邦題が秀逸 (アメリカを売った男)




Breach (2007)

クリス・クーパーは喰えないFBI職員をうまく演じてた。彼ほどの俳優だともう、うまくて当たり前、になるので、ライアン・フィリップのことを書こう。

出世したいがなかなかそのチャンスが巡ってこないエリック・オニール(フィリップ)。彼がハンセン(クーパー)の部下になるという大抜擢、そして実態はハンセンのスパイ、という、願ってもないチャンス。ところがエリックはハンセンに仕えるほどに、彼の人間味に惹かれていくのもあり、彼を有罪に持っていける証拠集めや上からの指示に、時折抵抗を見せるところが面白い。

危うく結婚したばかりの妻との仲が最悪のところまで行ってしまいそうなのだけれど、ああいう特殊なところに勤めていると、確かに普通の生活は難しいかもね…。「グッド・シェパード」もそういう面を描いてたな。あれはCIAですが。

結局この事件を機にエリックはFBIを退職、弁護士になったとのことですが、正解かも。

重要な国家機密レベルの情報をロシアに売るという行為をしているのに、敬虔なカトリック、というのは、自分の犯した罪の反動なのか。とにかくハンソンは一筋縄ではいかない人だったんだろう。


話の静か〜な描き方が逆にどきどきしました。


ちなみにライアン・フィリップは私の中ではなんとなくケイシー・アフレックに系統が似ているような。
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