役者絶賛 (ブロークバック・マウンテン)

一緒に見に行った夫が、一言ポツリと
「悲しい話だよな」
という感想を述べました。私も同意です。

こう、うまく言えないです。大自然の中での生活は、その人そのものが出ると思う。取り繕っても見栄張っても、自然の前ではごまかしがきかないから。そんな中で出会って思いが通じ合ってしまったふたりは、幸か不幸か、町で結婚生活を送り、子供の面倒を見、仕事に精を出しても、ブロークバックで一緒に過ごさないと、本当の自分にはなれなかったのでは。だから、ふたりの愛がどうの、というより、そうしなければ生きていけない、という人生だったのでは。

ジャックが逝ってしまった後のイニスは、いちばん大切な人にもう二度と会えない、辛い人生を送ることになってしまうけれど、それでもジャックに出会えたことは、彼の人生でかけがえのないもの。悲しいけれど、幸せでもあったと思う。

ジャックの生家で見つかったシャツに、涙がほろりとしました。

それにしても、アン・リーの実力を見、ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールの役者魂に感動でした。特にヒース、今までアイドル的な扱いや作品が多かった上に、キャリア低迷しそうだった時にこれですから、この人こんなに演技うまかったんだ!と驚き。「パトリオット」と「恋のから騒ぎ」しか見てないので(あ、「ネッド・ケリー」も見たか)、偉そうに言うのも恐縮ですが、ちょっと老けたけどこの映画にマッチしてたし、いつの間にこんな渋い表情ができるようになったのか!と。これからも、メジャーではない映画でしぶーく活躍してほしいです。その方が彼のよさを生かせるんじゃないかなぁ。

ジェイク・ギレンホールは、「ジャーヘッド」見とけば良かった、と激しく後悔です。この人の他の演技をもっと見たい!だって今まで見たのって「デイ・アフター・トゥモロー」だけなんだもの。それにしても彼のまつげは長い…。

アン・ハサウェイが魅力的。金髪はちょっと…チャーリーズ・エンジェルのファラ・フォーセットみたいな髪型がすごかった。あぁいうのが流行った時代なんでしょうね。

音楽も秀逸。
テント、ウィスキーのラベル、髪型、車で時間の流れが分かるのが興味深い。

万人にお薦めは私はしないけれど、観たらきっと、色々と思うことがある、深い映画です。

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コメント

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連日失礼いたします

こんばんは。TBいただきありがとうございました。
ご主人さまとご覧になられたのですね~。
うちもオットが「観たいなぁ」と言ってたのですが、私、先に友人と鑑賞してしまいました。(あかんですね~)
なんともジワジワと切ない映画でしたが、どの人物も愛おしくてし方なかったです。
ヒースには私も心底びっくりでした!!俳優さんたちが、みな素晴らしかったですね~♪

ありがとうございます!同感です

>不幸だけど幸せ、これって人生みたいです

あぁ私も同感です!コメントありがとうございます。
せりさんまた遊びに来てくださいね。

Unknown

↑スイマセン、名前書くの忘れました;

TBありがとうございます

はじめまして、TBありがとうございました。

>「悲しい話」~
私も映画館で見終わった後、イニスって男の寂しさや悲しさに打ちのめされました。しばらくボーッとして席が立てない程「悲しい」と思いました。

>ジャックに出会えた事は~悲しいけれど、幸せでも会ったと~

出会わなければあんなにお互い苦しむ事もなく平穏な人生を歩めたかもしれませんよね。でもラストシーンのイニスを見たらそれでもやっぱり幸せなんだよなぁと思いました。
不幸だけど幸せ、これって人生みたいです。
なんか思い出したらまた切なくなります(笑)

音楽も良かったですよね、私にとっても忘れられない深い映画です。こんな素晴らしい映画を作ったアン・リーとイニスを演じたヒ-ス&ジェイクに乾杯。

こちらからもTBさせて頂きますね

恋愛映画ですね。

TBありがとうございます。
確かに悲しい映画でしたね。
アンリー監督の描き方の妙があって、
gay movie といえども、すんなり心に入りました。