B・ウィショーとM・ブラッドショーのクラウドファンディング

実生活でもパートナーであるベン・ウィショーとマーク・ブラッドショーがkickstarterでクラウドファンディングを募ってます。

THE HOLY GHOST ZONE - a short film

が、9/13に開始してその日のうちにもう目標額が達成されている……。これはどうするべき? 目標額を越えても参加したほうがいい? kickstarterでのクラウドファンディングは以前も参加したことがあるので、あとはログインして金を振り込むだけ! とばかりにうきうきしながらサイト開いたらこれですよ。
まだ日にちあるし、しばらく様子見してから決めようと思います。

1£からお金出せるのって敷居が低くていいよね。じゃあ少しだけど協力しようって気持ちになれる。それに自分の好きな俳優が作りたいと思う作品に直接出資できるなんて、素晴らしいことじゃないか~。

日本版Mojo

今日初めて知りました。まさかの日本で日本語版"Mojo"が上演されることを。
なにそれちょっと!見たい。とても見たい、すごく見たい!日本語で見て、自分がロンドンで見たのがどれくらい解釈あってたのか確認したい!!
公演場所は品川、スケジュールは2017年6月23日(金)〜7月14日(金)。最後の2週間ほどなら昼も夜もちょうど都合がつくし、これはもう行くしかない!ってチケット確認しに行ったけれど、すでに全公演売り切れでした……うぅ。

babyが歌を歌いながら登場したりリンゴ飴持って来たりスキニーと喧嘩したりポケットから取り出したキラキラの紙片をふりまいたりするのが見たいなぁ。舞台でのよく通る声で歌うウィショー君を今も決して忘れてないよ。

再演はないのかなぁ。ぜひともお願いしたいです……!


公式サイトにある注意事項には役者さんの入り待ち出待ちは禁止ってあって、そりゃそうだよなと思いつつもロンドンではどの劇場もそんなこと禁止などしていなかったから、つくづく向こうは気さくだなぁと思いました。劇だけじゃなくて公演後にキャストと話をしたりサインをもらえるのも魅力の一部なのかもしれないですね。夫はそういう交流があることで、劇場に通うファンが増えるんじゃない?と言っていて、なるほどそういう側面ももしかしたらあるかもなぁと思いました。



リリーのすべて


thedanishgirl-poster.jpg


The Danish Girl (2015)


無事手術を終えて、リリーはその後の人生を自分らしく生きていったと思っていたので、二度目の手術が事実上失敗に終わって亡くなってしまったのには、ものすごくショックを受けました。だからラスト、生まれ故郷をリリーの幼馴染ハンスと一緒に訪れた妻のゲルダが身に着けていたスカーフが、強風に乗って遠くへと飛んで行ったシーンは、やっと幸せになってすべての事から解き放たれたリリーの精神だったんだな、と思うとこれはとても泣けました。

リリーはアイナー・ヴェイナーという男性として生まれ育ったけれど、私はリリーはアイナーの中にいたもうひとりの人間で、それが女性だったから辛かったのでは、という解釈をしましたが、こればかりは当事者でないと分からないのかなぁとも思いました。アイナーは自分ではない。本当の自分はリリー。それを抑圧してずっと生きてきた。男性としてアイナーはゲルダを伴侶に選びましたが、私、最初の方この夫婦あんまり合ってないのでは?と思いながら見ていたのだけれど、もしかしたらアイナーは自分が女性的だから、強く、少し男性的にも感じられるゲルダを無意識に選んだのかな、とも感じました。そして最後まで見ると、彼女のその強さはアイナーにとって最後は救いだったと思う。リリーは彼女を妻というよりも、よき理解者になってほしかったんだろうし、事実ゲルダはリリーになったアイナーを、最後まで見捨てることなく傍にいてくれたのは、リリーにとって幸せなことだったと思う。

女性性を圧倒的な演技で魅せてくれたエディ・レッドメイン、夫を理解しようと務め、それでも女性としての本心、妻としての希望や描いたであろう将来の夢を諦めないといけなかった妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルのふたりは素晴らしい演技でした。
もうね、エディの演技がすごい。男性が演じる、柔らかな雰囲気の女性。それがこの映画のかなめであり、その美しさや可憐さにただただ圧倒されました。はかなげなのに、演技は力強い。ものすごいものを見てしまった、という感想でした。


fanvid

これ作った人天才かと思う

Becoming Q

追憶と、踊りながら

lilting-poster.jpg


Lilting (2014)


リチャード(ベン・ウィショー)はなんとかして亡くなった恋人カイの母ジュンを助けたい、分かりあいたいという気持ちでいるんだけれど。これは難しいね……カイは母に結局カムアウトしなかったしできなかったし、しようと思っていた日に交通事故で亡くなってしまったのだけれど、母親は息子が一緒に住んでいる友人が「恋人」だと分かっていたと思うの。だからあんなにリチャードを嫌っていたのだろうし、何年過ごしても慣れることのない異国の地で、自分が理解できない言葉を話す、息子と同性の恋人。それを理解するのはとても難しいとも思う。カイは母親のことを心配していたけれど、リチャードのことも大事。愛情の板挟みになっていたのは事実だろうね。
カイと違ってリチャードはカムアウトすることに抵抗はなかったので、そのあたりもカイはリチャードには自分の悩みを理解してもらえない、という悩みもあったのかも。とてもセンシティヴなお話でもありました。
カイ側だけでなく、リチャードの家族や家庭環境も描写してほしかったなと思いました。例えばリチャードの家族は彼のセクシャリティに対して異論はないのかとか、親との関係は良好なのか否か、とかね。

リチャードが雇った通訳のヴァンも、通訳が本業ではないから、リチャードが言ってないことを勝手に推し量ってジュンに伝えてしまったりと、ちょっとやらかしてもいるのだけれど、意外にもリチャードとヴァンの関係は良好で。
私がいちばん好きだったのは、始めの頃のリチャードは自分が言ったことをヴァンに「今のは訳さないで」と頼んでた。自分の気持ちに自信がないというか、カイとの関係をはっきり言ってないことに後ろめたさがあったんだろうと思うのですが、それが後半で、ジュンと口論のような会話になってきて、でもリチャードははっきりと自分の気持ちを伝えて、ヴァンには「今のちゃんと訳して」と、本音が言えるようになったことでした。心境の変化が通訳する/しないで表されるのがとてもよかったの。

ラストはこの先は少しずつリチャードとジュンの関係は良好なものにはなっていくのかなとも思いつつ、言ってしまえば彼ら二人のつながりはカイとリチャードの間に婚姻関係こそ結ばれていないけれど嫁と姑の間柄だもんなぁ。難しいよねぇ。唯一の共通点であるカイは亡くなってしまっているのだし。
同じ人間を愛しているのに、その愛は違う方向から向けられたばかりにリチャードとジュンが憎しみ合うのはひどく奇妙ではある。でも一筋縄ではいかなかったり簡単にことが進まないのが愛でもあるよね。


この映画のベン・ウィショーは、彼の持ち味が120%全開でした!詩的で繊細で見せる涙までもがとにかく何もかも美しくて、線が細い体をくしゃっとしたシャツで包んで立つ姿は私の乏しい語彙では魅力的としか言えないんだけどこう、セクシーさが漂ってですね、それでいて透明感に溢れていて。あぁあなんて言えばいいの!(ちょっと落ち着こう)
久しぶりにウィショーくんの演技を見ることができてすごく幸せでした。もっと彼の映画見ないと……「パディントン」も早く見ないと……!