愛しのローズマリー

Shallow Hal (2001)

コメディの体裁をしているけれど、普段人はいかに外見で相手を判断しているか、というシニカルなテーマをうまく描いてて感心、でした。監督は「メリーに首ったけ」のボビー&ピーター・ファレリー。

お父さんの遺言がなくてもこいつは美女のお尻ばっかり追い回してるんじゃないかと思うジャック・ブラック、見てて飽きないよなぁ。いっつも面白いことばっかりしてて、友達だったら楽しいかも。でも疲れてる時や不機嫌な時にそういうことやられたら、気の短い私はめちゃむかつな、きっと(笑)。

グイネス・パルトロウがとにかくキュートで!今まで見た中で一番素敵な彼女だったかも。


最後は不覚にも涙しました。こういう愛しい映画はもっとたくさん観たいですね。


ダイヤ以上にレオの魅力が光る (ブラッド・ダイヤモンド)

Blood Diamond (2006)

エンターテイメント性が高いけれど、メッセージも強く発信していて、私は映画として楽しみ、事実としてアフリカの現状を知りました。

アフリカから出て行きたい元傭兵のアーチャー、強制労働でダイヤ採掘場に連れて行かれるも、偶然にも巨大なダイヤを手に入れて、それと引き換えに家族を取り戻そうとするソロ、密売ダイヤの真実を世界に知らしめようとするジャーナリスト、マディ。3人とも不正取引されているダイヤモンドを利用してはいるけれど、今の状況下で、そのダイヤは必要な存在。だから、どんな理由であれ、ダイヤが私利私欲の対象になった時点で、そのダイヤは汚れたものであり、正しい取引にはならない。その辺りが皮肉な話ではないかな。

…うーん、自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきました(汗)。


この3人のアンサンブルがバランスよくて、安心してみていられるってのが大きかったです。アーチャーがおそらく最初で最後に心を許した相手がマディで良かった。


ディカプリオはこれでオスカー獲っても良かったですね。残念。
撃たれてもう身動きが出来なくなった状態で、青い空を飛び去るセスナ機を見送ったアーチャー。本当は自分が乗るはずのセスナ。あともう一歩で、ダイヤと一緒に自分もとうとうアフリカから脱出できるはずだったのに。それを思うとあのシーンはとっても切ない。

家族に憧れを抱かず、自身も家族を持とうとも思わないアーチャーが、爆撃の下、ソロの息子ディアを助けたシーンもまた好きです。


夫は「もう一度見に行ってもいいなぁ」と感激してましたが、私は、幼い子どもが大きな銃を持って人を殺さざるを得ないシーンが辛くて、もう一度は無理かな。

懐メロ (Soundrtack)

地元の図書館では無料でDVDやCDが借りられる(図書館だから無料なのは当たり前か)のをいいことに、結構色々助かってます。
さて今週は、なぜかフィル・コリンズを急に聞きたくて、

Serious Hits...Live!

と、映画音楽のコーナーで見つけて久々に聴きたくなった

St. Elmo's Fire

を借りました。

いやー、どっちも懐かしいですね!特に「セント・エルモス・ファイヤー」は、もうみんな若い若い。デミ・ムーアなんて、この頃と今じゃぜんっぜん違うんだよねー。

映画も見たくなって来たわ。

耳に残るは君の歌声

The Man Who Cried (2000)

キャストがおいしい映画でした〜。

ケイト・ブランシェットのロシア訛りの英語と、元の口の大きさを1.5倍くらいに塗ってる真っ赤な口紅姿も魅力的なのですが、やっぱりこの映画の見所はジョニー・デップかな〜。
おっさんで風貌もそんなにかまってない感じは私の好みなハズなんだけど、なぜか彼には心惹かれないんだよねぇ…。しかし!ジプシーで無口でちょっと怪しげな英語を話す彼は、もうフェロモンだだ漏れで参りました。

そういやクリスティーナ・リッチとの共演は「スリーピー・ホロウ」に続き2度目なんですね。

お話も、最後は探していた父に、病床についているとはいえ再会できたので、ほっとしました。最近ね、あまり辛いラストになる映画がちょっと重くて、こういうのには救われる思いです。


劇中流れる曲の中に、「暗い日曜日」(Gloomy Sunday)がありまして、去年映画「暗い日曜日」を見た私としては、なんとなく嬉しい気持ち。この頃のヒット曲だったんですね。

交錯する思い (トランスアメリカ)

Transamerica (2005)

(元)父親とその息子、お互いの気持ちが通じ合うかと思いきや離れてしまう、ほんとに複雑で、そして切ないストーリー。

もし、ブリーが性同一障害ではなかったら、もしトビーが義父から性的虐待を受けていなかったら、と、「もし」を何度も考えてしまう、そんな気持ちでいっぱいでした。

性転換の手術が無事終わったのに、「心が痛むのよ」と泣き出すブリーにこちらも涙、涙。そう、手術の跡が痛いんじゃなくて、心が痛い。切ないブリー。

キャストが秀逸でした。

フェリシティ・ハフマンは残念ながら今までの作品は見たことがないですが、淡々とした話し方、ちょっと「ん!?」と思わせる性的な雰囲気(服の色の好みとか髪型ね)、すごいなーと感心。

ケヴィン・ゼガーズは、あのくらいの年齢の子が持つ以上の雰囲気を十二分に出していて、彼の力にちょっと感動すら覚えました。
口では生意気言っても、まだティーンエイジャーの男の子。危うい感じが、小さい頃気に入っていたサルのぬいぐるみを持つ姿によく表されてて、かなりドキドキしちゃいまいました。
そんな彼だから、ブリーに「結婚しよう」と言う彼に、そのあまりにも純粋な気持ちと、ブリーがまだ本当のことを話していない事実に気付き、悲しい気持ちになってしまうんですね。

最後は決してハッピーエンドではないけれど、それでもL.A.でブリーとトビーはまた再会したし、性が変わっても、きっと親子の縁は切れないでいる、と思いたい。