でした
ホテルの地下でマシンガン撃って銃撃戦ってめちゃくちゃですがな
ここでシモンズ対リースの構図が初めて展開
HRから奪ったマシンガンは弾切れ、自分の銃ももうすぐ弾切れで。で、どうするかというとリースはナイフを構えるんですね。接近戦に持ち込もうと思ってたのか。そうすると「スーツの男」の面が割れてしまうのでは!?
でもここに助けに来てくれたのがカーターとファスコ。ファスコもマシンガンぶっ放してて、しかもシモンズに向かってですよ。すげー!リースに向かって「(車に)乗れ!」って、かっこいいよファスコ!
カーター、ファスコ、リースの3人が一緒に車に乗るシーンはこれが最初で最後かな?
HRの車にあった爆弾の起爆装置をちゃっかり手に入れていたリース。スイッチを入れて前方で逃げてた車は爆発、ゆとりの表情でカーターとファスコに「今度一杯飲みに行こう 俺がおごるよ」って言って車を降りてフィンチの元へ
この回はゾーイも登場、キャロラインのオフィスに忍び込んで彼女が偽物だということを暴く。何気に豪華キャストの回です
で、当のフィンチは後を付けていたアリシア・コーウィンに車に乗り込んでこられ。「あなたがマシンにアクセスできることを誰かが知ったら?」…彼女が指摘したように、すでにデントン・ウィークスが悪用しようとしてるんだったかな?
アリシアと対峙してる時のフィンチの表情がこれまた非常に素晴らしいんです!
キャロラインが狙われたのはアリシアが仕組んだことだとフィンチは勘違い
「”無用”リスト?私はやってない」。いったいなんのこと?と言わんばかりにアリシアが奇妙な顔をして、それを見たフィンチも「?」となった瞬間現れたのはキャロライン、そして彼女はアリシアを撃って車に乗り込み、「ハーイ、ハロルド。やっと会えたわ。"ルート"って呼んで」
最終話なのにすごい展開になりました!でもこの回、混み入っているようで非常に分かりやすく、追って追われての展開が面白くて。私の語彙が少なくてうまく言い表せず悲しいですが、ほんとに素晴らしいです
今回のホテルでの騒動の主犯を匿名メールでドネリーに送ったのはファスコだったんですね。その後ほほ笑むファスコの表情、なんてすがすがしいの
そしてそのファスコに笑顔を向けられて、いったんは目を伏せるんだけど、また顔をあげてもう一度ファスコの顔を見るカーター。これもうまいなぁ
フィンチがキャロライン(ルート)に浚われたことを知ったリース。廃図書館に戻ってきても、主であるフィンチはいない。彼を失ったことを実感し、いつもフィンチが座っていた椅子とキーボードにそっと手をやる
この人の長く美しい指が私はとてもとてもとても好きなんですが、レイラに自分の指を優しく触れさせたり、S4Ep06であのでかい銃を指でそっとなぞる仕草とかね、些細なことなんだけどそれがたいへんにセクシー
S1Ep01のラストでリースが見つめた監視カメラのある交差点。リースはシーズンラスト、同じ場所に来て同じことをするのですね。そしてマシンに向かって「フィンチを助けるために手を貸せ」と。すると近くの公衆電話が鳴り、受話器を上げるリース。ここでS1は終了。いったいこの後はどうなるの!?と悶絶するクリフハンガーでした。
このエンディングで流れる音楽"Listening with a million ears"が美しい旋律で素晴らしく、かつ、S1Ep01とほぼ一緒で、この曲私はとてもとても好きです。ほんっとよく出来てるなー!見れば見るほど感心のシーズンでした。
この勢いはS2も衰えることなく引き継がれ、もう本当に見てて楽しくて面白くて仕方ないドラマ。


多分プロモフォトだと思うんですが、キャロライン(ルート)&リース。このエピ見る前までは、彼女はリースやフィンチの味方になる新しい登場人物かな?なんて思ってました。リースの表情がとっても穏やかだし。

poi123-01.jpg


これにてS1のレビューはひとまずおしまい。シーズン1の総括はこちらでしています。気が向いたら取り上げなかったエピをまた後からいじいじ書くかもしれません…?


実はオンデマンドで既にS5Ep01を視聴済みですが、レビューは8/22のAXN本放送後に上げますね。控えめに言っても面白かったです。たった13話はとてもさみしいですが、どれも充実なエピソードでありますようにと願いつつ、1話1話を大切にしながらの視聴です。
S1見た後にS5見ると、あぁ、ここに辿り着くまで色々なことがあったなぁ…としみじみ感じます。リアルタイムで視聴されていた方は思い入れもひとしおなんだろうな、とも。あのオープニングソングとおなじみのフィンチのナレーション、"You are being watched."も、今となっては懐かしいです。

POI S1 Ep22

No Good Deed

Ep19でファスコが撃ったリンチの死亡報告書を手元に置いて、デスク越しに彼を疑いの目で見るカーター。HR絡みでファスコが関わってるから疑うんだけど、この頃のカーターとファスコはそれぞれフィンチ&リースと繋がりがあることをお互い知らない
公衆電話の受話器を取って何やら聞いた後にそれを戻し、すぐリースに電話をかけ、「番号が出た」と伝えるフィンチ。その一部始終を離れたところで見ていたリースが、その電話や近くの防犯カメラを何度も見返して「? ? ?」ってなってるのちょっと面白い
この初期のまだ謎が色々散りばめられている頃は見てるこっちもどきどきします
「なぁ、もうそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?どうやって番号を受け取っているんだ」
「もしあんたに何か起こっても 俺が後を継げる」
リースからの揺さぶりにもフィンチは動じず、「もし私に何かあっても 対策はしてある」…その対策は、S2で明かされることに
「いずれ秘密を明かす時が来るぞ フィンチ」("Well, sooner or later, you're going to have to let the cat out of the bag, Finch.")
「好奇心は身をも滅ぼすぞ、リース君」("Curiosity killde the cat, Mr.Reese.")
猫ネタで迫るリースに同じく猫ネタでしれっと返すフィンチ
対象者ヘンリー・ペックは表向きは証券アナリストで、実はNSA
どうやら彼は何かしら秘密を知り、元?NSAのアリシア・コーウィンに連絡を取ろうとしている
ペックの勤め先に侵入するため「俺の魅力を使うか」ってリース君。この人ほんとに自信満々でいいよねぇ
で、残念ながらその魅力は通じなかったので(笑)、今度はフィンチが現場に出て、コーヒーメーカーを通して盗聴の手配。フィンチのこういう細かい作業や配線の仕事がたまらなく好きです
作業が終わると被ってたヘルメットを近くのごみ箱にポイッて捨てちゃうのがまたいいの
煎茶のカップを手にして戻ってきたフィンチ。ということは、グレースの様子を見守ってから出勤してきたのでしょう
で、フィンチの席にどっかり腰かけて足をテーブルに投げ出しているリースに話しながら、失礼リース君、その足は下ろしてね、ついでに席も譲ってね、と身体を傾けてリースに無言で伝えてるし、リースもはいはい、てな感じで席を立ってます
仕掛けた盗聴器から見えるオフィスの様子を一緒に見るフィンチとリース。ペックを尾行するも、彼が振り返るとなんでもないふりをするためにふたり同時にさっと身を翻すフィンチとリース。ふたりともお互いの行動が無意識にミラーリングしてて、このエピのふたりの距離感の描き方が、私は全エピソードでいちばん好みかも

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それとフィンチのスーツがほんっとうにお洒落!
3週間前に逮捕された男の報告書を書いたペック。それに誰かが勝手に文を付けたし、それによってテロが阻止されたことで、政府が犯罪を予知する何かを持っているのではという疑問を抱く
保身の技術にも長けているペックは、殺し屋だけでなくリースが追っても追ってもひたすら逃げて、さすがのリースもてこずっているのが珍しい。何せ彼は、スピード違反で切符切られても78ページの趣意書を裁判官に提出して抹消させているくらいの人ですから。ペックの逃走劇がスピーティに描かれてて私は面白かったけどね
NSA、ISA、CIA、FBI、OSC。時々、それは何なのか全部詳しく説明してほしい時がある!
捕まったペックが自分の状況と考えをがーっと述べ立てるのと、それを聞いてるファスコにはその内容がさっぱり理解不能で「はぁ?」って顔してるこの対比…(笑)
「9.11後、政府はテロを防ぐために コンピュータシステムで すべてを監視しようとした」…ペックの言葉はS1Ep01で、フィンチがリースに自分が作ったマシンのことを説明する時の言葉と一緒
しかし警察官の格好して8分署に侵入したリースに誰も気づかないってどうなの!?
前述のヘルメットを投げ捨てたフィンチに呼応するように、ペックを連れ出したリースも制服の帽子をその辺にぽいっと捨てていく
真実を追い求めるペックに、フィンチはとうとう全てを話すことを決意する。ペックに向かって話しかけるフィンチの表情が素晴らしい。マイケル・エマソンは「静の中の静」の演技が冴えわたっていると思う



「知る価値のある謎は 人の心だと思う」
「なぜ詳しい?」
「なぜなら私が造ったからだ」("Because I built it.")…この台詞は今後もシーズン通して重要なシーンで出てきます

ヘンリー・ペックの件とは別に、リースは相変わらずフィンチの秘密を嗅ぎまわっている
ワシントン・スクエアで煎茶を売るスタンドを見つけ、とうとうフィンチの自宅を突き止めたリース
(この時背景に見える、濃いピンクの花を咲かせる木々はなんでしょうね?とてもきれいだ)



ところが意気揚々とノックした家から出てきたのは赤毛の女性、グレース。そして彼女の部屋にあった、ハロルドとグレースが一緒に写った写真について尋ねると、彼は2年前に亡くなったの、と
グレースの家を出たリースがフィンチの姿を見つけ、さすがのリースも、秘密を探るには今回はやりすぎた。"I'm sorry."と謝ってます
「コンピュータは分かる。でも人の心は…」



2009年
アリシア・コーウィンにマシンの搬送方法を伝えたネイサン・イングラムは、マシンの秘密を知るのは世界に8人、と言い、アリシアに「7人よ」と間違いを指摘されていれるが、8人目はハロルドのことだよね?多分アリシアはS4Ep16で描かれたあたりで8人目の存在に気づいたのと、このエピでペックにフィンチが言った「私が造ったからだ」の言葉が決定打かなぁ
まぁ秘密なんて中身がどんなものであろうとあっけなく簡単に漏れますね
政府に引き渡す前日の夜、マシンにバックドアが必要かどうかで揉めるネイサンとハロルド
「バックドアを作ってもしそれが誰かに見つかったら?それこそ悪夢だ」
しかしネイサンは再度マシンを起動させ、バックドアを作る

フィンチはマシンを造ったことに対してどういう気持ちでいるのかな、っていつも思う。どうもフィンチの気持ちを未だにつかみきれないくて。マシンを造ったことに後悔はしていない、とは言っていた。ただ、そのことに肯定感を持てないのかなぁと思う。何人も亡くしたし、自分自身はマシンが出す番号を区別し、人の命に優劣をつけていたという高慢さがあったから、かなぁ。
「開発しなきゃよかった」とは思っていない。フィンチは天才だし技術者だから自分が持てる全ての知識でコードを書いて、マシンと呼ばれるようになる人工知能を造り上げたことは誇りに思っている。しかし、マシンを造ったことで自分を含め多くの人生を狂わせてしまったことに対しては罪悪感を持っている、という感じかな…。

情けないんだけど、マシンの内容やその進化、それに伴うフィンチとネイサンの考えやふたりの関係は、シーズン通してとぎれとぎれに描かれるから、私は全体図を把握できてなくて。S5を目前にして未だにこんなんで大丈夫なのかって自分でも驚きの頭の悪さを発揮しております。するな!