トニーの繊細さに惚れる (花様年華)

花様年華 (2000)

「傷だらけの男たち」の口直しで見ました。

うん、こういうトニー・レオンを見たかった!
これ、監督はウォン・カーウァイなんですねぇ。とってもムーディな雰囲気が素敵で、主役ふたりの微妙な心の揺れや感情の変化をスクリーンに映し出していると思います。

ふたりはあくまでプラトニック。でも、だんだん募る思いが、チャウ(トニー)のシンガポール行きが分かった時、チャン(マギー・チャン)が泣いたシーンではっきり分かってとっても切なかった。いつまでもあの関係が続くわけではないとふたりとも知っていたけれど、いざその時が訪れると、どうしようもなく気持ちが揺らいでしかたない、という感じ、よく出ていたなぁ。

結局、シンガポール、カンボジアと、チャウは仕事であちこちを移動し、おそらく離婚して女手ひとつで息子を育てているのであろうチャンは、近いところにいながらも、ほんの些細なすれ違いで、ふたりはこの先永遠に会うことはないのかも、と思わせるラストでしたが、変に再会して盛り上がらないところがまた慎み深いと言うかなんというか。こういう別れや終わり方、好きですの〜。

感情の繊細さを表現するにはトニー・レオンはほんとに素晴らしい俳優ですね。

マギー・チャンの着ているチャイナ・ドレスがどれも素敵。特に、白地に大ぶりの花柄模様(かな?)が入ったあの服は、私も着てみたい!

自宅とは別にチャウが借りた部屋の番号が「2046」で思わずにやり。監督の好きな番号なのかしら?
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