手紙は憶えている

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Remember (2015)


妻を亡くした認知症の男が過去の復讐に出る旅、と一言で簡単に説明できてしまうだろうけれど、これは重い話だった。ただ、話の緻密さとしてはちょっと穴があるというか、あんまり頭よくない私でも物語の鍵を握るいちばん重要な人物は主人公のゼヴ(クリストファー・プラマー)ではなくてゼヴの友人のマックスだろうな、というのは分かりました。というのは、ゼヴに手紙を渡し、アウシュビッツで家族を殺したナチ党員のルディ・コランダー、元の名をオットー・ヴァリッシュを探して殺せという任務を託すんだけど。ゼヴに対し、オットーの顔が分かるのは君だけだ、とマックスは言うけれど、そのゼヴは認知症がかなり進んでいるからはたしてちゃんと顔を認識できるのかなぁという疑問はあった。
で、その認知症を逆手にとってマックスが書いた手紙をゼヴは疑うことなくその中に書いてあることを順に遂行していくのだけれど。つまりマックスは、ゼヴが自分の過去を忘れてしまうほど認知症が進むのをずっと待っていた、ということになるよね? それってものすごく時間が必要だし、待ってる間にもしかしたら自分が先に死んじゃうかもしれないし、そもそもマックスがゼヴと一緒のケアハウスに入ったのは偶然なんだろうか? ゼヴとオットーが再会したら相討ちで死んだのも偶然の産物だと思うので、マックスのパートというか仕掛けた罠はちょっと説得力に欠けるかなぁと思いました。

嘘の名前で偽の人生を送ってきたってオットーは告白したけれど、ゼヴもそれに当てはまるはずで。彼も罪の意識にさいなまされた人生だったと思うし、だからこそ妻のルースを必死で愛したんだと思う。自分もまた愛されたいと思っていたのではないかな。存在意義を愛で確かめたかったというか。彼女が死んで、ゼヴはすがるものがなくなったという印象を受けました。そんな風にゼヴの過去や心の内をあれこれ考えたくなるのは、演じるクリストファー・プラマーがとてもよかったからでしょうね。それほどに彼の演技はとても素晴らしかった。

ドリーム

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Hidden Figures (2016)


人種差別と闘ったのはマーティン・ルーサー・キングJr.やマルコムX、ローザ・パークスだけでないことを教えてくれるお話でした。
アル(ケヴィン・コスナー)に「無知」を、ヴィヴィアン(キルスティン・ダンスト)に「差別」を投影させてキャサリンたち黒人女性が置かれた立場を浮かび上がらせるストーリーはとてもうまいなと思いました。
アルは男性、しかも白人ばかりの職場(唯一の女性であるアルの秘書も白人)に新しく入ってきた黒人女性のキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)がなぜしょっちゅう席を外すのか、その理由を知らないし知ろうともしない。
キャサリンは雨の中でも往復2km近い距離を必死に走って離れた棟にある"Colored"専用のトイレまで行かなければならない。でもそのことを知らないアルに、全員が男性ばかりの職場で大声で叱責されたキャサリンが髪の先からしずくをぽたぽたと垂らしながらその理由を言わなければいけないシーンはとてもとても心が痛みました。
それでもアルが彼女の訴えを聞く耳をちゃんと持った人間だったのは非常に救われたし、自分たちが働く棟のトイレに掲げられている白人女性専用と書かれた札をハンマーでたたいて取り外すという実力行使で差別を取り払うシーンは胸のすく思いでした。
そしてヴィヴィアンはといえば、彼女もまた白人は黒人より上の立場であることを当然と思っていて、それゆえドロシー(オクタヴィア・スペンサー)を並外れた能力があるにもかかわらず、彼女を小間使いかなにかのように扱うのは本当にびっくりというか、肌の色が違うという理由だけで、人はここまで高慢な態度を取れるのかと衝撃でした。
彼女たちは人類が宇宙に行くという壮大な計画に多大な貢献をしたにも関わらず、今までスポットを浴びることがなかった人たちだったからこそこの映画の題名は"Hidden Figures"なので、邦題の「ドリーム」はやっぱり違うと思うのです。でもじゃあどういう邦題が良かったのか? と問われると言葉に詰まってしまうので、代替案が出せないなら文句は言っちゃいけないよね。

実はわたしは話のメインであるキャサリンたちの貢献や活躍についてはそんなに心動かされることはなかったので、期待はずれというか、ちょっと残念だったのですが、それは多分先に「ライト・スタッフ」を見ていたからだと思う。この映画の事前予習におすすめと聞いて見ましたが、これほんと見ておいてよかったです! なんかね、「ライト・スタッフ」とこの映画は表裏一体になってるから続けて見るとすごく面白いし、先に「ドリーム」を、あとで「ライト・スタッフ」を見たらまた違う印象や感想になるんじゃないかなとも感じました。

それにしてもタラジ・P・ヘンソン、本当にうまい。ハイヒールでちょこちょこと走る姿がものすごいチャーミングかと思えば、チョークを手に数式を書き連ねて最後に正しい数値を出すシーンなんてもうぞくぞくするほど素晴らしかった。

ダンケルク

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Dunkirk (2017)


観た後しばらくは言葉にならなかった。どう表現したらいいのか分からなくて、どんなに言葉を尽くしてもうまく言い表せないようにも思いました。まったく新しいタイプの映画、という印象。ドキュメンタリーにもとれるし、その作風が話と恐ろしいほどに調和していて、最初から最後まで、自分もあの海岸沿いに放り込まれたような恐怖の体験をしました。
そして複雑な構成をしているのに最後に全部がまとまる展開にはもう感服しかない。ダンケルクの海岸沿いが1週間の物語。兵士たちの救出に志願した観光船の父と子と少年の物語が1日、ドイツ機を撃墜するために出陣したパイロットの話が1時間。これが複雑に組み合わされて同じ時を描き出すのにちゃんとストーリーが分かるし、最後は3つの時間軸が同時に終結するのってすごくないですか!? 目の前でものすごくきれいなマジックを見せられたようだった。
もちろんその時間軸の違いのない、ごく普通に時系列で話が進行する映画だとしても絶対面白かっただろうけれど、それぞれ違う時間の描き方を持ってきて組み合わせたのがトリッキー、かつすっと理解できて、このあたりノーラン節炸裂だなと思った。彼は時間や空間をいじるの好きですよね。映画を立体的に見せようとすることに対して限りない熱意を感じる。

そもそもこの映画、敵であるドイツ軍を徹底的に描いて「いない」ことで、戦争映画と呼ぶにはちょっと違うかな、と思う作品になってるし、ダンケルクに残された兵士をどう救うか、本国イギリスの政治家たちが国会で喧々諤々と議論するシーンもなければ、チャーチルの演説は帰還した兵士が新聞記事で読むという描き方だし、つまりこれは国どうしが敵対する戦争を描いたのではなく、ダンケルクという場所における、陸、海、空の三方向から戦場での恐怖を描いた作品なんだなと。視点を変えれば今までとまったく違う話を作ることができるのって、まさに映画の醍醐味。
戦争映画は個人的には苦手なのであまり多くは見ていないけれど、戦地での悲惨さ、むごたらしさに焦点を当てるとリアリティ重視の「プライベート・ライアン」(1998)になるし、兵士たちの心情に深く迫った結果、詩的な表現へと大きく傾くと「シン・レッド・ライン」(1998)になるのかなぁと思いました。なので「ダンケルク」はその中間を行く、ある意味見やすくとっつきやすい戦争映画なのかなとも感じました。

ダンケルクにおいては「撤退すること」が勇気ある行動だったんですね。どう見ても負け戦だけれど、兵士という人間がいちばん大切と考え、彼らを国に戻すことを第一にしたのはすごいと思う。だって日本は逃げたり敵に捕まることは恥、それくらいならいさぎよく散るのをよしとしたのに、全然違うじゃん……ダンケルクから無事帰還した兵士たちは、みな必ず温かい紅茶とジャムを塗ったパンで迎えられたことがそれをよく表しているとおもう。だけどそんな彼らも態勢を立て直したら再び戦場に送られただろうから、ほんと戦争における人の命の価値ってなんだろうと考え込んでしまう。


キャスト。海の3人はフィン・ホワイトヘッド、アナイリン・バーナード、ハリー・スタイルズ、みなフレッシュな新人ということで無名ですが(スタイルズは1Dで有名ですが俳優としては今回が初出演なので)、俳優のことをあまり詳しく知りすぎるとバイアスかけて見ちゃう私のような人間は、かえって先入観なしで見ることができて良かったです。何度も何度もダンケルクから脱出しようとするのにそのたびに追い返されたり船が撃墜されたりで、結局もとの浜辺に戻ってきてしまうのは、辛さを通り越してもう虚しさしか感じられなかった。それでも過酷な環境の中、あきらめずに生きる意志を持ち続けるのって並たいていの事ではない。
彼ら3人と同じく、船での救助を待つ兵士たちは皆、浜辺に一列に並んでただ待つことしかできない。そこをドイツ軍のメッサーシュミットが飛んできては狙い撃ちのように爆撃していくのに、ただ地面に伏せてやり過ごすことしかできないなんて、もうほんとうに、空しさでいっぱいの光景にしか見えなかった。

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そしてこの映画のもうひとつ不思議な部分は、台詞も極端に少なければ、個人の名前がほとんど出てこなかったこと。遊覧船に救われた兵士(キリアン・マーフィ―)もそうだけど、桟橋から状況を逐一分析するふたりの軍人も「(陸軍)大佐」(colonel。ジェームズ・ダーシー、さいっこうにかっこよかった!)、「(海軍)中佐」(commander。となりに並ぶダーシーとの体格差が対照的で、かつ激シブだったケネス・ブラナー!)と肩書しか出てこなかったし(うろ覚えだけど役職名でしか呼ばれてなかったはず……)。台詞が少ないぶん、このふたりの会話の「なにが見えますか?」「故郷(home)だ」が非常に印象に残りました。

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あえて名前を与えないでおくことで、観客に特定の人物に感情移入させないで全ての登場人物を見渡してほしいという狙いがあったのかもしれないし、名もなき人たちがそれぞれあの場でできることをしたんだよ、と言いたかったのかなぁとも。
なので空軍のふたりは、最初こそ無線ごしにコードネームを呼び合っていたけれど、パイロットのファリア(トム・ハーディ)とコリンズ(ジャック・ロウデン)はいちばん名前が何度も出てきた人物だと思う。

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名前が連呼されただけあって、ラストはファリアが魅せてくれました。燃料切れでプロペラが回らなくなった彼の乗るスピットファイアが、音もなくすーっとダンケルクの海岸沿いを飛ぶところから、着地してファリアが操縦桿を壊して飛行機ごと燃やしてしまい、ファリア本人もドイツ軍に捕まるまでの一連の流れは、ファンタジーのようであまりにも美しかった。さっきまでわたしたちはずっと、海に落ちずぶぬれになり、船内から出られずに死んでいく者たちを目にし、場所によっては重油まみれの兵士が焼かれていく姿さえ見てきた。そんなイギリス人兵士が大勢乗った船をメッサーシュミットがこれでもかと爆撃するのを大音響でをいやと言うほど見てきた。
なのにあのラストは、うるさいほどの飛行音や爆撃音はすべて消え失せ、着地するまで静寂の中ダンケルクの上空を進み、海岸に不時着したあと燃やされる飛行機と、それを見つめるファリアの姿にただただ美しさしか見いだせない、あまりにも対照的なシーンで、ここはものすごくエモーショナルなシーンで私は涙が出ました。少々美しすぎるかなぁとも思いましたが、あれは監督のトムハに対する思い入れがあそこに全部つぎ込まれていたかな、とも。
ノーランはほんとにトム・ハーディが大好きだよね。「ダークナイト・ライジング」でも彼をヴィランにして、しかもマスクで目以外を覆わせたけれど、今回のスピットファイアのパイロット役もやっぱり目以外は覆われていて、監督どんだけトムハとトムハの目が好きなの! そういや「マッド・マックス」でも同じく口元を覆われてたことを思いだしたのでした。なんだよみんなトムハの目が性癖なのかよ。

夜の汽車乗り場で毛布を配る盲目の老人役でジョン・ノーランが出てました。

あと特筆すべきは「音」かな。大音響の爆撃音、飛行音だけでなく、背景の音楽に混ぜ込まれた時間をカウントするようなチクタク音がずーっと流れてて、こちらの神経を思いっきりすり減らしてくれました。助けは来るの? 間に合うの? 大丈夫なの?って見る者の不安と恐怖をおおいにあおってくれて、あれはほんとに怖かった……。


クリストファー・ノーランの作品は今までは「メメント」がいちばん好きだったけど、これが一番に取って代わられたかもしれません。個々の映画をもっと深く理解するにはもう一度劇場で観たいし、もう少し時間も置きたいなとも思いましたが、まずはファーストインプレッションの感想をあげました。
本当に素晴らしい映画だった。もしかしたら今年のNo.1かもしれない。


T2 トレインスポッティング

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T2 Trainspotting (2017)

"T2"という文字を見ると即「ターミネーター2」を思い出す世代でもあるのですが!これは邦題のみに付いてるのかと思ったらちゃんと原題についてました。
私のこの映画への評価は実はそんなに高くなくて、100点中なら75点かなぁ。そのうち25点は前作へのノスタルジーを含むって感じだし。前半はレントンとサイモン(シック・ボーイ)と彼がヴェロニカと一緒にやってる仕事の話がけっこう長く続いて、後半レントン、シック・ボーイ、スパッド、ベグビーの4人全員が再会したあたりから面白くなってそのまま一気にラストへと突っ走っていったのでそのあたりは面白かったしドキドキもしました。でもね、欲を言うならラストはまたUnderworldの"Born Slippy Nuxx"を流してほしかったんだよねー!あの疾走感と未来の見えなさとそれでも少しの希望と若さならではの向こう見ずな態度とスピード感。前作のあの震えるほどに最高なラストシーン、とここまで書いて今やっとわかった。彼らはもうあの時とは同じではなく、40代という年齢になったんだな、と。ベグビーはもうおじいちゃんな年齢だしね。でも、今作でエディンバラの街を歩くスパッドの前を20年前の丸坊主でやせっぽちのレントンが走り抜ける幻のようなシーンにこの曲のイントロがほんの少し流れた時、私は不覚にも泣いてしまった。もう一度大きなスクリーンで彼ら4人と共にまたあの曲を聞きたかったな、とちょっと未練がましく思う。もしほんとに流れたら間違いなく号泣しちゃっただろうけれど。

前作の不況で町全体が沈んで薄暗くてどうしようもない閉塞感が描かれた時とは違って、レントンが降り立ったエジンバラの空港が明るくてきれいなのに驚いてしまった。そりゃそうですよね、20年も経ってるんですもん。でもブレグジットでEU脱退後のスコットランドは今後どうなるのかなとも。独立するのかもしれないしまた不況になるのかなとか、色々考えます。そしてうまくいくかに見えたレントンでさえも、結局は過去から逃げ出せなかったんだ。前作は向き合う相手は「今」だったけど今作は「過去」だよね。でもラストシーンを見ると彼らは一歩進めたと思うよ!
それにしてもレントンはともかく他の3人はあんなに薬を乱用しまくってよく今まで死なずにいたなぁとそっちに感心してしまった。おまけにレントンだけじゃなくベグビーもスパッドも結婚してさらにふたりは子供までいるなんて、おいおいまじかよって思ったけど。

スパッドが書いた物語。ラスト、それを読んだ妻が「タイトルが浮かんだわ」と言うのだけど、そのタイトルが"Trainspotting"なんじゃないかなと思う。彼ら4人に起こった出来事を20年後にスパッドが書き起こした視点で客観的に浮かび上がらせてこの映画はとうとう完結したのかな、と。きっちり〆てくれたなとも思いました。
いやいやしかし場面をさらっていったのは意外にもスパッドだったね!彼のきったない文字で書かれた小説や他人のサインを一目見れば同じように書ける才能を活かしてお金を送金とか。「手書き」っていうのもアナログな私の心をくすぐってくれました。レントンを殺そうとしたベグビーを便器でぶん殴って助けたのもスパッドだったし、まさかの大活躍ですよ。
そしてシック・ボーイってサイモンっていう本名だったんだね!?前作で出てきたっけ?もしかしたら21年ぶりに知ったのかも。演じるジョニー・リー・ミラーはこの映画の役柄が印象強いので、ドラマ「エレメンタリー」もS1見ましたが、やっぱり彼はシャーロックじゃなくて私の中では永遠にシック・ボーイ。


ところで今の10代後半~20代の若い世代の人たちが1作目と2作目を見たらどんな感想になるのかなぁ。意味わかんない、とか言われちゃうかしら。なにせ今じゃクスリの摂取はスプーンに盛った粉状のものをライターで炙って液状にしてから注射器(もちろん針は仲間で使いまわしがお約束)で吸い上げて、腕をベルトで縛り上げて肘の内側をバシバシ叩いて浮き出た静脈にぶっすり刺すんじゃなくて、カラフルな錠剤を経口摂取だもんなぁ。ヤバいクスリもずいぶんとお洒落になったもんだ、と思うほどに私が歳をとったんですね。

映画館でいただいたポストカード。前作のも買って揃えたくなりました。




トゥルー・カラーズ

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True Colors (1991)


週末もジェームズ・スペイダー。
これ、「僕の美しい人だから」より後の作品なんですね。えぇー!ということはスーザン・サランドンと共演した時、彼、何歳だったんだ!?と驚愕ですが、今はそっちの話ではないのでやめときますね。

んんー、これ、スペイダーとジョン・キューザックの役柄が逆だったら良かったのでは?などと思いました。出会いは最悪(学園ものによくある!)、でもその後は意気投合したリッチなルームメイトのティム(スペイダー)に自分の貧しい出自を隠して野心家で親友の恋人と結婚して政治家目指して当選したピーター(キューザック)。しかし友人が囮になった捜査で不正を暴かれ逮捕、失墜、っていう流れなんですが、ジョン・キューザックが若き政治家、というのがどうも似合わなくて(すまん)。スペイダーが演じたらもっと闇っぽくなっていいんじゃない?で、キューザックは育ちがよくていつも周りが華やかで性格とかもあんまりけがれてなくて、あくまで友人を思うあまり不正を暴くのに手を貸した、みたいな状況に陥るのです。どうかなぁ。


あのねジェームズ・スペイダーってちょっとアンドリュー・マッカーシーに似てる。雰囲気が。80年代当時はブラットパックの一員にも数えられてたけれど彼はちょっと違うような気がする。もうちょっとミニシアター寄りと言うか、マニアックな感じ。なのでクローネンバーグの「クラッシュ」はすごいぴったりだった。
フィルモグラフィ見ると、スペイダーはここ最近はずっとTVドラマに出てるんですね。


監督はハーバート・ロス。ロスといえばやっぱり「フットルース」。「摩天楼はバラ色に」も面白かったですし、この映画でもスペイダーとキューザックの大学生活のシーンが光り輝いてて、あーこういうの撮るのほんとうまいなって。