兄弟って (マイ・ブラザー)



Brothers (2009)

奇しくも「イン・ハー・シューズ」という姉妹のお話を最近見たばかりなので、兄弟と姉妹…どちらも上の子はしっかり、下の子はやんちゃ、という図になりやすいのかなぁ?と思ったのですが兄弟のいる方、いかがでしょう?

トミー・マグワイアは、スパイダーマンなんかやらないでくれーって思ってたので、まさにトビーはこういう役者だよな!と溜飲が下がりました。トビーはこの作品と「サイダー・ハウス・ルール」がいい。

それを言ったら弟役のジェイク・ギレンホールも今同じく公開の「プリンス・オブ・ペルシャ」でアクション系映画の主役を務めているからそっちもびっくらなんだが。

あと、以前ぶーぶー言ってた「リメイク作品はそうだとちゃんと言え」というのも、オープニングクレジットでスザンネ・ビアの作品のリメイクだよ、と一文があったので(字幕には出なかったけど)、まぁ許そう。何より作品が良かったからそう思えたんだけどね。


帰還兵のサム、映画の最後に彼は妻にやっと本当のことを告げる。戦場で何があったのか。その告白で映画は終わるけれど、サムや周りの人間にとってはこれからが本当の始まりなんだろうな。おそらくその先を描いた映画が「7月4日に生まれて」のような作品なんだろう。

弟のトミーが兄の子供たちをかわいがる姿はすごくほほえましいし、彼もまた、皮肉にも兄が亡くなったことによって、自分が頼られていることに自立の道を見いだす姿が出てきて…そしてなんと兄は生きていた、無事帰ってきた!で済んだのならハッピーエンドなおはなしだったのだろうけれど。

トミーと親の関係は悪いけれど、兄弟の仲は良かったから、逆に変わってしまったサムを弟も、妻も、子供たちも、どうしてよいのか戸惑ってしまう。

救いがない話ではないけれど、現実の帰還兵の多くが戦場での体験に苦しい思いをしている事実もあるので、「映画の中だけでの話」ではないところが重い。


それにしてもナタリー・ポートマン、本当に、本当に美しく聡明な女性になって、もううっとりしちゃいました。

劇中の、特にオープニングに挿入されてた音楽が良かった。
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