どっちに軍配が上がるかってそりゃあね (スルース)



Sleuth (2007)

1972年の「探偵<スルース>」のリメイク。そのオリジナルで浮気相手を演じたマイケル・ケインがリメイク版では初老の小説家に回ったってことで公開時話題だったんだけど。シェイクスピア役者のケネス・ブラナーが監督したからか?映画より舞台で演じた方が合う話だったなー。

第一幕(と呼んでもいい構成でした)の最後でどうやらマイロ(ジュード・ロウ)が死んだらしい。そして第二幕、怪しげな刑事がワイク(ケイン)を訪ねてくるところから始まるのですが、この怪しい刑事が一目で「あっジュードの二役じゃん」と分かってしまったのが私が面白くないと感じたいちばんの原因かなぁ。

全編ふたりの心理合戦ですが、後半特にジュードの怪演が見物。ちょっと「ダークナイト」のヒースを思い起こさせるかもです。

でもやっぱり貫禄も演技もマイケル・ケインの方が上手ですね!結果はだいたい予想したとおり。


オリジナルを見なくちゃだわー。マイケル・ケインとジュード・ロウと言えば「アルフィー」も見なくちゃ。ケインの作品はリメイクされることが多いのかしら?(「ミニミニ大作戦もしかり」)

写真だけです(笑) (The Hungover)



この写真の赤ちゃんが!超可愛いっす。「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」という映画のスチルなので最近よくみるんですが。このとぼけた表情がなんとも言えないわー。

で、この作品、ブラッドリー・クーパーが出てる。最近彼注目株ですな。「バレンタインデー」でおっ、と思いましたが、8月公開の「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」でも主役級ですし。

そうそう、特攻野郎には、「第9地区」で主役を演じるハメ(?)になったシャルト・コプリーも出てます。実は彼も気になる。

何のために戦っているのか (グリーン・ゾーン)



Green Zone (2010)

確かな情報だというのにいつも大量破壊兵器が見つからないことに疑問を抱くMIT部隊上官のミラー(マット・デイモン)。アメリカの都合のいいようにイラクを立て直したい国防総省のパウンドストーン(グレッグ・キニア)、彼はまた自分の嘘を隠蔽したい理由もある。中東経験が長く、イラクはイラク人自身が立て直すべき、という信念を持ち、かつ疑問を持ったミラーに目をつけるCIAのブラウン(ブレンダン・グリーソン)、この3人の行動が交錯して、複雑なストーリーが展開していくのが非常に面白く、緊張感がとぎれることなく最後まで持続したのはやはりこの監督の腕でしょう!

全員が全員、自分のやっていることを正しいと思ってのことなんだけど、それは反対側から見れば押し付けでもあるワケで。だからこの映画に最初から最後まで正しい人は出てこない。

ミラーは大量破壊兵器の情報源を疑い、その疑問を解きたい一心で行動してるけれど、その疑問は解けても誰かがどうかなるわけでなく、また毎日の任務は続く。自分の国を信じられないという気持ちでいたら、じゃあいったい彼は何のために重い装備を身につけ、銃を片時も離さず戦っているんだろう?

ストーリーは、ミラーの行動が情報源に疑問を持ってるとはいえ、ちょっとそれは大丈夫なのか!?と心配になっちゃう部分もある。一市民のタレコミだけで、大物が集まっている家にいきなり侵入していいのか、とか(そういう権限をアメリカ兵や上官が持ってるのか?)、その一市民であるフレディをすぐ信用していいのか!?とか。もっと彼の真実を追いたい必死さが出てると良かったのかも。

しかし彼はまた部隊長ではあるけれど、せっかくの捕らえた証人もさらに上の権力者(この場合は国防総省)にあっさりと持ってかれちゃう。思うに「グリーン・ゾーン」は現場を知らないパウンドストーンのような人物にとっての安全地帯でもあるのかも。実際に現場で危険と隣りあわせで埃まみれになるのはミラーのような兵隊たちだから、自分は安全でしょ。

終盤の逃げるアル・ラウィ大佐とその右腕(彼の最期はかっこ良かった)、彼らを追うミラー、大佐とミラーを亡き者にしたいパウンドストーンが送り込んだ部隊の逃亡・攻防戦がそりゃあもうすごかったです。今は赤外線カメラもあればGPSもありで、逃げ切れっこない、ふたりともやられてしまうのでは?というギリギリのところが良かった。
だからミラーがやっと大佐を確保できたというのにあの幕切れ…あれもまたイラクの側面なのかもしれないけれど。ミラーの落胆はこちらにも伝わりました。

あと、情報源の信憑性を確認しないまま記事にしてる女性記者…あかんやろーあれは!仮にもウォール・ストリート・ジャーナル紙ですよ!?あれはちょっといただけませんでした。


それにしてもなんでこうアメリカは人の国に介入したがるのか。この作品はイギリス人監督が撮ったからよかったのかもしれないね。ポール・グリーングラスの初期作「ブラディ・サンデー」がとても観たいです〜。そしてこの原作本も読みたい。


イラク戦争の描き方は重厚感なら「ハート・ロッカー」の勝ち。エンターテイメント性を求めるならこの作品かな。あと、「華氏911」こそ2004年の作品だけど、この映画はもっと早く作られても良かった。旬を逃している感じ。ちょっともったいない。


マット・デイモン。今回はけっこうやられ役っていうか、ミラーは損な役回りだと思うのね。証人は持ってかれちゃう、その際に相手と揉めてぶっとばされてるし、ブラウンに指示されたことで結果追われちゃうわ、大佐を説得して証人として表に出て証言してほしいという純粋な理由で命を張ってやって来たのに、信用されずばんばん殴られてるし。あんまりそういうシーンを彼の出演作では見なかったから、新鮮でした(笑)。

正直ねぇ、最初の頃はこんなにいい俳優になるとは思わなかったです。むしろ嫌いな俳優でしたよ実は…。「戦火の勇気」「すべての美しい馬」「プライベート・ライアン」等、けっこう何本も観てるんだけど、あまりピンとこないというか、同世代のかっこいい俳優のひとり、て感じで。「リプリー」なんて、「太陽がいっぱい」のリメイクな上に、マットが本家アラン・ドロンの代わりを務まるかー!とご立腹でしたもん私(笑)。

やはりいい監督との出会いが大きいのかなぁ。私生活では今年また家族が増えるとのことで(とうとう4児の父だ!)、公私共に充実で何より。今発売のAERA(2010年5月17日号)にマットのインタビュー載ってますが、そのページの写真の表情がまたすっごくいいんだな。


音楽は…期待したほどではなかったけれど、もう一回観てきたらまた印象違ってくるかな。




グリーングラス監督とマットはぜひまた組んで素晴らしい作品を作ってほしいです!!(熱望)

やっとこさレビュー (ショーシャンクの空に)



The Shawshank Redemption (1994)

「午前十時の映画祭」で観て来ました。といっても2月末にですが…。

私にとっては15年ぶりに観ました。前回は試写会でだったんですが、所長がポスターに向かって石を投げつけたら…のシーンで、観客から軽くどよめきが起こったことがとても印象に残ってて。映画館で観てると、たまに観客全員の気持ちがひとつになる瞬間ってあります。そういうのって嬉しい。


改めて見ると「いい映画だな」とは思いますが、もうネタばれを知っているので、初めて見た時の驚き・感動はどうしても薄れてしまうんですね。ちょっと寂しいけどしょうがない。それこそ記憶喪失にでもなってもう一回見たら超感動!できるんだろうけど(笑)。

私の中では感動する映画って2種類あって、1回きりのものと、何度も見てはそうそうそうだよね、と共感したり楽しめるもの。前者だと今回の「ショーシャンクの空に」を代表に、「ユージュアル・サスペクツ」や「暗い日曜日」といったあたり。初めて観たその時の気持ちはもう二度と味わえないけれど。逆にそういう映画は2度目の鑑賞は、あれ〜?こんなんだっけな?と思いがちになるかも、です。


作品に話を戻すと、今見るとティム・ロビンスが若い若い!もっと驚いたのは同じ月に見た「インビクタス」となんら変わってないモーガン・フリーマンだ(怖)。

どれも見逃したくない

セックス・アンド・ザ・シティ2(6/4)
http://wwws.warnerbros.co.jp/sexandthecity2/

エイダンが!エイダンが!!あと、ジャパン・プレミアに主役の4人が揃って来日予定だそうで、ゴージャスです!!

マイ・ブラザー(6/4)
http://my-brother.gaga.ne.jp/

ナタリー・ポートマンが今までになく素敵。トビー・マグワイアにジェイク・ギレンホールというキャストも豪華です〜

ってさっき雑誌で知ったのだが、これってスザンネ・ビアの「ある愛の風景」のリメイクなんですねー。そうならそうとちゃんと言ってほしい。そんなにリメイクって知られたくないんか?

インセプション(7/23)
http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/

いつもアップの髪のレオ。前髪を下ろした姿もたまには見たいわー。でも本人は童顔に見られてイヤなのかも。謙さんが悪役ですよ!!予告の、街が壁になるシーンに「すげー!」

ソルト(7/31)
http://www.salt-movie.jp/

黒髪のアンジーがかっこいい!確かこれ、トム・クルーズが主演予定だったのを、降板して主人公が女性に変更、アンジーに決まったといういきさつだったような。

ザ・ロード(夏)
http://www.theroad-movie.jp/index.html

映画館で観たら多分私は泣く。

小さな命が呼ぶとき(7月)
http://papa-okusuri.jp/site/

最近のハリソン・フォードはええ仕事してますね