噂 (理想の女(ひと) )



A Good Woman (2004)


最初から最後までウィットに溢れる台詞の数々。登場人物の会話がいちいち素敵だと思ったら、原作がオスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」だったのですねー。

まだ初々しい感じのスカーレット・ヨハンソンがかわいらしかったけど、やはり主役は数々の人生経験をしてきたと思われるアーリン夫人役のヘレン・ミレン。あの抑えた感じの話し方がまた役にぴったりで、殿方の関心を惹かざるを得ない、妙に色っぽい雰囲気が大人の女性でした。

彼女がまだ若い新婚のメグ(ヨハンソン)を諭す場面の台詞の数々がいちいちごもっとも!と頷くばかりの内容でして。結婚8年目の私にも非常にありがたい(?)お言葉でございました。

実はアーリン夫人はメグの母親で、幼い頃に事情あって別れてしまったのですが、メグは目の前にいる、ましてしばらくの間は夫を誘惑した迷惑きわまりない女性。しかしメグは、彼女が自分の母親とは知らずに、アーリン夫人に「いちばん大切なものに誓って」と言われ、「母に」。それを聞いたときのアーリン夫人の驚きとうれしさの入り交じったような表情が今でも印象に残ってます。今までだったら私はメグ側で見てたけれど、今はアーリン夫人の方から見てる自分にもちょっとびっくり。

アーリン夫人はきっと過去に色々な経験、それはきっと人からよく言われないようなこともあっただろうけれど、タビィから求婚された彼女は今回はきっとうまく行くんではないかな?

それにしてもこの映画、「噂」がテーマみたいな話なんですが、メグの夫はあんなに人が集まるところで重大なことをしゃべっちゃうなんてあほか!と思わずにいられない。登場人物は皆噂が好きで、噂に振り回され、噂と共に上流社会を生きているんですねー。疲れそう…。
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