こういうアル・パチーノは好きかも (カリートの道)

Carlito's Way (1993)

出所後、まっとうな道を生きよう生きようとしているのに、悪い連中と悪い話がセットで向こうからカリート目指してやってくる、という、しょせん裏社会で生きてきたヤツはその道でしか生きられないのさ、の見本のよーな映画でした。

でもね、この映画のアル・パチーノは、誠実さや一生懸命な感じが伝わってきて、なんだか好きなんです。好きな女の前ではどうも自分を出し切れないいじらしさや切なさが、ラストの悲劇で涙を誘うのですよ。相手を務めるペネロープ・アン・ミラーにどうも魅力が感じられなくてそこがイマイチでしたが…。


1975年の設定なので、当時のディスコヒットソングがたくさん流れてノスタルジックな感じ。


しかし劇中ではプエルトリコ系となってましたが、いや、どー見てもイタリア系でしょ、パチーノは…。

一緒に見た夫は、「デ・パルマは階段での銃撃シーンが好きなんだね」。つまり、「アンタッチャブル」を引き合いに出して述べたみたいですが、私は気づかなかったので感心しました。いつの間にこんなに映画に詳しくなったのかしら、とちょっとびっくり。


そうそう、この映画ヴィゴが出てました(すっかり忘れてましたが)。昔は色男でカリートの良き仲間だったラリーン。ところが銃撃戦で撃たれて今は下半身不随の脊損車いすですよ。
おまけにカリートを売る為に盗聴マイクまで仕込んでたのがバレて、頭をはたかれるラリーン。そんな情けない姿をさらしたまま生きていかなければいかない自分を卑下している感じがよく出てましたね。ほんとカメレオンですよね、ヴィゴは。

最後に、息を呑む (暗い日曜日)

Gloomy Sunday - Ein Lied von Liebe und Tod (1999)

伝説の死の曲をモチーフに、一流サスペンスに仕上がっていた映画で、終わった後快哉を叫びました。それくらい見事なオチで、すっばらしかったです。

あるピアニストから生まれた曲が、人々を死の虜にする話なのかと思いましたが、そうじゃない。愛や嫉妬が、ナチスヒトラーの時代へ入っていくのと同時進行していく、その先の見えなさが緊張感を生み、最後の最後は、数十年の時を経て果たした復讐だった、という流れが文句なしでした。
アンドラーシュが持っていた心臓麻痺の薬は、ラズロが預かり、最後に使ったのはイロナ。そして、使った目的はハンスの殺害。それは、本人はもうきっと忘れてしまっているであろう、ラズロをアウシュビッツに送ったこと、レストランで無理矢理アンドラーシュに「暗い日曜日」を演奏させたこと、その恨みを果たしたイロナは、厨房で「暗い日曜日」の鼻歌を歌いながら使い終わった食器を洗い、息子と祝杯を挙げる…そのシーンに戦慄です。
こんなにあっと驚く映画は久しぶりでした。

アンドラーシュ役は、「カストラート」のステファノ・ディオジニだったんですねぇ!

イロナ役のエリカ・マロジャーン、とっても色っぽくてきれい〜。




ちなみにネットで「暗い日曜日」と検索すると、合わせて「逆回転」というキーワードが出てくるのですが、これってどういうことなんでしょう?

大好きなふたりです (the Lakehouse)


キアヌ&サンドラの「スピード」での組み合わせが大好きで大好きで、いつかまた競演してくれないかな、って思ってました。約12年ぶりに願いが叶いましたよ!(嬉)

元の韓国版も何年か前に見たけれど、どうも話がよく分からなかったんです。なのでもうこれは初めて観るつもりで鑑賞予定。いいの、例えつまらなかったとしてもこのふたりを同じスクリーンで見ることができるのだから…。
そう言いながら予告でもう涙してますよ。
公開を楽しみにしています。

アメリカ版のポスターを見たら、公開日は私の誕生日じゃないすか!なんだか嬉しいわー。