判断 (私の中のあなた)




My Sister's Keeper (2009)

この映画の設定に私はどうしても同意することができないので、あまりいいレビューは書けないのですが、でも映画としては完成度は高かったと思う。なんか言い訳しながら始める文章ですが。

姉の白血病の治療のために、ドナーとしての妹が産まれたっていうのが、もうどうしても受け入れられなくて。でも、じゃあ自分にそういうことが起こったら、何としても子供を救いたいって考えるだろうな。そしたらその時、こういう可能性があります、って目の前に提示されたら、それこそそれがどんな方法であっても実行するかもしれない。

正直、このお話、母親のサラがあんなに頑固じゃなかったらなんも問題は起きなかったでしょ、と言ってしまえばそれまでだけど、じゃあサラがすごく悪い母親なのか?と問われたら、決してそうではないのが難しい。家族って、血縁って、こういうときすごくこじれてしまうのかもしれないね。

母親を訴えた娘のアナ。劇中何度も「(アナはまだ)11歳の子ども」という台詞が出てくるけれど(主に言っているのは母のサラなんだけどね)、私はそんなにアナが子どもだとは思わなかったし、彼女が一生懸命に考えて出した決断を、子どもだから、と一蹴するのはいかがなものかと思う。そして彼女の決断は、実はアナと姉のケイト、兄のジェシーの3人で決めたこと、というくだりが私はすごく好きだった。ケイトの病気で、おそらく自分のしたいことを我慢していたり、と、他の家族とは違う日々を送ってきただろう3人。でも3人とも、真剣に自分の人生、ケイトの考えを話し合ったと思う。そんな3人を、「まだ子ども」だなんて誰が責められるだろう?だから私は、ジェシー、ケイト、アナの3人で決めたこと、っていうことがすごく嬉しかったし心を打たれました。

この映画、出てくる男性陣が皆素敵だった!ともすれば暴走している妻を冷静な目で見ている夫・ブライアンを演じるジェイソン・パトリックは今まで見た中で一番!今まであまりはっきりしない俳優さんだったので。
劇中あまり前面には出てこなかったけれど、最後に法廷で真実をぶちまけた兄ジェシー。ケイトの最初で最後の恋人だったテイラー。ちょっと体型がトラボルタ化しているのが気になるが、今回はなかなか良かった弁護士役のアレック・ボールドウィン。彼と一緒にいるアラート犬の名前が「ジャッジ(判事)」なのが受けた。
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コメント

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おとうさーん

子供って、いざと言うときは「おかあさーんん!」ってくっついて甘えてくるから、そのお母さんがあんなに厳しいと、子供たちは逃げ場や息抜く場所がなくなっちゃうと思うんですよ。だから余計お父さんの良さが伝わったのかもですね。
お父さん役のジェイソン・パトリック、私も「スピード2」「スリーパーズ」くらいしかすぐに出てこないので、名前しか覚えてませんでした。が、今は名前覚えておいてよかった!と思います(笑)。

子供たち

トリみどりさん、こんにちは♪

これ、目一杯いろいろ考えさせられました。
私だったらどうするだろう・・って。
そのためだけに次の子供を、それも遺伝子操作してまで作るか?それってやっぱり違うんじゃ・・・?と。
でも、いろいろなことを考えてるうちに、そして自分だったら・・ということを考えてるうちに、私でもこうするかもしれない・・と思いました。
子供が病気の時って、一番辛い。
それがただの風邪でも、様々怖い想像が頭を巡ったりするし、子供の命は、もう何にもかえられない。絶対にどんなことがあっても守り抜きたい、そう思う気持ちは抑えきれないんじゃないかと。
だからって、ドナーとして生まれてきた子供も同じ子供じゃん・・・とも思うし・・。難しいです。いくら考えても、これだ!という結論が出ないです。

トリみどりさんが書いてくださってるように、子供たちが良かった!
彼らが決めた。そこが良かったですよね。
この子供たちは、ある意味大人よりも大人だったかもしれないとも思ったし、彼らが考えられるだけの一番ベストなことをやったんですよね。

そして、その全てを静かに・・なんだけどしっかり家族全員を見守り、ちゃんとやるべきことはやる、言わなくてはならないことは言う、あの父親が素晴らしかったです。
ジェイソン・パトリックって、きっとこれまでも見てるんだろうけど、私の記憶に全くなくて・・(^_^;)
この映画で私もしっかり頭にインプットできました(^^ゞ