歴史の事実とその重さ (僕の大事なコレクション)

Everything Is Illuminated (2005)


軽い気持ちで観に行ったので、重いテーマに驚きました。初めに言っておくなら、もしこの映画を見に行こう、という気持ちになったなら、事前に、ウクライナはどういう国か、ウクライナでもあったユダヤ人虐殺のことを、ざっとでいいから頭に入れておくと良いかも。それを知っていたら、もっとこの映画の雰囲気や、言いたいことを理解できて、いい映画だったな、って思えるはず。

私がそれを強く推すのは、この映画のキャストがすぐれていたから〜。


ビン底めがねのジョナサン、アメリカかぶれのアレックス、盲目だと言い張るおじいさん、彼の盲導犬。この4人(犬が「1匹」と数えるにはもったいないくらい迷演なので、単位は「人」で!)の絶妙なバランスがいいのです。
そして、主人公はジョナサンかと思いきや、実はおじいさんだったし、映画の最初と最後をモノローグで飾るのはアレックス。ジョナサンは、自分のルーツをたどるためにウクライナにやってきた、という目的はあったけれど、彼ひとりのストーリーではないところが、映画全体のバランスが良かったと感じたのかも。


収集癖が極端なジョナサンは、彼の祖母、幼少の頃の母親、そして家族ひとりひとりの写真が出てきた以外は、友達がたくさんいるわけでもなく、かなり孤独に見えた。収集したものだけと共に生きているような感じで、なんだか心配になっちゃいました。

でも、ウクライナで出会えた祖母の姉が言うように、「ものを集めるのは、いつかそれを求めてやってくる人がいるから」っていうのは、ジョナサンにもいつかそういう人が現れるのでは、という希望がちょっぴりあるんじゃないかな。
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コメント

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遅くなりました!

一見イライジャ・ウッドが主役に見えて実はそうじゃないのもびっくりでしたが(汗)、いい映画でした!音楽も良かったですよね。

脱色プーさんは本家から訴えられないか心配です(笑)。

こんばんは☆

真っ白プーさんは、雪遊びでもしたのかしらん?可愛い(笑)

素敵なレヴューですね♪
ほんとだ、老女の言う台詞はそういう意味もあるのかもしれませんね!
絶対そうだわ。
そして全員がなんらかの変化をとげる…
重いだけじゃない、ユーモアと毒とバランスが凄い作品でびっくりしました。
ユージン・ハッツにもますますメロメロになって、ほんと私も懲りないねと我が身ながら呆れますワ。

コメントありがとうございます♪

私、オタクなイライジャを見られるのもまた貴重かな、なんて見に行ったので、けっこう驚いたんですよ。

音楽も良かったなって思います。

TBありがとうございました!

一人じゃない・・・

って、ほんとそうでした。
おっしゃる通り、ジョナサンの話しだけじゃないところが良かったです。
実はおじいさんだったりしましたもんね。
あまり前知識なしで見たので、コレクションしてる
オタクの映画・・と思ってたんですが、もちろんそのコレクションも重要な部分でしたが、歴史や過去がこれほどストーリーに関わって来たのは意外でもあり、そこがまた良かったりしました。

TB、どうもありがとうございましたm(_ _)m
こちらからもさせていただきました♪

はじめまして

劇場予告編の向日葵畑と音楽に引かれて、
昨日見に行ってきました。
重いテーマでありながら、優しいおとぎ話のように
仕上っていて良かったと思います。

TBさせていただきますね♪