2006年は

大晦日です。休みは30、31日の2日しかありませんでしたが頑張って掃除をし、買出しして、おせちは買って済ませたけれど、なんとか新年の準備が出来ました。

しかしまぁ、今年は色々と実の生らないことが多い1年でした…(悲)。
来年は必ず病院卒業できますよーに!


恒例の年末映画ベスト選出。どれが1位、ではなく、今年観た映画で良いと思ったもの。2006年は小粒ながらも質の良い作品が揃って嬉しいわ。


作品
真夜中のピアニスト



雰囲気がある映画とはこういうのを言うのでは。とにかくお気に入り。

007/カジノ・ロワイヤル



007の新しい幕開けに拍手。

ユナイテッド93



観ていて辛くなる、ドキュメンタリーのような映画でしたがそれでも私はこれを他の人に薦めたい。

暗い日曜日



最後のどんでん返しに…!

ヒストリー・オブ・バイオレンス



約90分という中に密度の濃い、色んなものがしっかりと描かれていた作品。キャストが秀逸。

ウィンブルドン



イギリス映画のいいところが詰まってる!

ソードフィッシュ



ただただもうヒュー・ジャックマンを愛でる映画。


男優
ヒュー・ジャックマン
言うことなしのかっこ良さ。何で今までノーチェックだったのかっ。
ロマン・デュリス
「真夜中のピアニスト」があまりにも素晴らしくて、感動すら覚えました。
ダニエル・クレイグ
新ボンドにこれだけマッチした彼を選んだ人はすごいよ!

女優
キルスティン・ダンスト
彼女の作品は前々から観ていましたが、最近ぐっと素敵さが増して、お気に入りの女優さんです。

監督
クリント・イーストウッド
職人芸の域に達している彼の作品を、今年は4本も観ることができ幸せです。



来年もまた素晴らしい映画に出会えますように。

ブログに遊びに来てくれた方々ありがとうございました。皆さんにも素敵な映画との出会いがありますように…。

爪男 (X-MEN & X-MEN2)


X-Men (2000)
X2   (2003)

どうも私はアメコミの映画化とは相性が悪いみたいで、このシリーズもストーリーとしてはあまり面白くなかったなぁ…。

でもキャストはなかなか魅力で、私としては「ピアノ・レッスン」以来本当に久しぶりにアンナ・パキンにお目にかかったし、ジーン役のファムケ・ヤンセンは当たり役なのでは。

真っ白な髪のハル・ベリーは、「ソードフィッシュ」を観た後では残念ながら魅力があまり感じられず。

で、この映画、ミュータントという特殊な能力を持った人たちがたくさん出てくるのですが、気象を自由に操れるストーム、ものを自在に操れるジーン、人の心が読めるプロフェッサー、相手から生命力を奪えるローグ、2では炎を操れるパイロ、物質を凍らせることが出来るアイスマン、と、そりゃもうバラエティ豊かな内容なんですが、実は爪が出る(だけの)ウルヴァリンはいちばん使えないヤツなんでは…(汗)とか思ってる私は刺されますかね…(あっでも治癒能力もあったか)。



お役に立てずすいません


ガン爺、もといサー・イアン・マッケランは渋かっこ良かった!1の帽子にスーツ姿もいいし、2でパイロ(だったかな?)に「超かっこ悪いヘルメットだな」と言われても(実際私もそう思うのだが(笑))、余裕な表情のマグニートー。悪役も素敵なのね。


ヒュー、次回は「恋する遺伝子」に期待!

ヒュー・ジャックマン祭りだ (ニューヨークの恋人)

Kate & Leopold (2001)

ロマンチックな映画が好きな友達に薦められてて早3年。見たいな見たいなと思っていたら、なんと職場仲間の妹さん、高校生にしてヒュー・ジャックマンのファンという方からDVDを貸してもらっちゃいました♪ しかもX-MENも一緒にです。てことで、今週末は急遽ヒュー・ジャックマン祭り開催!!


現代のN.Y.に1800年代後半からタイムスリップしてきちゃった公爵レオポルドが、現代で起こす数々の言動が笑いを誘うけれど、彼は紳士ですから、その物腰や誠実さが、現代の私たちが失ったものとして描かれてたように思う。手紙を書いたり、とか、レディは大切に扱う、とか。そういうクラシックな雰囲気は好きでした。


ストーリーはあまり乗り切れないままでしたが(オット曰く「現代のおとぎ話なんだよこれは。そういう風に見ればいい映画なんじゃない?」。なるほどね)、主役以外のキャストもまた良かったのです。メグ・ライアン演じるケイトの元彼役のリーヴ・シュライバー(この人はなんと「僕の大事なコレクション」の監督だ)、ケイトの弟チャーリー(ブレッキン・メイヤー)が、主役2人にないパートをうまく担っていて、それでいていいシーンもあり、バランスいいなぁ、と感じました。

私は一人っ子なので、この映画のような姉弟の感じってなんか憧れちゃう。


ヒューは貴族衣装が似合ってたし、馬!しかも白馬に乗って登場シーンは、めっちゃ王子様でした。
おっさん好きの私には彼はかなり好みですが、今ん所No.1は「ソードフィッシュ」かな。

レイヤー・ケーキ


Layer Cake (2004)

この映画を気に入った度合いは、私より夫が上でした(笑)。この映画を彼が評価すると

「点数にしたら(100点満点で)90点」

えー!そんなに高得点なんですか!! めったに褒めないのに。どうしちゃったんだろう…(汗)。


出てくる人物の複雑な関係はよく分かってなかったくせに、ストーリーに引き込まれたのと、全体的に淡々としていながらも面白みがあり、映像もスタイリッシュで良かった、だそうです。主人公が魅力的だった、とも。最後は「カリートの道」のオチと似てたけどねー、とのことでした。

この主人公が今度の新しいボンドなんだよ、と教えると、

「へー、こいつなの?いいじゃん、かっこいいし。俺はいいと思うよ」

だそうです。かなりこの俳優=ダニエル・クレイグを気に入ったらしい。

まっさらな状態で見た人の感想を聞くのは新鮮で驚きで、うらやましくもありますね。


私は題名がずっと謎で、レイヤー・ケーキってどんなケーキなんだろ?と真剣に悩んでたバカですが、そうですか、断層社会のことでございましたか。

名前が特にない主人公、てのが面白かったし、最後に痴情の縺れで殺されちゃったのもあっけなかったし、結局麻薬は作り続けられ、売人たちの争いは終わることなく、上層部の人間は利益をちゃーんと得つづける、と、悪事は繰り返されるんだよ、的な皮肉な終わり方が好きです。

ダニエルは雰囲気がとってもこの映画にフィットしてて、見てて心地よかったですし、彼の他の映画をもっと見たいなぁ、と素直に思いました。


この映画の嬉しいサプライズは、シエナ・ミラーを初めて見たこと!めちゃめちゃ魅力的ですねぇ。

硫黄島からの手紙

Letters from Iwo Jima (2006)

「星条旗」では不気味に見えた硫黄島は、この映画ではひどく寂しくもの悲しい島に見えたのはちょっと不思議でした。

本土から1,200kmも離れた小さな島に、大勢の犠牲者が眠っているにも関わらず、一般の人は立ち入ることが出来ない場所であり、遺族も足を運んで冥福を祈るのが難しい島。

きっとここへ運ばれた兵士達は、帰りたかっただろう。こんなところで死にたくはなかっただろう。それともお国のため、天皇陛下のため、その任務を全うしようと潔く散っていったのだろうか。

いかに今が平和な世の中で、その平和の大切さ、貴重さが現代の私たちはあまりにも知らなさすぎなのだろうと、戦争映画を見る度に思います。平和は努力しなければ手には入らないことをもっと身にしみて感じるべきなんだと、今の平和の上にあぐらをかいて、何もしていないんじゃないか、と思う。


映画は題名が示すとおり、手紙を通して各々の心情を綴っているので、時系列で詳しく細かく戦争の様子を描いているわけではありません。しかし、西郷が妻に当てて書く手紙、栗林が息子に当てて書く絵手紙、どれも文面は悲しくも、相手を思いやる気持ちでいっぱいの内容でした。手紙、最近書かなくなったよなぁ…。


最後、発掘された手紙がばらばらと落ちていくシーンがものすごく強烈で、戦場に散った兵士の想いがあの瞬間、ばーっと溢れ出てきたように思えて、忘れられないエンディングでした。

キャストはやはり渡辺謙と二宮和也のすごさを挙げたい。謙さんは、栗林がまだ生まれて間もない息子に宛てて書いた手紙のナレーションがとても柔らかな話し方で、栗林も、謙さん自身もいいお父さんなんだろうなぁ、と想像しました。
そして二宮。あちこちで絶賛されている声は聞いてはいましたが、こんな素晴らしい俳優が日本にいるのか!と嬉しかった。


ここから先は、この映画に関係のある本の話。
去年私の勤める書店でやたらめったら売れて印象に残った本のひとつに「散るぞ悲しき」というのがあります。
私は全然知らないままでいて、そして今回この映画を観てたら、この本の書名は、栗林の最後の手紙に出てきた一節だったことが分かり、「あっこのことだったのか!」と驚きました。思うに、私の職場のお客さんは、かなり年配の方が多いので、戦争を経験された方も多く、この本がよく売れたのではないかと。


ちなみに 「「玉砕総指揮官」の絵手紙」もお店では引き合いがかなりありますが、こちらも中身は栗林の人柄がよく分かり、ユーモアに溢れた手紙もあり、とてもいい本なのではないかと思います。