世界の果てへ…! (パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド)

Pirates of the Caribbean: At World's End (2007)

2作目の初日の人の入りもすごかったですが、昨日の夜の映画館は満席でした。ここのシネコン、しかも一番大きいスクリーンで満席になっているの初めて見た(驚)。

さて、さてさて。ようやく3作目、かつ完結、のPoCですが。ですが。

…イマイチだったよ。


なぜイマイチだったのか?

・話がややこしすぎる
→船の所有者(船長)が何度も代わることをあんなにややこしく描く必要があるのか?そもそも、何度も代わらなければいけない理由はあるのん?

・ジャックの「飄々とした動きといい加減な言葉、でも決めるところは決める」シーンが少なすぎ
→映画は始まってからジャックが登場するまでかなり時間があったし。それとも今回は全体にシリアスなのだから、1みたいな船長を期待しちゃダメなのかしら

・登場人物、多すぎ
→キース・リチャーズも出てて、いやホントにね!彼すっごくかっこよかったんだけど。こう、ひとりひとりに焦点をうまく当てられなくて、全員もったいない使い方してるな、と

・ジャック、一度に一人でいいです
→あのキワモノさは、たくさんだともうおなかいっぱいだよー

・チョウさん、退場早すぎ
→舞台がアジアってことで、期待のチョウさんでしたのに。しかもなんかやっつけな退場の仕方。チョウさん…

・カリプソを放ったら大女だった…(死)
→ティア・ダルマ=カリプソの変身(?)はどうよ! いちばんしょうもないエピソードだと思いました

ラストも、ちっちゃなボートで旅に出る船長ジャックがなんだかなぁ。しかも、いかにも「続編あります!」的な、「フロリダの命の水を探しに行くぜ」という明確すぎる目標。それなら、1作目で、コンパスを持ってブラックパール号の甲板に立ち、「自由な航海を続けるぜ!」なスパロウの方がどれだけかっこよかったことか!

もともと1作だけで完結するはずだった話を無理無理に作ってよく分からなくなった結果がこの作品なんだと思う。まだ2作目のほうがマシだったよ…。


でも、決して全部がダメだったワケじゃなく、むしろ、最後のブラックパール号とフライング・ダッチマン号の戦い、は、短い時間に見所いっぱいで、すっごく面白かったので(この映画で評価できるのはこの場面くらいかなぁ)、あぁいう感じで2時間以内にさくっと終わる話だったら良かったのに。題材は面白いし、キャストも魅力的なんだから、本当にもったいない。
私に編集させろ、と真剣に思いましたよ(それより前にまずは脚本ありき、ですが)。


さて、あんまり否定的なこと書くのも寂しいので、2作目の感想で書いた、「3作目で解かれるだろう謎」を自分なりに考えてみた。

・ジャックはデイヴィ・ジョーンズを倒す
→ジャックがデイヴィの心臓にナイフを刺し、とどめをさしたので解決○

・ノリントンは名誉を回復
→3作目は最初っから元の貴族っぽい格好で登場したので、回復済○

「互いの人生の糸はもつれあい、ぼくらは結ばれない運命だった」とエリザベスに告白した彼の潔さが好き

・ウィルのお父さんは息子に助けられる
→助けてもらったので解決○ しかもこの先ずっと息子と一緒に船乗りよ〜。

・ウィルとエリザベスは結婚
→結婚できました!オメデトウ!○ 船の上でのバルボッサの認証による結婚は、とってもロマンチックなキスで素敵でしたよ。
でも、その代償は、切ないものでした。
そう思うと今回主役はウィルだったのかな。そうするとオーランドおいしすぎ(笑)。成長した彼を見るのは嬉しい限りですね!

やっと結婚できて幸せのふたりなのに、直後にウィルがデイヴィ・ジョーンズに刺されちゃうのも、劇的でこういう演出は好きよ〜。

ついでに…ウィルがエリザベスのブーツを脱がせる妙にエロいシーンに、ディズニーらしからぬ雰囲気でどきどきしちゃいました。


(でも、エンドロール後のおまけ映像のふたりが、10年前とまったく容姿が変わってなくて、ちょっと白けちゃったのは私だけ?
いいなぁ、フィクションでは簡単に子どもができて、とか思っちゃう私は性格曲がってる?(笑))




↑ 意地っ張り船長(笑)

雨の日はおうちでのんびり (タワーリング・インフェルノ)

The Towering Inferno (1974)

連休最終日は、一日雨でした。

こんな日はおうちでのんびりDVD鑑賞でしょ、と、選んだのは
「タワーリング・インフェルノ」
むかーし、中学生か高校生くらいのときに、TV放映されてたのを見ましたが、また見たくなっちゃって。

実はこの映画を知ったきっかけ、というのがけっこう笑える話なんですが、その昔、まだまだ私がかわいい(?)小学生だった頃、漫画「お父さんは心配症」の中で、ビルの上で行われているパーティの最中、火事が発生して、屋上にある水が入っているタンクを爆破してその火を消そう、というエピソードがありまして。
それを一緒に読んだ母が

「昔こういう映画があったのよー」

とのたもうた。それ以来、ずっとその映画のことが気になってまして、それから数年後にTVで見ることができた、というわけ。

ちなみに「お父さんは心配症」、かなり面白いです。今読んだらどう思うかはわかんないけど…。そしてこの題名、「心配性」じゃなくて、「心配」って題名がミソです。


さ、話を映画に戻しまして。
今見ると、お話がけっこうのんびり進んでいくので、割と悠長なこと言ってる映画だなぁ、と(笑)。今だったらもっと派手な爆発シーンとか、トラブルが2,3倍くらいのスピードで次々起こるんじゃないか、とか、あれこれ考えてしまいますが、それはそれ。1974年の作品ですから。人物描写に時間をかけてあって、最初はマックィーン目当てで見たんだけれど、フレッド・アステアが良かったなぁ!

今じゃすっかりあの事件で有名になったO.J.シンプソンが出演してたのにも驚きましたよ。


138階建てのグラスタワーという超高層ビルが、竣工日当日に燃えておしまい、という笑えるんだか笑えないんだか、という設定ですが、映画の最後に、このビルを設計したダグ(ポール・ニューマン)が、
「このビルはこのまま残しておくべきかも知れないな、人間の愚かさの象徴として」
という台詞は、9.11でワールド・トレード・センターが崩壊した今、非常に考えさせられる言葉です。

人と人を隔てるもの (バベル)

Babel (2006)

決して明るいテーマの映画ではないけれど、それでも最後に希望が見えたのなら救われるお話だと思います。

物語としては、モロッコのアメリカ人夫婦とメキシコのお話は、つながりが深かったけれど、日本のパートはつながりがそれほど感じられなかったのが残念。


しかしながら、各方面で絶賛されているチエコ役のキクチリンコは本当に素晴らしかったので、よけいに残念だなーという印象が。私、いっそのこと彼女と役所広司、二階堂智で別の映画を一本作ってもいいんじゃないかと思うくらいです。


一緒に旅行に来ても、心は遠く離れてしまった夫婦をブラッド・ピットとケイト・ブランシェットがそれはもうきめ細かに演じていて、感心。

やっと妻が収容された病院で、医者から妻の容態を聞いた後、自宅へ電話を掛けて、息子の声を聞いた瞬間、嗚咽がこみ上げてきて止まらないリチャードのシーンが、私が一番この映画で好きなシーン。

まいったなー、このブラピ、素敵すぎます。


日本パートのチエコの行動は、聾唖でなくてもあの頃の年頃の女の子の焦燥感がすっごく表れてたし、共感もできたから、何度も出てきた「グロテスク」「バケモノ」という表現は、私には決してそこまで言うほどのことではない、むしろああいった行動に出るのは、決してヘンだとは思わなかったです。まぁ、実際に自分や周りの友達なんかでそういうコト実際にしちゃうって人はなかったですが…。

うまく感想が言えないですが、見てよかったです。

このお話の作り方はどうかと(汗) (トロイ)

Troy (2004)

TVで放映されるから、ま、見とくかな、なノリで見たんですけどね。いやー、突っ込みどころ満載、これを大真面目に作ってるのって大丈夫なの!?と最初から最後まで色々と問題な作品でしたよー。

友人はこれのブラピを「暑苦しい」と表現してましたが、まさにそのとーり。

あの映画で一番マトモだったのはヘクトル(エリック・バナ)かと。だから彼がアキレスに負けて殺されちゃった後は、この映画を見続ける必要があるのか!?と思いながらも結局見ちゃいましたが。
弟思いで、色々と出来すぎで立派なお兄ちゃんなんだけれど、まずはあの甘ったれな弟をどうにかした方がいいよ!そうすれば諍いも起きなかったのにねぇ…。

しかもあんなによわよわなパリス(この役を引き受けたオーランドもすごいかと)なのに、いきなり弓矢持ってきてアキレスの腱を射られてもねぇ…。やっぱ脚本が良くないんだな、これ。


ショーン・ビーンも出てましたが、あんまり見所はなかったです。


お酒飲みながら、わいわい野次って見るにはいいかも知れません。実際うちはそうやって見てました〜。