お宝発見



実家に帰省中。お宝発見した(というか大事にしまい込んで忘れてた)ので連れて帰ります。
映画雑誌「プレミア」、すごく好きだったんだけどね~!一度休刊になって、でもまた復刊して嬉しかったんだけどその頃にはもうネットでの情報発信が優勢になっていて。すぐに廃刊になってしまった。

この頃(1995年)はまだネットなんてなくて、情報を得るのはこういう雑誌や書籍からのみだったから必死でした。

POI S1 Ep11

Super

前エピの深刻さと打って変わってなんだかとっても足取り軽い雰囲気。こんなに面白いテンポの話は多分S1始まって初めてだし、このエピは見ててかなり爆笑した覚えが。とりあえずリースの命の危機は回避できてホッとしたのもあって、ふたりともいつもの廃図書館から出ている非日常感に加え、アパートメントのある一室、かついつもと役割が逆転という非常に面白い回。そして車いすでカメラを手に窓の外を監視するのは、ヒッチコックの「裏窓」をモチーフにしているのは間違いないでしょう

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John Reese in "Rear Window"

モニタ越しにマンションの住人の監視をしてるふたりが室内でヨガをしてる女性を見つめてて、彼女が体を斜めにすると、ふたりも一緒にすすす…と斜めにするのがね、もう最高に可笑しくて可愛らしいです!これ本当に大好き!!



そして座りっぱなしだからという理由で、リースに対して執拗にドーナツクッションをすすめるフィンチ。なんでそんなにしつこく薦めるの…(笑)。腕力ではかなわないフィンチが、動けないリースに今だけちょっぴり優越感を抱いてるのかなと思いつつも、次の護身術のくだりであっさりそれは崩壊
あんたは銃を持っていないから、と護身術を教えるリース
「いいか、指で相手の両目を突くんだ。それが無理なら親指を目にねじ込み、脳天まで突き入れぐるっと回す」って言われて、心底いやそうな顔でフィンチが「それは君のテクニックか?リース君?」「いや、あんたのテクニックだ、フィンチ」ていうやり取りがエグい
しかしラストで管理人トラスクに対してフィンチはそれを実行してて。頑張ったねフィンチ!
撃たれた傷が完治してなかろうが松葉杖ついていようがいつもと同じような無双リースで、この人ほんとに無敵すぎる
事件解決後、マンションを出ながら「マシンなんか存在しない、あんたがマシンなんだろ?」とフィンチに問いかけるリースがすっごく笑顔で雰囲気も爽やかで。あーフィンチに対する態度が変わったのはここかぁって思いました
なのでここから先、秘密を探るリースとそれを華麗にかわすフィンチの攻防戦は、S1内でのお約束というか様式美になっていきます(笑)

そしてフィンチが初めて正式にカーターの前に姿を現す回。「相棒の調子はどう?」と尋ねられるも、何も言わず黙ってカーターを睨み返すフィンチは明らかに彼女をまだ信用してないし、自分の大切な部下を撃たれるきっかけを作ったカーターに対してかなり怒ってるよね、これは。そしてこういう時のフィンチはものすごい色気を発しているのだ。ちなみにリース君は怒ると瞳孔が開きます
フィラデルフィアでリースの指紋が出た、ってスノーとその部下全員でそっちに行っちゃうって、ほんとにこの人たちCIA?有能なの?大丈夫?

フラッシュバックは2005年のネイサン、アリシア、デントン・ウィークス、ハロルド。デントン・ウィークスは半年にわたり、執拗にマシン内にハッキングしようと試みている。ウィークスのことをもう少し何度か詳しく出してくれるとS2Ep01-02のくだりが面白くなったかな、と。彼のことすっかり忘れてたからね、私
ネイサンはどうやらマシンの能力に対して脅威を感じているようで
「なんだか生き物みたいでおそろしさを感じるな」「しーっ、マシンが聞いているよ」…ハロルドがそうネイサンに言った後、マシンはすぐにネイサンを「脅威」としてはじき出しているんだよね。これって正直ぞっとするし、その辺りの脅威や恐怖をネイサンはすごくよく分かっていたのではないかと。ハロルドは国家の安全に貢献できることに重きを置いているので、人命や運命を少々軽んじている部分がある

POI S1 Ep10

Number Crunch

*S3、4のネタバレほんの少しあり

私にとってはものすごいターニングポイントになったエピソードで、未だにこれを超える話はなくて。…んー、超えるというと語弊があるな。S3Ep10のような演出が冴えわたっている回や、S3Ep16のように過去の人物たちの繋がりををこう持ってきたか!という脚本の妙、S4Ep11の時間が何度もループする素晴らしい話もあって、どれもこれも甲乙つけがたいのは事実。ただ、私自身の心の中に強く印象に残った、そしていつまでも忘れることのできないとても思い出深い、という意味で、いつまでもこのエピソードが永遠に1位です。

出勤してもフィンチがいなくて館内をうろうろながら彼の姿を探しつつ、通路の本棚に置いてあった本の中に挟まった写真を見つけたリース
元が図書館だったから館内放送の設備があってもおかしくはないんだけれど、「いつもの席にいるよ」ってアナウンスするフィンチ。これっきりのシーンだったので貴重。そして、どこにいたんだ?という質問に、フィンチの「タイムトンネルを抜けてきた」…ジョークだよね?真顔だけどこれはジョークを言っているんだよねフィンチは?(笑)
マシンが複数の人数を出してくるのは初めて…だっけ?
前エピでスーツの男に命を救ってもらったカーター。ファスコから「顔を見ると情が沸くからな」と言われるも、そんなことないわ、必ず逮捕する、と返すのだけれど。このエピのラストを見ると、カーターは情が沸いちゃったんだろうね、以前助けてもらっているからというだけじゃなくね
鑑識のふりしてちゃっかり現場に乗り込むリース。証拠品をこっそり手に入れさらに被害者のPCデータまで抜き取って。本当にこの人は余裕があるというか図々しいというか…(笑)
リースひとりで何人もの相手をできないから、フィンチも外に出てその中の一人を追跡することに。PCでデータを扱うことには長けているけど、現場に出て来てくれってリースに頼まれ、しばらく逡巡したあと腹をくくって分かった、じゃあ行こう、ってなるフィンチにまだぎこちなさがあって初々しい
「まさかあんたが殺したのか?」「…ライオネル、俺は少し悲しくなったぞ」
「ポーラを見張れ」「ヤバいのか?」「大丈夫、お前が弾よけになる」。ファスコへの鬼対応が絶好調のリース
ウェンディを追跡していたリースが乗り込んだ先は彼女の経営する美容室。ご用件は?って聞かれて、えっ…あぁ、じゃあカットの予約をって…(笑)。なんとこの人、とっさの場面で嘘をついたり取り繕うのがすっごく下手。唯一の弱点じゃないのかなこれ
ウェンディも、リースの髪型見ながら「少しニュアンスをつけてエアリーに?」って。どこをどういじったらあの短い髪をエアリーに??(笑)
続けて「この髪の色のグレーは地毛かしら?それともメッシュ?」さらに「独身?」「え?…まぁ今のところは」「みなさーん、彼、独身よ」の言葉に色めき立つ従業員。もうおかしくておかしくて!!とどめは「美容師としてその髪型は許せないの」。許せない!許せないそうですリース君!



ウェンディのオレンジがかった髪の色とっても素敵。私も今よりもっと白髪が増えたらこんな感じに染めてみたいわぁ
リースもリースでそのまま席に座って肩にタオルを掛けられたままフィンチと電話で会話してて、もうこれ本当におかしい
スノーとエヴァンスがカーターにリースとカーラの話をするんだけど、今聞くとびっくりするほどでっちあげと嘘ばっかであきれます
内勤を命じられたカーターの代わりにファスコがなかなかの活躍
深夜に目の前で起こった交通事故。運転手は明らかにヤク中。そして車内から見つかった大金。汚い金であるのは間違いない。だったら…と出来心でそのお金を掠め取ってしまった今回の対象者たちは、ひどく身近に感じられる。ウェンディとポーラは贅沢をするためじゃなく、入院中の母親の自宅が差し押さえられているため金が欲しかったのだし。本当に些細な出来心から起こした犯罪なんだよね…
リースはこの回で直接カーターに電話して、初めてまっとうな会話をする
「警察に自首して説明してくれる?」「それは無理だ」。そして今回の事件の加害者がいる病院の場所を伝えてカーターが現場に復帰出来るようにしてあげてるんだね
電話を切ろうとするとカーターは「待って。ありがとう、命を救ってくれて」と。これ、「ボーン・スプレマシー」のラストに似てる…かな
無事ポーラとウェンディを逃がし、屋上へ着いたところへやって来た車。中から出てきたのはスノーとカーター。カーターはここで初めてスーツの男の顔を見る
腹を撃たれたリースがまず車のヘッドライトを撃つのがすごい!明るいと丸見えだもんな。撃たれてなおすごい判断力だよ…
リースは自分に命の危機が及ぶと周りの人を遠ざけようとしちゃうんだよね。素直に助けを求められない性格なのか、「ひとは皆 最後はひとりだ」とジェシカに言った言葉を罰のように自分にも当てはめて死んでいこうとしているのか。この人はいつもいつも、大きな孤独を抱えたさみしい人ではあると思う。そして見てるこちらはリースのそういう部分に惹かれてしまうのよね

I wanted to say thank you, Harold, for giving me a second chance.
礼を言うぞ ハロルド 生まれ変わらせてくれた

直訳だと「お礼を言いたいんだ ハロルド 2度目のチャンスをくれて」。字幕はいつもの偉そうな態度のリースの口調がこんなギリギリの状況の時にも出てて、どっちもいいと思います

車を飛ばして到着したフィンチがリースを抱きとめたと同時に、銃を構えて現れたカーター。スーツの男を助けにやって来たのは、なんと以前事情聴取をした男だった。ここで一気に今までの全ての人間関係がカーターを通して1本の線となって繋がったことで、このドラマに対しての私のスイッチがバチンと入った瞬間でした!



銃をおろし、「早く逃げて」とリースが車に乗るの手助けまでして。カーターの中でなにが彼女をそうさせたのか。咄嗟のこととはいえもともと逮捕する気だったのが、そういう行為を取るに至るにはそうとうな決心とリスクがあったと思うのです。やっぱりこれは彼女の本能なんだろうなぁ。彼女の中でスーツの男に対する評価。彼は悪い人間ではないと。そしてそれは最期まで決して揺らぐことはなかった。

Person of Interest Episode 10 When things explode

POI S1 Ep08

いきなりEp08に飛びます。えぇえー。でもこれは私のブログなので好きな時に好きなものをす(以下略)

今「AbemaTV」という配信型のインターネットTVでこのドラマのS1が流れてまして。オンデマンドではなく、TVと同じように決まった時間に放映(?)なので、タイミング合わないと視聴は無理なんだけど、ちょうどこの回を見ることができたのでスクショをばしばし撮ってみた。でも動きがあるとブレるし、できれば字幕は避けたいし、よいのを撮ろうとするとなかなか難しいね!
てことで今回はいつもより画像増し増しでレビューです。アップした数の軽く5倍は撮ったけど前述の理由で失敗して多数がゴミ箱行きに。

Foe

このエピはほんとうに地味で、私初回は話半分でなんか違うことしながら流し見してました。今思うとなんというもったいない見方をしてたのか。
老いたスパイの末路と元スパイのお話。そしてフラッシュバックはまだ偽名さえない新人の頃のリース。リースと対象者のウルリック・コールが対比して描かれるのと、コールが旧東ドイツのスパイだったことから、題名も「敵」という意味の少し古めかしい単語を使っています
旧東ドイツでスパイ活動をしていた4人(しかも彼らの本名とアメリカでの偽名、つまり8人分の名前が出てくるにも関わらず、話の構成と進行がスマートでストーリーが理解しやすい)の消息とそれを追うフィンチとリースの話がスピーディに描かれて、このあたりの人助けや謎解きのエピソードは本当によく出来てる

このエピ内で一番かっこいいのはやっぱこのシーンかな

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「(標的を)もし外したら?リース君」
「分からない。(今まで)外したことないから」
っていう!どんだけかっこいいんだジョン・リース



アーニャのアパートでコールを待ち構えていたリース。しかし思わぬ反撃に遭い、逆に椅子に括り付けられ拷問を受けることになってしまうんだけど。



リースはあらかじめ、コールとアーニャの間に娘がいることを彼に見つからないように部屋にある彼女に関するものはすべて隠すのだけれど、うっかり壁に貼られていた彼女の写真を見過ごしていて。それをコールが見つけた時の、くそ、しまった、という表情



殺すのは好きじゃない、でも得意なんだ
国が自分を必要としていた
コールの口からリースと同じ言葉が出るし、「国が~」はリースもかつてカーラから言われた言葉。彼らは共通点の多い人生を送ってきたことが分かる。君は元兵士だから、とコールは自分の最期をリースに撃たれて終わらせる道を選んだんだね…
リースの人生ももしかしたらコールと同じような末路をたどる可能性だって十分にあったわけで。そう考えると彼の人生にフィンチが現れたことはとても深い意味がある
コールが24年ぶりに会えた妻、そして初めて対面した自分の娘。こんな形で家族全員が会えることになるとは
「奴らは私からすべてを奪っていった。だけどひとつだけ奪えなかったものがある。それは彼女だ」。そう言って静かに息をひきとるコールとそれを見守るリース



フラッシュバックはまだCIAに入りたてでリースには偽名さえない頃のお話。おびき出した相手をあっさり撃ち殺したカーラに対して、なぜ?証拠は?本当に彼らを殺さなければいけなかったのか?と、たくさんの疑問をはっきりと顔に出すリース。でもカーラはそれらを一刀両断し、「死体を処分しておいて。爪と歯は残さずにね」と。そして「あなたにはもう友人なんかいない。彼らのことは忘れなさい。覚えておいて。私たちは暗闇の中を歩いているの」
「ウィルソン?違う」「ハーパー?そうじゃないわね」…偽の名字をあれこれ考えるも、どれもしっくり来なかったカーラが最後に「あぁ、これがいいわ、あなたの名前は…」そして現在に戻り、フィンチが"...Mr. Reese"と呼びかけて繋げる演出の上手さ!



任務に迷いのあるリースに対し、一切の私情は挟まず職務に忠実に仕事をやり遂げるプロフェッショナルなカーラ、私は好きです。だからこそオルドスで組織から裏切られた彼女もまたスパイとしての末路が悲劇だった人間。リースとカーラの運命は、お互い入れ替わっていた可能性もあるからどちらにも悲しいものを感じる

結局コールは偽名のウォレス・ニーゲルとして埋葬され、その墓の前でのフィンチとリースの会話

" I always thought I'd die in a place that didn't know my name. "
"You think anyone will care for our names? "
"After we're dead. "
"I thought we already were. "

俺も本名じゃ死ねそうにない
我々の名を気にする者がいると?
死んだ後かな
もう死んでるがね

という、場所も墓地でお互い自嘲気味なやり取り。振り返るとこのエピは名台詞が多いね




エンディング
Person of Interest - Foe Ending


マイ・ブルーベリー・ナイツ

我が家はAmazonプライムの会員なので、洋画のラインナップを眺めては、ときどき過去に見た映画をふらっと見るのが最近好きなのですが。新しい映画を積極的に見に行かないので、ちょっとお疲れ気味なのかも。

この作品ね、監督がウォン・カーウァイだったよ。おーい、私の目は!節穴か!初見時の感想読むと、そのことに全く気付かず見てるし!そしてこれってNYが舞台なんですね。
この映画はジュード・ロウがすごくよくて、あんなオーナーのいる賑やかで活気のあるお店だったら私も入り浸りたくなっちゃうなーって。
あと、ジュード演じるカフェのオーナー、ジェレミーが、客のことは顔じゃなくてオーダーする内容で覚えてる、ってうのもすごく分かる!私も書店勤務の時は、お客さんの顔がなかなか覚えられなかったけれど(しかしそれは接客業として致命的な欠点なんだが…)、買った本や支払い方法や来店の時間とかはほぼ記憶してたから、このシーンは激しく頷きながら見てました。

お店のカウンターに置いてある、瓶の中に溜まった鍵。ちょくちょく訪れてはジェレミーと話し込むようになったエリザベス(ノラ・ジョーンズ)に請われて、その中のいくつかについて彼が話をするんだけど、これ、鍵に纏わる3~5話くらいのオムニバスストーリーでもよかったんじゃないかなーって。あ、そしたらエリザベスの出番が少なくなっちゃうか。

そして、カウンターで眠ってしまったエリザベスにそっとキスをするジェレミー。永遠に私のベストに入る素敵な構図のキスシーン。


アメリカのダイナーって決して細やかな料理が出てくるわけじゃないけれど、あのボリューム感や味はたまに食べたくなる。また旅行に出たいものです。そして今はやっぱりNYに行きたいな!