あまりにも普通でした (傷だらけの男たち)

傷城/Confession Of Pain (2006)

公開後の評判はちらりと耳にしていたので、あまり期待はしなかったんですけどね。なんつーかこう、あまりにもストーリーが普通すぎて、「可もなく不可もなく」なオハナシでした。

多分、人物設定にあまり深みがないからなんだろうなぁ…。

ヘイ(トニー・レオン)とポン(金城武)って、2003年の時点では上司と部下の関係で、2006年(で合ってる?)では、片や私生活も順調な警察官、片やアル中のしがない私立探偵(免許なし/笑)、という立場が象徴的ではあるんだけど、おそらくこのふたりはいい上司と部下、の関係だっただろうから、ポンが今は警察官じゃなくなっても色々と捜査できたんだろうけど、信頼していた上司が実は犯人…の部分が重くなくて、そのふたりの関係を描きたかったわけじゃないのかなぁ、と釈然としない。

ヘイも、事件の資料なんかを簡単にポンに渡しちゃってるし、自分が犯人なのにそんなことしてたらすぐ追い詰められるでしょー!それとも絶対バレないっていう自信からか?
ポンも警察に簡単に出入りしてるし、そんなに厳しくないのか香港の警察は〜?と思っちゃうんですよ。

実は壮絶な過去があった、という人物を描くにしては、トニー・レオンはちょっと押しが弱いかなぁ。彼の笑顔が見られることはほとんどなかったし、最後は自殺ってのもあまりにもありきたりでした。


唯一の収穫は、久々に見た金城武かな。あの目、犬のようでたまらん!あんな目で見つめられたら、ビールの売り子をしてたフォンがほおっておけないのも分かる。
フォンの部屋で寝入っちゃった彼の背中にみょーにドキドキしました(汗)。

飲めないお酒を一生懸命飲んで無理矢理酔っ払ってるのがまた素敵すぎでね。
私、公式サイトで見られる動画の最後に出る、ポンの「いったい酒のどこがうまいんだ?」ていう独白が大好き。
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コメント

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こんにちは!

コメントありがとうございます!いつもjesterさんの映画の感想は細部まで読ませていただいております。私もあんな感想書きたいです~。

さて。さてさて。やっぱり期待しますよね。あのキャスト、あの監督の組み合わせなら。そして多くの人ががっかりしている…あぁ残念でならない。

金城くんがゴールデン・レトリバーって、ぴったりな例えですね!でもお姉さまはお気に召さなかったですか。うーん、残念。

こんにちは~

お邪魔します♪

どうもこの映画は期待しすぎて、期待に押しつぶされてしまいました・・・

>あの目、犬のようでたまらん!あんな目で見つめられたら、

ね! 一緒に見に行った金城ファンの姉に「ゴールデンレトリーバーみたい」といったらムッとされました。(ほめたつもりなのに~~)

私も感想を書いたので、TBさせていただきました。

長くても気にしません。ぜひ語ってください

私の感想なんかでちびくまさんの助けになったかしら?

もしこの映画がもっと良く出来てたら、それこそトニーも金城くんも素敵だったでしょうね。信頼する元上司が真犯人と知って悩む部下…あぁその金城武を見てみたい!!

トニーの使い方ももったいないですよね。彼には辛い過去がよく似合う(笑)ので、私ももっとディープに心理描写とかしてほしかったな~。

久しぶりに「恋する惑星」や「天使の涙」を観たくなりました。

長くなってすみません

トリみどりさん、こんばんは~。
トリみどりさんのレビューを読んで、「そう!そうなんよ!」とナットクしました。
私が具体的に書けなかった「期待ハズレ」の理由が、これでやっとわかりました(笑)
>信頼していた上司が実は犯人・・・ココに重きをおいて、ポンの葛藤やら2人の駆け引きやらがディープに展開するのかと思いきや、でした。
あと、トニーが最後に奥さんに対して急に情を感じ始めたのもちょっと違和感がありました。あれだけのことをやっといて今更・・・・みたいな。
観ている間は、「一瞬でも見逃したら話がわかんなくなる!」という緊張感はありましたが(笑)

めっちゃ気合を入れて行っただけに残念です~
まあ目の保養にはなりましたけど・・・