ロミオ&ジュリエット 再見

私のiPodは7割が映画のサントラだ。で、Des'ree の Kissing You を聞いていたら無性に見たくなった!

Romeo + Juliet (1996)

公開時に映画館で観てるので、15年ぶりの再見。えー、もう15年も前でしたっけ。

前述の曲、私はロミオとジュリエットの結婚のシーンで掛かってる音楽だと思ってたら、ふたりの出会いのシーンでした。すごい勘違い。

で、この出会いのシーン。レオ以上に、クレア・デインズの可憐な美しさにもう!私のハートも射抜かれました。こんなに可愛かったんだ!!そりゃロミオも一目ぼれしますよ。あんな美しい時の旬の姿をスクリーンに残せて、女優というか女性として嬉しいんじゃないかな。


この映画、他にも似合ってるんだか似合ってないんだかよく分からないアロハシャツのロミオと神父役のピート・ポスルスウェイトとか、設定は現代なのに台詞は古典な組み合わせとか、今観ても面白い。


この映画当時のレオの人気といったら凄まじい勢いで、公開作品がなくても毎月必ず映画雑誌には彼の特集ページがあったし、何をしても話題になったし。でも私は若い頃の彼はあまり好きじゃなかったから(演技はもちろん花丸ですが)、なんでこんなにいつもレオのページがあるのか、なぜあんなに人気なのかと不思議だった。まぁあの容姿で演技力もあれば当然といえば当然か。
でも今回この映画を見直して、今とはまた違う、あの頃のレオの魅力は格別のものがあるかな。


私個人としてはおっさんになった今のレオの方が好きだけどね。


Kissing You - Romeo + Juliet


朝から…♪ (Daniel)



朝刊で爽やかなシャツ姿のダニボンとご対面。眼福。

再会できるよ (Casse-tete chinois)

「スパニッシュ・アパートメント」シリーズ第3弾が製作決定


うわーい!2作目を見た時、「また5年後…みたいな感じで続きを見たいな」と感想書いてたので、実現することになりそうです!嬉しい〜。またグザビエに会えるのが楽しみ。ロマン・デュリス、続投ありがとう。クラピッシュ監督にも感謝感謝。

幸せになりたかった (シンプル・プラン)



A Simple Plan (1998)

1995年このミス1位だったので、発売されてすぐ小説は読みました。で、あまりにも後味の悪い結末で、読んだ後しばらくブルーだった…。映画化されても観なかったんだけど、ちょうどTVで放映してたので。

これ、サム・ライミの隠れた名作だ。墜落した小型飛行機の中から400万ドルを見つけたジェイコブ(ビリー・ボブ・ソーントン)、ハンク(ビル・パクストン)兄弟と友人のルー。学歴もあり、一番しっかりしてるハンクが、彼がいちばんばれなさそう、金のことをしゃべらなさそうなのに、隠蔽工作を色々思いつかざるを得ない状況になるうちに、どんどん深みにはまっていく描写もいいけれど、それと対象に、何の取り柄もない、弱気で独り身の兄ジェイコブが最後はあまりにも普通の感覚で、そうであるがためにあの悲劇になってしまうのがあまりにも哀しくて。
金で人は変わる。でもジェイコブは良くも悪くも変わらなかった。


そのジェイコブの最期の台詞がどれも素晴らしい。

「このままずっと罪の意識にさいなまれて生きていくのか?俺には無理だ」

「もう自分は失うものは何もない。でもお前にはサラやアマンダがいる。幸せになれ」

「金なんか見つけなければ良かった」

そして

「(出産祝いの)くまのぬいぐるみは俺からだとサラに言えよ」

に、もう号泣。

ハンクだってもちろん悪い人ではない。みんな幸せになりたかった。大金を見つけて、そのお金で幸せになりたかった。なのになれなかった。

そしてラスト、すべての札束のうち1/10だけ、警察が番号を控えたことを知ったハンクは、家の暖炉ですべての金を燃やしてしまう。ルー、ルーの奥さん、兄のジェイコブ、地元の警官カール、スノーモービルで通りがかった近所の男性…それだけの人が死んで、最後は1セントたりとも手に入れることは出来なかったこの虚しさ。プランが全然シンプルでなくなっていくところがこの題名の皮肉さ所以。


原作を読んで何年も経ってるからあまり原作を覚えてないのが功を奏して、私には素晴らしい映画化でした。

ビリー・ボブ・ソーントンの名演技が光るのは、ルーと一緒にハンクをバカにしているように見せて、あらかじめハンクに指示されたように、ルーに嘘の自白をさせるよう仕向けるシーン。このシーンは、共演のビル・パクストンもブレント・ブリスコーも良いんだけれど、あの話の持って行き方があまりにも自然で、演技と思えないくらい。
彼の役作りも、両親が残した古いオンボロの家で犬と一緒の暮らしぶりが服装や表情によく出てる。彼のめがねの中心が、壊れてテープで治してあるあたり、お金がないんだな、と分かるし。いや、ホントに参りました。


原作をある程度にしか覚えてない方が、映画化は楽しめるな。じゃあ私にとっては思い入れのある「ミレニアム」シリーズももうしばらく寝かせといてから映画見た方がいいのかなぁ。


ちなみに1995年のこのミス2位の「ストリート・キッズ」は、この作品とは対照的にとても爽やかでいいですよ。

ジャンルはホラーだ (ブラック・スワン)



Black Swan (2010)

あそこまで大熱演ならアカデミー賞も文句なし!ナタリーあっぱれでした。

一言で言えば、主役の座のプレッシャーに負けてしまったバレエダンサーのお話。

だから観てる途中から、だんだんどのシーンがニナのプレッシャーが産んだ幻想(というか被害妄想?)かどうか分かってはくるんです。そしてその妄想はどんどんエスカレートして、見る者にはただただ恐怖になってくるのに、それでも恐ろしさに捕らわれたまま目を見開き、最後まで彼女の運命を見届けたくなるのがこの映画の怪奇さだと思う。

人々のさざめくような笑い声、鳥(多分白鳥)の羽ばたく音、母親の部屋に置いてある絵画の目だけがちろちろ、と動く、鏡に映ったニナの腕が本人と違う動きをしてる、そういう些細なことで私たち観客を、何とな〜く不安な、ちょっと生理的にヤだな、と思わせる始まりから、どんどんその不快さや気持ち悪さがピークに達するのと、舞台「白鳥の湖」がクライマックスに向かって突き進み、ニナの行く先がどこになるのか、怖い、でも知りたい、そのぐいぐい引っ張っていく迫力ある展開はただただお見事!の一言。


ニナのキャラクターも、真面目で経験が少ない分その殻を破ろうとして出る行動の振り幅が大きいからまた変貌ぶりが際だってる。
だって最初は、トマの部屋に、自分を主役にしてほしい、とおずおず話をしにくるニナがあんな風に変わるなんて誰が考えるだろう?しかもその時は普段しない濃い口紅(しかもそれはトマと関係があった前プリマのベスの愛用品だ)で、精一杯トマの関心を惹こうとするいじらしい彼女だったのに!

競争の厳しい世界では、リリーくらいのおおざっぱさと図々しさがないと主役は務まりませんわ。


私はホラー映画だけは怖いの苦手だから観ないというのに、大スクリーンで次々と繰り出されるシーンに、もう口から心臓飛び出しそうで、いつぎゃーっと叫んでもおかしくないくらい怖かった!

初日に観に行ったので、ポスターをもらったのですが、これ貼ったら目とか手とかいつの間にか動いてそうで怖くて貼れません。