最後に、息を呑む (暗い日曜日)

Gloomy Sunday - Ein Lied von Liebe und Tod (1999)

伝説の死の曲をモチーフに、一流サスペンスに仕上がっていた映画で、終わった後快哉を叫びました。それくらい見事なオチで、すっばらしかったです。

あるピアニストから生まれた曲が、人々を死の虜にする話なのかと思いましたが、そうじゃない。愛や嫉妬が、ナチスヒトラーの時代へ入っていくのと同時進行していく、その先の見えなさが緊張感を生み、最後の最後は、数十年の時を経て果たした復讐だった、という流れが文句なしでした。
アンドラーシュが持っていた心臓麻痺の薬は、ラズロが預かり、最後に使ったのはイロナ。そして、使った目的はハンスの殺害。それは、本人はもうきっと忘れてしまっているであろう、ラズロをアウシュビッツに送ったこと、レストランで無理矢理アンドラーシュに「暗い日曜日」を演奏させたこと、その恨みを果たしたイロナは、厨房で「暗い日曜日」の鼻歌を歌いながら使い終わった食器を洗い、息子と祝杯を挙げる…そのシーンに戦慄です。
こんなにあっと驚く映画は久しぶりでした。

アンドラーシュ役は、「カストラート」のステファノ・ディオジニだったんですねぇ!

イロナ役のエリカ・マロジャーン、とっても色っぽくてきれい〜。




ちなみにネットで「暗い日曜日」と検索すると、合わせて「逆回転」というキーワードが出てくるのですが、これってどういうことなんでしょう?
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