音楽の持つ力 (ONCE ダブリンの街角で)



Once (2006)


人生は一期一会。それが泣けちゃうくらいよく表されてるこの映画は、なんと主人公ふたりの名前が出てこない。手持ちカメラでブレの多い画面は、まるでドキュメンタリーを見ているよう。ほんのきっかけで出会ったふたり。お互い音楽を通じて、心惹かれあう過程もいいし、都合よく話が展開するわけでもなく、お互いの行く先はまた別々のものになり、違う人生を歩んでゆくのがね、なんだか最後、じんわりきて、涙が出ました。

レコーディングのエンジニアが最初、ものすごくやる気ないのに、彼らの音楽を聴いて目を覚ます辺りなんて、いいですよねー。どこの世界にも、プロを目指してもなれない人たち、そういう人に出会う機会の多いいわゆる業界の人たちはきっと次々登場するアマチュアをああいう目で見てるだろうからさー。

お金を融資しに訪れた銀行の人も、実はミュージシャンを目指して(もしくは音楽が趣味)いた!という爆笑なエピソードも好きです。
女性がピアノを弾かせてもらっている楽器店の店主が、ふたりのセッションを温かく見守る(この場合は「聞き守る」か?)シーンも素敵。

レコーディングで演奏されてた5/8拍子のちょっと変わったリズムの曲(When Your Mind's Made Up)と、楽器店でふたりが初めて一緒にセッションをした曲(Falling Slowly )がとても印象に残ったので、こりゃサントラ購入だな。


ふたりの未来に幸あれ、と心から願う終わり方でした。
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コメント

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演歌ですか!(笑)

いや、笑っちゃいけないんだろうケド、切々と歌い上げる感じは古今東西、同じ感じなんですかねー? 静かな曲が聞きたい時ならよいかな?なんて思ってます。早くサントラ買わなきゃ~。

コメント&TBありがとうございました!

サントラ

こんばんは☆
本作を見た後すぐにサントラを入手して、しばらくエンドレスで聴いておりました。
ちょっと演歌風味なのよね。爆
歌詞だけ追っかけていると暗~くなってしまいそうなのですが、、、本来歌って自分の感情を代弁するものですしね。ストレス解消にパチンコとかギャンブルをする(爆)人たちではなく、音楽にストレスをぶつけているところが好感度大ですw
そうそう、二人のセッションはサイコーにイカシテましたっ!