天空の城ラピュタ

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天空の城ラピュタ (1986)


なんと30年前の作品です。「ラピュタ」と「ナウシカ」を見てないとなんとなく非国民扱いされそうで、ナウシカは数年前に見ましたがラピュタは今回が初見。夫が、ジブリ作品で一番好きだよ、とお勧めしてくれたので家族みんなで見ました。

親方!空から女の子が!
40秒で用意しな
バルス

ってこの映画の台詞だったのですね!けっこういろんなところで引用されたり茶化されたりしてるけど元ネタはこの映画だったんだ。

そうだな、話はハッピーエンドだし少年少女の淡い恋も描かれてたように思う。ただ日本のエンタメは主人公の年齢は低いし、大人の描写もどちらかというと若い人のものが多いと思う。だから私は最初海外の映画やドラマを見た時どれもみんな描写されるのは大人のものばかりで驚いたんだよね。それこそ付き合ってるふたりのシーンはベッドの事情まで描かれるし。そっちに慣れると今度は日本のものが子どもっぽく感じられてしまって。どっちが良い/悪いではないんですが、一度大人のものを見てしまうとそうじゃないものには私はもう戻れない。

てことでお話についての感想は特に触れません。
好きなシーンは、最初のテーマ曲がオーケストラバージョンで演奏されるところと、パズーとシータがゆっくりと坑道に降りてきて、飛行石の光が消えて一瞬真っ暗になった後、ランタンの光がともってぱぁっと明るくなるシーン。ここは息を飲むほど美しかった。

これね、私も子供の時に見たかった。少年期にしか分からない受け止め方や感情が間違いなくあると思うので。
ちなみに我が家の反応ですが、7歳長男は大喜びで面白く見てました。4歳長女はロボット兵が攻撃してくるシーンは怖がりましたがなんとか最後まで見た。1歳の次女は、奇声を発しながら部屋中をぐるぐる歩き回ってました。そりゃそうだわな。


コードネーム U.N.C.L.E.

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The Man from U.N.C.L.E. (2015)


ちょっと私ごっちゃにしてたんだけど、この映画の邦題は「コードネーム U.N.C.L.E.」で、原題は"The Man from U.N.C.L.E."。1960年代に放映されていたドラマの原題も"The Man from U.N.C.L.E."だけど日本放映時は「0011 ナポレオン・ソロ」なんですね。原題が変わってないなら日本語の題名も統一すれば、60年代に見ていた人たちも映画館に足を運んだのでは?実際私の母に公開当時、今度「ナポレオン・ソロ」が映画になるんだよ、って話したら、あら懐かしいわねー、見たいわって言ってたもんなぁ。

あと誤解してたのは、「ミッション・インポシブル」シリーズみたいに現代に置き換えた話だと思ってたんですが時代背景はそのまま60年代なんですね。どうりでポスターのアーミー・ハマーのハンチング帽と茶色っぽいジャケットがちょっと古臭い感じに見えたのね。現代に置き換えるのは「ミッション~」でもうやっちゃってるから、というのもあるのかも。

同じ年に同じスパイ映画を持ってくるなんてガイ・リッチーとマシュー・ヴォーンの因縁が感じられるわね…なんていやらしい…。

これはもう続編なかったらおかしいでしょう、な終わり方でした。だってエンドロールでソロ、イリヤ、ギャビー、ウェーバリーの経歴をこれでもかというほどダダ漏れに出してくるんですよ。ものすごい意地の悪い終わり方だよね!ヘンリー・カヴィルはどうしてもアメコミヒーローのアイコンであるスーパーマンのイメージが付くからこういうのや他の作品にどんどん出演していくといいと思う。
いやしかし主役の2人がでかいでかい!ヘンリー・カヴィルが185cm、アーミー・ハマーに至って196cmですからね。そんなふたりが取っ組み合いの乱闘繰り広げるのはものすごい迫力があるし、ふたりに挟まれるギャビー役アリシア・ヴィカンデルがちっちゃく見えるもん。
修理工のギャビーがあんなに運転上手いなんて!?と思ったけどあーやっぱり彼女は只者ではなかった。演じるアリシア・ヴィカンデルがとってもお姫様扱いされてそれがもう可愛くって可愛くって!そして彼女の着る60年代の衣装がどれも素敵~!ごつくてデカい男ふたりがあーだこーだ揉めながらギャビーの服を選ぶのってもう夢のようにラブリーなシーンでしたよここは。

そしてヒュー・グラント。渋くなったなー!やっぱり私は主役ふたりよりこういうええころ加減に枯れ始めたおっさんが好き。でもね、この映画ではこーんなにかっこいいヒューも、90年代にL.A.で売春婦に手を出して捕まっちゃったり映画の宣伝で来日したのに夜飲みすぎて翌日の記者会見が二日酔いでボロボロだったことがあったのも知ってるからね私。

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さて2015年はスパイ映画が大豊作で、この作品もその中の1本。主だった作品は全部見ることが出来たのでランク付けするとしたら?

キングスマン
コードネームU.N.C.L.E.、ミッション・インポシブル
007/スペクター

の順かなぁ。キングスマンはやっぱり音楽と人物の服装のセンス(ビスポークのスーツをきっちりと着せた男にバリバリのアクションやらせるなんて監督のフェチ具合半端ない)が半端なく炸裂してたので、ぶっちぎりで1位。こちらはただいま続編を撮影中。
ミッション~は、5作目ということもあって安定のトムちんだけど、今回はベンジーのキャラが良かったから。逆にそれがなければちょっと危ういかも。
スペクターは、キングスマンでもからかわれてたけどシリアス路線が続きすぎてダニクレボンドは息切れかな。前作スカイフォールで新たにマニーペニーとQを出してきてMも交代したので何とか興味が途切れないままお話を持ってきてるけどブロフェルドの造形はしょぼかったし。そういう意味ではダニクレはこの作品でボンドを演じるのが最後でもういいかな、と私は思ってます。


素晴らしき日々 S5Ep17

1990年代にNHK教育で18:30頃から放映していたドラマ「素晴らしき日々」(The Wonder Years)。なぜ覚えているかと言うと、その前の時間帯に流れてた「天才少年ドギー・ハウザー」(Doogie Howser, M.D.)をずっと見ていたからです。でもドギーだけ見て次のドラマが始まるとTVを消しちゃってたのよ私。今思うともったいないことしました。
そしてドギーもこれも30分番組。今でもこの長さのドラマって作られているのかしら。さらっと見るもよいし、意外や意外、たった30分でもけっこう奥が深い内容なのですよ。

The Wonder Years S5Ep17 "Hero" (1992)

このエピはゲスト出演でジムさんが出てて役どころは高校の花形バスケットボール選手、校内でも人気者のボビー・リドル。あーもうバスケは本職みたいなもんだからうまいうまい。そしてこの人は手足がひょろんと長いんだねー!ボールを右で扱うから両利きみたいだし。
主人公の地味なケヴィンがなぜこんな華やかな世界にいる彼と言葉を交わせるのかと言うとたまたまロッカーが隣同士だったから。チームは次々と勝ち抜きボビーは学校のヒーロー。まぶしい存在だったのが、連勝が止まり負け試合の後コートの端でうなだれる彼に慰めの声を掛けるも冷たい言葉を放ちケヴィンを傷つけたボビー。一緒に試合を見に来ていたケヴィンの父親は、息子がボビーに求めていたものは最初からありはしなかったことを見抜いていたけれど、それは言わずに試合の帰りに立ち寄ったダイナーで、いつまでも英雄でいられる人物なんていない、と話す。でもすべてを分かっていた父親に対し、僕にとっては父さんがヒーローだよ、と伝えるケヴィン。
主人公のモノローグが多く入るのと英語字幕のおかげでだいたい筋は分かりました。こういう家族ドラマって今はもう古き良きアメリカ、な時代のものになりつつあるのかな。1992年ってまだ20年前なのに、って思っちゃう。


結局続けてyoutubeで「天才少年ドギー・ハウザー」も何本か視聴、あのテーマ曲を聴いただけで懐かしさできゃあきゃあ言っちゃいました。ドギーと友達のヴィニーのコンビが面白くって仲良くって。ヴィニーっていっつもドギーの部屋の窓から入ってくるんだよね。すっごく笑える。お調子者なんだけどヴィニーは時々すごく本質を突いた発言でズバッとドギーに切り込むときもあって、本音で語れる友達がいるなんてドギーは幸せだな。このドラマは確か最後まで見たはず。残念ながら日本ではDVD化されてないんだよね。出たら買うよ私!

生きるべきか死ぬべきか

2016年4月23日がシェイクスピア没後400年ということで、イギリスでは数々のイベントが開催された模様。
中でもこれに大いに笑わせてもらいました。

"A line of Hamlet" - Shakespeare's Live @RSc

「ハムレット」の名台詞、"To be or not to be, that is the question."で喧々囂々と揉める歴代ハムレットを演じた役者の皆さん。非常に豪華なメンツ。

ごめん、最初のお2人は存じ上げないのですが、まずは"OR"を強調すべきだと。そこへ現れるのがベネディクト・カンバーバッチ。"NOT"に重点を置くべきと主張。その後に女優さんが登場、"not to BE"じゃない?と揉めているところにお次はデヴィッド・テナントが。まぁまぁ落ち着いて、大事なのは"THAT"(イントネーションは↓)でしょ?と。さらに客席の通路から"No, no, no, no, idiots!!"とローリー・キニアが来て、"that IS"(イントネーションは↑)だろお前ら!と。みんなして言い合いになっているところに登場はサー・イアン・マッケラン!"that is THE question."に決まっておろう、と。さらにデイム・ジュディ・デンチまで!"not TO be"と。さぁこの場はどう収まるの?と見てたら、なんとなんとまさかのチャールズ皇太子。うわすごい!"To be or not to be, that is the QUESTION."でしょう?と。これで皆納得して退場、観客も拍手喝采。

いやはやイギリス王室の懐の深さと親しみやすさを感じました。そして国民がこんなに楽しく身近に気軽に古典であるシェイクスピアに接することができるなんて素敵すぎる。

このコント(!?)、出来たら2004年に大絶賛のハムレットを演じたウィショーくんにもぜひ登壇してもらいたかった(今NYで舞台に立ってるので出られなかったんだと思う)。彼ならきっとそっと静かに現われて台詞を言う、それだけでもなにやら面白みがにじみ出て来る雰囲気があるように思える。

おまけ。"To be or not to be"ネタで私が好きなのはこちら。



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5/9放映だよ

2月に上映されてた「シャーロック/忌まわしき花嫁」が5/9にNHK BSプレミアムで放映だよー!吹替だよね?楽しみ!

『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』NHKで5月テレビ初放送!

今日本当にたまたま午後TV付けたらS3EP02の再放送が流れてて、最後の30分ほどを4歳の娘と一緒に見てました。シャーロックの吹替の三上さん、しばらく「ダウントン」でお世話になってたので、今見ると「なんでトーマスがここにいる!?」ってなる(笑)。