2016年 大充実&大満足の年でした!

はい、年末恒例ベスト選出です。今年は豊作すぎて絞れませんし絞るつもりもないので長くなります。こんな当たり年は1995年以来。見た映画は44本。ただしドラマにもかなり時間を割いたので、私にしてはかなり頑張ったと思うの。
では行きます!順位付けはしていません。

<作品>
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
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オデッセイ
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はじまりのうた
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エンジェル・アイズ
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きっと、うまくいく
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マッド・マックス 怒りのデス・ロード
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マダム・イン・ニューヨーク
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ハドソン川の奇跡
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ナイト・マネジャー
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<男優>
マット・デイモン (オデッセイ)
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トム・ハンクス (ハドソン川の奇跡)
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アーミル・カーン (きっと、うまくいく)
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トム・ヒドルストン (ナイトマネジャー)
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<女優>
ジェニファー・ロペス (エンジェル・アイズ)
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キーラ・ナイトレイ (はじまりのうた)
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シュリデヴィ (マダム・イン・ニューヨーク)
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<監督>
J.J.エイブラムス (スター・ウォーズ/フォースの覚醒)
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クリント・イーストウッド (ハドソン川の奇跡)
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リドリー・スコット (オデッセイ)
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<音楽>
ロブ・シモンセン (二ツ星の料理人)
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<主題歌>
All Izz Well (きっと、うまくいく)

English Vinglish (Full Female Version) | Sridevi (マダム・イン・ニューヨーク)


<ベストコンビ>
ハロルド・フィンチ&ジョン・リース (パーソン・オブ・インタレスト)
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<ベストトリオ>
ランチョー&ファラン&ラージュー (きっと、うまくいく)
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<ベスト邦題>
きっと、うまくいく (3 Idiots)


今年は映画館で家で、たくさんの涙を流しました。どれも心動かされ、忘れがたい素晴らしいシーンや音楽、演技、編集に涙し、美しすぎる夢をたくさん見せてもらいました。
映画もドラマも虚構の存在ではあるけれど、登場人物達が話し、動き、終わったその後も彼らは私の心の中で永遠に生き続ける。そのくらい思い入れが深い人物に何人も出会うことができました。
傾向としては、自分自身が明るく前向きのお話に感銘を受けただけでなく、映画全般として困難にぶつかった時に冷静な態度を保ち、最善の解決方法をプロフェッショナルな人たちが全力で考える、というお話がヒットしたように思います。


ネットの隅っこで10年以上こっそりひっそり書き続けているブログですが、さっき気まぐれに全記事数を合計したら約850本でした。狂気の沙汰だなと思いつつ、でも均すと70本/1年 しか書いてないんだよね。1年は365日もあるのに少なくない?しかし今年に限っては170本書いてるのでこれはちょっと自分でもどうかと思いました。生活全般のブログは別にあるし、鍵付きで家族向けに育児ブログも持ってるし、ブログとは別に書いてることもあるし、要するに書いて書いて書きまくった1年でした。たぶん来年も書いてる(笑)。記録魔だし書き留め魔だし書かないと気が済まない性格なのでこればっかりはもう仕方がない。
そんなトチ狂った場所に訪れてくださった方、コメントを残してくださった方、本当にありがとうございました。
そして今年初めて拍手ボタンを付けましたが、押して下さった方々ありがとうございました。きちんと統計をとってはいないのですが、拍手数が多かった記事トップ3は

POI S5 Ep13 John Reese and Harold Finch
POI S5 Ep13 (Grand Finale)
POI雑感 リースのこと

(注:3本ともS5ネタバレあり)

それでは良いお年をお迎えください。来年もまた素晴らしい作品と出会えますように。


ハウス・オブ・カード シーズン1

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House of Cards Season 1 (2013)


これは全話通して見てから感想を書いた方がいいだろうドラマ。S1は壮大な序章といった感じで、回りくどい道をたどっているように見えて実は着実に大統領への座への地盤を固めていくフランシス・アンダーウッドの世界と価値観。しかしまさか彼がピーター・ルッソを亡き者にするとは思わなかったし彼のその選択で政治ドラマにミステリーが絡む方向へ舵を切って俄然面白くなってきたし、この件がのちのちフランクの足を引っ張る事案であることは間違いないなとも思う。

キャストが映画ではおなじみのケヴィン・スペイシーにロビン・ライト。しかもこの二人が夫婦役。しかし私が気に入ったのはダグラス・スタンパー役マイケル・ケリー!すっごくいい味出してるし眼鏡姿も素敵。しかしながらダグがジリアンに私的な思い入れで住む場所や仕事を斡旋していることがいずれ何かしら問題になってくるのでは?と予想。まぁ頭の悪い私の予想なんてそうそう簡単に当たりはしないでしょうが。

このドラマは吹替で見たのですが、S2以降を見ようと思ったらネットフリックスを契約する必要があるし、吹替も見られるのでしょうか。契約したらそれこそどっぷり浸かっちゃいそう。悩む。

…と思って調べたら、レンタルもあるのですね。それだ、それにしよう。月額制のものは、誘惑に勝てない私には他のことを全部放り出してしまうのでとても無理だ。

Farewell, Carrie Fisher

若く聡明で勇敢なお姫様は遠い宇宙の向こうへと旅立っていきました。大好きな映画であり、彼女は私のヒロインでした。ありがとう。そしてさようならキャリー・フィッシャー。


シリーズ中私が一番好きな作品「帝国の逆襲」からBTSを1枚。

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ザ・ドア 交差する世界

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Die Tür (2009)


マッツ出演作品が続きます。
先見の明がない私にしては珍しく青田買いした俳優で、マッツの映画は初めて見たのが「しあわせな孤独」(2002)なのもあり、私はハリウッドの大作に出るより北欧の白っぽい淡い光の中で母国語を話すマッツが好きなんだと思う。そういう意味ではこの映画の彼はとっても魅力的だしお話自体もなかなかの掘り出し物でした。つまりとても面白かった。

浮気の最中に一人娘が自宅のプールで溺死したことで、妻ジアとの溝が深まって酒に溺れる日々のダヴィッド(ミケルセン)。ある晩酔って転んだ拍子に妙な空間とその先につながる不思議なトンネルを見つけ、その先へと足を進めると、5年前の娘を亡くす直前の時間に戻ることが出来、無事に娘を助けられるんだけど、自宅にひとりでいるところに過去の自分と鉢合わせして、しかも彼を不審人物だと思って誤って殺してしまうんですね。なので5年前の自分の身分を乗っ取るような形になってそのまま生活を続けるも、どうやら未来から来て過去の自分を殺して自分が本人に成りすます者が他にもいることで成り立っている世界、というのが他のタイムスリップものと一線を画すのが面白かった。

娘を自分の元に置きたいのは過去に存在するジアも未来から来たジアも気持ちは同じ。さらに未来のジアは過去の自分を殺そうとしていて。そんなふたりが娘を真ん中に挟み対峙するのだけど、未来のジアは最後娘の手を放し、未来の自分に「逃げて」と言うのですが。未来からの自分は「本当の自分」ではないことをジアはよく分かっていたんだと思う。だから偽物ではなく本物の幸せを手に入れられるのは自分ではなく本来の自分である過去のジア。

過去と未来で同じ人物がふたりいるのだけど、カテゴリこそSFだけど、ダヴィッドも妻のマヤも、あの時もしこうしていれば、という後悔があり、よりよい人生を送りたいと望んでいるのにそうではない現在。そこにいびつな形で現れた、やり直すチャンスに飛びつくのはよく分かる。だから過去に残された未来から来たダヴィッドとジアが、かつて娘がおぼれ死んだプールのそばで座り、お互いの手を握るラストはいい終わり方でした。決して明るくはないんだけど、トーンが私好み過ぎて好きだー。

隣人のシギーを車のボンネットに乗せたまま壁に突っ込んだことで、その先にあった、過去と未来を行き来できるトンネルは崩れ去り、もう誰も行き来できなくなるのもうまい終わり方だなと感心でした。直前にそのトンネルをくぐっておそらく5年後の世界に逃れたであろう過去のジアと娘のレオニーは5年後の世界で生きていくんですよね。その世界にはダヴィッドもジアもいないので、ジアが2人存在するという矛盾もないし、これすごいよく考えられているとは思うんですが、思うに過去が積み重なって出来上がってる未来の自分が過去に来て自分を殺したらその未来の自分もその瞬間消滅してしまうのでは?自分という時間軸は1本しかないのに?といっつも疑問なんだよなー。


この映画のマッツは前髪が長くて目にかかってるので、その髪は鬱陶しくないのかと疑問に思いつつもだがその前髪がいい!とよく分からない矛盾したこと言ってますがつまりとてもかっこいい。


ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

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Rogue One (2016)


「犠牲」と「希望」の話でした。Ep03「シスの復讐」とEp04「新たなる希望」をつなぐお話。

ローグ・ワン。ならず者の彼らは、この物語では皆名前こそあったけれど、誰一人生き残ることはなく死んでいった(行動を共にしたドロイドまで!)。それでもデス・スターの設計図を奪うという目的は見事に果たし、そのデータを1枚のカードに入れて名もなき兵士に託していった。それを受け取ってオルデランに向かうのは、若きレイア姫。そして物語は「新たなる希望」と名付けられたエピソード4に繋がるのは素晴らしいラストでした。これ、「ローグ・ワン」の後に間髪入れずエピソード4を上映するべきなのでは!?20世紀フォックスのあのファンファーレとSWのテーマ曲が流れたらきっとみんな泣く。私は泣くぜ。

誰もがヒーローになれるわけではない。死んでしまったらそれこそ無。何も残らない。それでも何かのために、文字通り命を懸けて戦った人たちがいたよ、という、裏方にスポットを当てた物語でした。

前半は色んな星や場所の説明に費やされた分、ストーリーの展開が遅く感じてちょっとテンポ悪いなぁと感じました。正直そんなに場所をバラけさせずもう少しシンプルにできなかったのかな、と思う。
主人公はジン(フェリシティ・ジョーンズ)だけど、残念ながら私は彼女に感情移入が出来なかったのもノリきれなかった原因かなぁ。特に父親ゲイレン(マッツ・ミケルセン)の死と別れはあまりにも鉄板な表現で、もうちょっと他の演出方法はなかったのか…?と思わざるを得なくて。そういう意味ではマッツの使い方ももったいなかった。マッツはもうすぐ公開の「ドクター・ストレンジ」でも悪役ですが、小規模映画の方が合うように思うんだよね。
しかしながらジンと共に行動するキャシアン・アンドー役ディエゴ・ルナが最高でした!あのちょっと暗めの憂いのある瞳がどこか冷めていて、それでいて決して大げさでもなく、自分に課せられたものをやり切る人間性がよかった。彼、もっと注目されてもいいとずっと思ってたので、この映画でほぼ主役だったのはものすごく嬉しかった。
そしてふたりのお供のドロイドはK-2SO。彼、すっごく英国執事な話し方でしたねー!雰囲気がとってもマーベルコミックのジャーヴィスでした。
あとボーディー役リズ・アーメッドって、「ジェイソン・ボーン」(2016)でSNS会社の社長やってた人か!
しかし本編のスピンオフなのに、全作中でいちばんダース・ベイダー卿が怖かった!ジェダイは滅び、彼の強大な力を止めるものは誰もいない世界でどの星もどの星もみな彼に支配されていく様がラストの姿を通して見事に描かれていて。改めてすごいキャラクターだと思わずにはいられなかった。


それにしても、決死の思いでパラボラアンテナがある塔に登ってデータを送信して最後は命を落とすって、私それつい最近似たようなのを某ドラマで見たね、うん。

今年はこれが映画館で見る最後の映画になりそうです。今年初の映画館は「フォースの覚醒」で幕を開けましたが、〆も「ローグ・ワン」となり、よい終わり方となりました。年末のベスト選出が今から楽しみ。