つぐない



Atonement (2007)

暗く悲しい物語でした…題名の「つぐない」(原題は「贖罪」)とは逆に、ブライオニーは罪をつぐなえなかったんですね…でもつぐなえても姉セシーリアと彼女の恋人ロビーの時間は戻ってこないわけで。

こんなに暗い話は「日蔭のふたり」以来かもしれん。作家となり年を取ったブライオニーが創造した、セシーリアとロビーの幸せな仲睦ましい様子が描かれるから、よけいに現実との落差がもう大きくて大きくて。

13歳。微妙な年頃な上に、こうすればああなる、という知恵もあるから、ブライオニーのやったことはやっぱり私はすごい悪意を感じるし、そんな少しの出来心で人生は大きく変わっちゃうんだよ、ということなんですよね。

うーん、うまく感想書けません!


私の勝手な想像だけど、この映画のキーに「水」もあるかと。落とした花瓶を拾いに噴水のため池にもぐるセシーリア。彼の心を試そうとわざと川に落ちるブライオニー。最後、ロビーが亡くなったのはフランスの海岸沿い。セシーリアの死因は地下鉄の駅に流れ込んできた水。


キャスト。シアーシャ・ローナンの瞳がものすごい青色で、うわー、とびっくり。外国人って光の当たり具合によって瞳の色が全然違って見えるからこっちは驚いてしまいます。彼女は「ラブリー・ボーン」よりずっとずっとこの作品のほうが良かったです。あどけない感じだけど姉の恋人を陥れる計画をたくらんじゃうあたり(笑)。

反対に濃いほとんど黒の髪に濃い瞳のキーラ・ナイトレイ。あんなにやせっぽっちなのにやはり西洋人。骨組みはしっかりしているんだろう、薄い生地の緑のドレスがちゃんと似合う。

そしてジェームス・マカヴォイ。いやー!タキシード姿が素敵過ぎ。そしてそのふたりの図書室のラブシーンは場所も衣装も全てが官能的で、ものすごーくドキドキしました。




涙、涙のふたりの幻の幸せな姿…

終わりが近づいている (ハリー・ポッターと死の秘宝 パート1)

 


Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1 (2010)

今までの作品全部観て来たから、最後まで見よっか、くらいの軽い気持ちで行きましたら(前作の「謎のプリンス」がイマイチだったのもあったし)。あら、すごく良い出来でした。
きっと監督は、最終章を、丁寧に、丁寧に描きたかったんだろうと思う。長いと思う人もいるかも知れないけれど、私はすごく気に入りました。

特にロンがいなくなってハリーとハーマイオニーがテントの中でラジオから流れる曲に合わせて一緒に踊るシーン。あれはふたりの今までとこれからを非常によく表しているダンスで、ふたりの表情がまた切なくて素晴らしくて。ハリーとハーマイオニーは運命を共にする同士なんだよね。ロンとハーマイオニーだとプラス愛情になるんだけれど。私はこういうの、好きです。


今回はダントツにハーマイオニー役エマ・ワトソンが光ってた。演技ももちろんだけれど、彼女の美しさは今がピークかと思うくらい光り輝いていた。あの姿をスクリーンに残せるなんて、彼女は本当に幸せだと思う。それを見ることが出来た私たちももちろん。

映画の最初にハーマイオニーが、両親から自分の記憶を消し去る呪文をささやくシーン…あれにすごく涙しちゃいました。その後も敵から逃げるため瞬間移動した先が、いつもハーマイオニーが家族と過ごした思い出の場所ばかり。全てが無事に終わったら、彼女はまた家族と一緒に過ごせるようになるといいんだけどなぁ。


最後にはハリーと…になる(part2のネタばれになっちゃうので/汗)ジニーがあんまり出てこないからちょっと心配。いきなりふたりの関係がああなっちゃうの、納得いくだろーか私。

あと、ビル・ウィーズリーとフラー・デラクールの結婚式のドレスが素敵〜!会場も薄いパープルのテーブルクロスや装飾が私好み。

魔法大臣の役でビル・ナイが出てきたのにはびっくり!これビル・ナイだよね?そうだよね?と、隣りに座ってる一緒に観にいった友人にその場で確認したかったです。


エマ・ワトソンギャラリー♪






手が大きい!




このドレスがよく似合って素敵

エネルギーがある話の運び方 (シティ・オブ・ゴッド)



Cidade de Deus / City of God (2002)

「神の街」。それは街を制したものが神になれるのか、神は高みにいてみなそれを目指すのか。

非常に力強い映画で、勢いが最後まで途切れずに見られました!悲惨な場面も多いストーリーなんだけれど、登場人物や時間の運び方がとてもうまく、話がダレなかった。これ、編集がいいのでしょう。

リオデジャネイロのもう少し郊外のお話で、出演俳優がみな無名なのに、とても面白かった。多くは街を仕切るギャングのトップ、リトル・ゼの話が中心なんだけれど、彼がまだ小さい子どもだった頃から映画は始まり、最後はまぁ当然ながら彼より若い、というかまだあどけない子ども達から恨みを買って撃たれて殺され、また次新しいトップが生まれる、というところで話は終わり。

それを同じ街で育ち、フォトグラファーとなったブスカペの視点でシティ・オブ・ゴッドの歴史が語られるのも良かった。

リトル・ゼの右腕かつ親友で、あまりに人が良いマネ。あぁこんないい人絶対殺されちゃうよ…と思ったら案の定…(泣)。

ブスカペが撮ったリトル・ゼとその取り巻き連中の写真が勝手に新聞に掲載され、ブスカペはもう生きてはいけない、彼らに殺される!とおびえてたのに、リトル・ゼは自分の顔が新聞に載ってやっと俺も有名だ、と喜んでいるのが笑えました。


それにしても、子どもが手にしてもっとも似つかわしくないものは銃だと心から思います。

読みたい (Zehn, Franka Potente)




Zehn Franka Potente

こちらのブログで知った情報。フランカ・ポテンテがなんと小説を出してます。しかも内容は、日本を舞台にした短編10編。これ、すごく読みたいなぁ。

Amazonが送料無料になったことだし(ますます書店で本を買わなくなりそう…)、よし!ここはひとつ注文か!?と調べたら、この本ドイツ語で書いてあった…。そうか彼女はドイツ人だった。

英訳されてないのかとアメリカのAmazonも調べたけど、まだ未訳。だーれーかー(他力本願)。

フランカっていうとどうしても赤毛で疾走する「ラン・ローラ・ラン」のイメージだけど(映画も面白かったけど)、普段の彼女は美人さんで素敵です。



20代のシャルロット・ゲンズブールに似てる



髪の色からして The Bourne Identity の頃かな?