それでも人生は続く (浮き雲)



Kauas pilvet karkaavat (1996)

レンタル店で見つからず、見たいのに見つからない状態が数年続いていたら、なんと地元の図書館にあった!灯台下暗し。てことで、アキ・カウリスマキ「敗者三部作」の1作目。

出てくる人みんな笑わないし、何かすごく特別なことが起きるわけでも、急にラッキーやハッピーな出来事が降りかかるわけでもなく、ただ淡々と人生が続く。そんな映画なのだけど、それが逆に現実味があって、日々の生活、ひいては人生をこつこつと積み重ねて得た満足感が、見終わった後感じられるのですよ。最後、夫婦で見上げた空は、きっと明るくて、明日もまた頑張ろう、と思えるのかな。



おそらくこの夫婦は過去に小さな子どもを亡くしているようで、それもまたこのふたりがどことなく悲しい感じがするのは私の気のせいか。

夫婦とも失業しちゃうお話なのですが、公開時、1996年ののフィンランドの失業率は約13.8%。けっこう高い。仕事がなくてもお互いを思いやって職探し。うーん、我が家の状態と同じではないか!身につまされます(汗)。

しかしまぁ、お国柄なのか、愛想がない登場人物ばかりなので、この夫婦が飼っている犬が妙にかわいく思える。そういや「過去のない男」でも犬が出てきたな。

そしてやたらと室内の壁や家具の色が原色で派手!全体的にものが少ないですよね。質素な生活なんだろうし、日本はものが多すぎる生活を送りがちなんだろなきっと。


これでやっと3部作最後の「街のあかり」が見られます(にこにこ)。
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