お話の山場はどこなんだ (ミッシング)

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The Missing (2003)

夫チョイスの作品でしたが、ふたりとも「こりゃだめだー」な結果。

さらわれた娘を探しに行くところまではなかなかスリリングで面白かったんですけどね。その後が…こう、うまく救出できるのか!?と思ったらやっぱりダメで出直し、とか、さっきまでぼっこぼこにやられてたのに、すぐ復活、またもや救出作戦、な感じが2回も3回も繰り返されると、「で、この話の山場はどこなのよ」と、ちっとも肝心なところがやってこない状態のまま延々長い話を見させられて終わった作品だったので、評価も何も…だめでしょこれは。


だいたい、ケイト・ブランシェットのお父さんがトミー・リー・ジョーンズな設定が私はダメだった。


キャストにアーロン・エッカートがいたのがめっけもんでしたね。

何が正しいのかすぐは答えが出ない (ゴーン・ベイビー・ゴーン)




Gone Baby Gone (2007)

ボストンの小さな町で起こった少女の失踪事件。一旦は、死体が確認されないまま少女の死亡が認められ、事件は終結したかに見えたが、その後また起こった7歳の少年の誘拐事件を機に、真実が明かされる…その様が、ちょっと「ミスティック・リバー」に似ていなくもないかな、とは思いましたが、私立探偵のパトリックが解いていく謎の過程が、見ていて非常に心地よく、引き込まれるストーリーでした。

さらに、かなり豪華なキャストの誰もがよく活かされてて、これ本当にベン・アフレックの監督デビュー作?と驚く手腕。また、J・ガーナーと結婚し、1児の父となった彼が撮った、というのはきっとこの作品に少なからずともいい影響を与えているかな、とも感じました。

さて、このお話は、アマンダ(失踪した4歳の女の子)の幸せを願った人々が事件を起こして彼女によりよい人生を与えよう、というのがきっかけだったのですが。彼女は男にだらしなくてクスリとも手を切れない、母親の元に戻った方がいい、と考えるパトリックと、彼女はもっと幸せな人生を生きることが出来る、と信じる警官(モーガン・フリーマン)、刑事(エド・はリス)の激突でもある。どちらにも言い分があり、自分の考えや行動が正しい、と思っている。同時に見ている私たちにも、さぁどっちがいいと思う?と質問を突きつけられているのですね。

結局、パトリックが警察に通報、アマンダをさらった形になった警官は逮捕、刑事はこの失踪事件に関係するカネを巡って死亡、アマンダは無事母親の元に戻るのですが、母親のへリーンは麻薬とこそ手を切ったけれど、相変わらず異性関係がだらしないようで、ベビーシッターが来るまでの間、パトリックがアマンダを見てあげているその目は、自分が取った行動は本当に正しかったのか?と明らかに問うてました。それはすぐ答えがでるものではないけれど。

パトリックの相棒役のミシェル・モナハンが良かった。私はけっこうこの女優さんが好きだ。


余談1
私はこの2週間ほどで、モーガン・フリーマンが出てる映画を4本も見てました。
余談2
あごひげを生やしたエド・ハリスが、もんのすごくヴィゴに似ててびっくり!そうか、ヴィゴは歳を取ったらエド・ハリスになるのね。するとこのふたりが共演してる"Apploosa"、私は区別がつくのかしら…(汗)。

↓ 証拠写真?


彼女には戻るところがあった (マイ・ブルーベリー・ナイツ)




My Blueberry Nights (2007)

これはもう、ただひたすらにジュード・ロウの魅力が光りまくりの映画だと思うのですが、そういう見方はだめかなぁ?
ジュード・ロウ、しばらくぱっとしない時期があったので、ここまで素敵だと、あぁやっぱりこの人かっこいいんだ!なんて改めて思っちゃいました。


私、主人公のエリザベス(ノラ・ジョーンズ)がアメリカ大陸を横断しながら色んな人々と出会う話だと勝手に思っていたので、アーニーとスー・リンの元夫婦@メンフィス、レスリー@ラスベガス の2組のみのオハナシだったのは、あれ?とちょっと拍子抜け。もちろん、エリザベスの旅において出会った人々はきっともっと多かったとは思いますが。

だから余計に、自分のカフェで働きながら、恋をしたエリザベスの行方を捜すジェレミーの姿がけなげで素敵に見えたのかも。旅という手段で移動するエリザベスと対照に、NYのカフェという、一箇所に留まってエリザベスを想うジェレミーは、エリザベスにとって帰れる場所だったから、彼女がまた戻ってきて、ジェレミーのブルーベリー・パイを食べるシーンを見て、ホッとするのですよ。

あのカフェ、あの店員さん(とめちゃくちゃおいしそうなブルーベリーのパイ、バニラアイス添え)、あんな素敵なところがあったら私も毎日通っちゃうなー!

レイチェル・ワイズの魔性ぶりとデヴィッド・ストラザーンの妻に未練たらたらのカップルの描写は私には強烈。それでもふたりは心を通い合わせて愛し合っていた時期があったんですよね。あぁいう形の愛もあり、なのですね。


公開時に目にして、この構図が本当に素敵だと思ったキスシーン♪

あの執事にもっと焦点を! (バットマン・ビギンズ)




Batman Begins (2005)

バットマンがいかにしてバットマンになったか、まさしく「ビギンズ」なストーリーでした。が!私は実は、もっとウェイン家の金持ちっぷりと、執事アルフレッドの忠実さと有能ぶりが見たかったー!アルフレッドだけで誰かスピンオフ作ってくれないかな(大真面目で言ってます)。そのくらい彼の存在はツボツボツボ。かなわんわー。


さてお話は、バットマンって西洋思想に鍛えられたから敵でも殺さないの?と間抜けなこと言ってる私は観る資格なし!かも知れませんが、あまりその辺興味なくて(そういう意味では謙さんの出演も、イマイチ…)。ですのでお話も、そんなに面白いとは思わなかったんだなー。バットマンのスーツやベルトとか車とか、そういうディテールも興味なし。この辺りは男性の方が盛り上がるのでは…。私、変身モノにベルトは絶対必要なのか?って思っちゃうからね。冷めてます。

そして、なぜかクリスチャン・ベールがトム・クルーズに見えて仕方ないのはヒロイン役がケイティ・ホームズだから?(ご存知の通り、ケイティはトムの嫁だ)


今回のバットマンの敵はスケアクロウ(かかし)。この役をキリアン・マーフィ(!)が演じてるのですが、黒髪でメガネをかけた姿が、最初ちょっと痩せ気味の金城武にめっちゃ似てる、と思いました。私だけかな。そして、観てる間、「この役者さんどっかで見たことある、でも誰だか思い出せない」状態が最後まで続いて、つくづく自分の記憶力の低下を思い知らされましたわ(涙)。

そしてリーアム・ニーソン。もう彼のマスター(師匠)役はお腹一杯だよ…。スター・ウォーズで味を占めたのか、この人「キングダム・オブ・ヘヴン」でも師匠、ここでも師匠。「キングダム〜」と同じ頃公開してたから、予告見て「またかよ」って思ってた。
まぁ今回に限って最後は寝返って悪い人でしたが。他の役柄を探した方がいいと真剣に思いました。


それにしてもキャストは本当に豪華ですね。ちゃんと続編の「ダークナイト」もケイティ以外は全員揃ってますし、それってなかなかない(売れるとキャストはギャラで揉めたりするからね)。そして、改めて「ダークナイト」の完成度の高さに驚き。アメコミ映画がみんなこうだったら私は大歓迎なんだけれどな!



私にもこんな素敵な執事殿にお茶を運んでほしい〜


画面いっぱいの白と黒 (パンダフルライフ)

「パンダ観に行かない?」
という私のお誘いに、オット、
「えっ、どこへ?」
「うん、昭島」
「昭島にパンダがいるの?」
はい、いるんです
(MOVIX昭島で観ました)

というわけで、念願のパンダの映画だ!




パンダフルライフ (2008)


よく考えると、今まで可愛い、可愛い、と言っていたパンダを実は写真を見て言っていたんだなぁ、と気がついた。

映画だから、パンダ、動くんですよ。当たり前ですが。音も声も入ってて、パンダってこうやって鳴くんだ!竹を食べている時はこういう音がするんだ!と、新鮮で驚きでした。


アドベンチャーワールドは、2年前に双子のパンダが産まれているので、その2頭(愛浜(あいひん)・明浜(めいひん)が出てくるのかと思っていたら、そうではなくて、その2頭よりもう少し先に産まれた隆浜・秋浜(リュウヒン・シュウヒン)の方でした。2頭が中国へ連れて行かれる(なんか人さらいみたいで言い方悪いけど/汗)のにはびっくり。こういうのってごく普通に行われてるのかな?
2頭が中国へ出発する日の飼育員さんたちの涙には、こっちも泣けてきました。きっと一生懸命お世話をされていたと思うので。


パンダ、双子の子どもを産むのに1頭しか育てないって、どうなんだ!?と思うも、普段はご飯を食べる為の鋭い爪が付いた手で、優しく子どもを抱っこする姿はやっぱりお母さんでした。

映画館では一番前の席で観たので、手を伸ばしたら本当に触れるんじゃないかと思うくらいどアップのパンダたちに癒されました♪特に子パンダ。いやもう何をしても可愛くて。1頭連れて帰りたいくらい。一緒に観に行った夫は癒されすぎたらしく、途中寝てましたー。