予想通りに話は進む (インビクタス/負けざる者たち)



Invictus (2009)

史実を描いた映画の宿命かもしれないけれど、予想通り、予定通りに話が進むので、結果ももちろんこうだろうな、と思ったところに着地するわけで。ネルソン・マンデラ役にモーガン・フリーマンをキャスティングしたのは勝ちだが、お話自体はごく普通でした。なので、アカデミー賞にモーガン・フリーマンとマット・デイモンの両方がノミネートされたのはちょっと点が甘いかな、と。決してふたりの演技が駄目という意味ではないです。

東森イーストウッド節が見られなかったなぁ。別にイーストウッドが監督じゃなくてもいい、と思ってしまった。そのくらい普通。ただ、見た後色々考えさせられる、または衝撃を受ける最後、な作品も多い彼だから、こういった爽やかな感じのお話もまた良いのかもしれない。なにせ私はまだ「グラン・トリノ」も「チェンジリング」も観てないので、偉そうに感想書く立場でもないよな、と。


モーガン・フリーマン演じるマンデラを中心とした、ラグビーによって国をひとつにしようと試みるお話ですので当然彼が主役。私は彼の演技はとてもいいと思ったよ。だから余計にストーリーが普通すぎてもったいなかったと感じるのかも。逆にその普通さが素晴らしいのかもしれないの…かな。

マットはそのラグビーチームの主将役なんだが、最初私は、年齢から言って彼はそのチームの監督役だと思ってたから、現役の選手か!とびっくり。がんばるなぁ。マットはちょっと若く見えるので違和感はなかったけど(ちなみに今年で40歳だ)。この映画ではとにかくサブの立場で静かな静かな感じのマットでした。


ラグビーと言ったら「スクール・ウォーズ」の世代なので、あれより感動できる話で見たかった!てのもあるかもね(笑)。

試合の音!音はすごかった。これは映画館で観るべきだな、と思ったのはその音によってかもし出される迫力。


最後に…劇中に出てきた詩はウィリアム・アーネスト・ヘンリー(William Ernest Henry )の「インビクタス(invictus)」

It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll:
I am the master of my fate.
I am the captain of my soul.

門がいかに狭かろうと
いかなる罰にくるしめられようと
私はわが運命の支配者
我が魂の指揮官なのだ



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コメント

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確かに!

「シンプル」な映画だった、というのがこの映画を好意的に示すいちばんの言葉ですね!

あの観客は、声援のすごさを表したくて何度も映したのかな、と思いましたがホントのところはどうなのかな?

ラグビー、日本でもワールドカップが開催されますから、注目ですね。と言ってもチームも選手も私は全然知らないのですが(汗)。

Unknown

トリみどりさん、こんにちは!

>史実を描いた映画の宿命かもしれないけれど、予想通り、予定通りに話が進むので、結果ももちろんこうだろうな、と思ったところに着地するわけで。

全く同感です~~
とってもシンプルな、別の言い方ではひねりのない映画でしたね。
でもイーストウッドはそういう狙いだったと思う。
それはストレートに伝わったなと思いました。

とどのつまり、「I am the master of my fate. I am the captain of my soul.」ってことなのかな~と。

あの満員のスタジアム、何回も映るので、「これだけ人を集めたのが嬉しいのだな。それともCGで処理して、それがすごいから見せたいのかも」と思ってました。

イソップ~!!

私はまだ一度もダイヤモンドダストを見たことがないんです。いつかきっと見てみたい!

この映画、おそらくはラグビーの試合ではなく、ラグビーを通して国がひとつになることを描いているんだと思うので、試合の方に力を入れて私は観てたから余計、普通だなぁ、と思ってしまったのかもしれないです。

One for All, All for One ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。滝沢先生が言うあのせりふが子供心にとっても好きでした。すいません、スクール・ウォーズ世代ですのでついそっちに熱くなってしまいますね。

スポーツの持つ力

トリみどりさん、こんにちは~♪
風邪、引いてませんか?
こちらは本日、ダイアモンドダストがキラキラの朝です^^

本作、普通でしたか~
私は、大袈裟な演出がない分、
静かに熱~く感動しちゃいました。
展開は予想通りでしたが、ベタ好きには安心して観れました(笑)
でもコレが実話ってところが凄いですよね。
何せラグビーのワールドカップについては全く知らなかったので^^;
そうそう、ありましたね!「スクール・ウォーズ」
懐かしい~(笑)

マンデラ氏を演じるモーガンさんは良かったですが、
意外に、サブ的で控え目なマットくんも良かったですね。
肉弾戦の音は凄かったーー