野心 (イヴの総て)



All About Eve (1950)

女が抱く野心は怖い!な映画。

地味でおとなしく、私はあなたの出る演劇が本当に好きで好きで毎日劇場に通いつめているんです、という理由で大女優マーゴとお近づきになれたイヴ。でも彼女の本当の姿は、何でも利用して、自分もいつか舞台で脚光と喝采を浴び、狙いを定めた男性をもモノにしてしまおう、てのがすごい。
始めは歓迎されて仲間に入れてもらったイヴ。でもマーゴのお手伝いさんだけは最初からイヴが近づいてきた理由を本能的に感付き、彼女はちょっと…と言うのだけれど、物腰も柔らかく、マーゴの小間使いとしてよく働くイヴを誰もそんな風には見ず、お手伝いさんのことを信じないんですけどね。
話が進むにつれて、段々とイヴの野心が表れてくるところからこわーい話に。

私はイヴ役のアン・バクスターより(いや確かに彼女は段々ストーカーっぽく見えてきて不気味なんですわ)、マーゴ役のベティ・デイヴィスがすっごく好きになりました!確かにトウが立った40のおばちゃん、なマーゴなんだけど、大女優ならではの貫禄、我侭、それでいてコケティッシュなところが魅力的。大きな瞳と立派な眉毛が、表情を変えるたびに大きく動いて、吸い込まれそうに派手な顔がまた舞台女優という役に合ってました。

そしてこの映画、主な登場人物が延々と話すシーンが多いのですが、会話が飽きさせない。面白いです。

後で調べたら、1950年の映画ということで、そんなに古いなんて驚き。
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