クィーン

The Queen (2006)

女王の描き方がとても良かった。これは私にはかなり好きな部類に入る映画でした。

1952年に即位して以来、彼女の人生は、常に王室とともにあった。そしてその人生でおそらく、王室から離れても未だ国民から多くの支持を得、かついつも人々の好奇の目にさらされていた人間がある日突然事故でなくなる、という出来事に遭遇するのは初めてだったでしょう。

感心したのは、その一貫した態度。ダイアナの死、王室への非難という市井の声は、しばらくすれば収まることも予想しているのはもちろん、一時の感情だけで今までしてきた慣習を変えるということはしない、というのは、決してダイアナによい感情を持っていなかったから、ではなく、女王がどうふるまうべきか、長い歴史や伝統、様々なことを踏まえて選択した行動、というのが、我慢強さや、過去だけでなくこれからの王室のことも考えている、というのが、聡い人であり、その行動が国民から理解をしてもらうのには時間がかかる、ということもちゃんと承知の上、というのが、素晴らしいと思ったのです。

そういう態度や姿勢って、日本のメディアにもっとも足りないものだよな、と思ったのですね、同時に。

ブレアの位置はおそらくかなり微妙だったはず。しかし、首相に就任直後だったにも関わらず、国民への理解、女王への理解、彼は両方を理解しようと行動した、その姿が私には好ましく写りました。考慮して、いちばん良いと思われる行動をとる、という姿勢が驚嘆でした。
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コメント

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続投ありがとうございます♪

そうそう!あの、お花を女王に…と女の子が手渡すシーン、ものすごく心打たれました。なんで私そのことを感想に書いてないの(泣)。

ブレアがもう首相じゃないのはちょっと残念です。なんとなく彼に好感が持てたので。

TBありがとうございました!

こちらにも^^

お邪魔いたします^^

ほんとおっしゃる通り、女王の描き方が良かったですよね~!
あれだけの時間に細やかに描かれてるなって思ったし、
彼女のダイアナ妃事故後の態度は、そうだったんだ・・とつくづく感心しました。

子供が花をダイアナにじゃなくて、女王に・・と
いうところはぐっときました。

ブレア首相もトリみどりさんが書いてらっしゃるように
その時々で一番良いと思うことをやったというところでは、やっぱりすごい人なんだなと思いました。

TBさせていただきましたm(_ _)m

同意です

コメント続投ありがとうございます♪

現役の女王を映画化ってのもすごいなぁ、と思いましたよん。日本で言うと今の皇室を映画化するようなものですから。

こういう映画を見ると、イギリスって大人な国だな、と思ってしまうのは良く見すぎかな?

静かでいいですよね

ロイヤルファミリー
元皇太子妃ダイアナ

どうもスキャンダラスな香りがすると思ってしまうのは
マスコミに踊らされている証拠なのかもしれません

ダイアナの死に対する女王の一貫した態度
一瞬、見せた一人の女性としての涙

静かで、見応えのある作品でした♪