ディパーテッド 再見



The Departed (2006)

実はこの映画、「『インファナル・アフェア』のリメイク」という情報はなしで見たらけっこう面白い話なのかもね。でも「マフィアに潜入した警官と警察に潜入したマフィア」という、ストーリーを面白くしている決定的なアイデアはやはり「インファナル〜」抜きにあり得ないので、無理があるかな?


私はこの映画、4年前はオーストラリアの映画館で当然字幕なしの英語で観たので(その時の感想はこちら)、改めてちゃんと観てみよう!と思い立ったのでした。


それにしても何人ものトップスター(ジャック・ニコルソン、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、マーティン・シーン)が主役級のキャスティングなのに最後はみんな殺されちゃうってある意味贅沢な俳優の使い方だな!というのが2回目見た感想(え、そこ!?)。

「警察にいるけど実はマフィアです」な人より「マフィアの中にいるけど実は警察官なんです」な人の方がどうしても肩入れして見ちゃうと思うので、ビリー(レオ)は大変だったんだな、と思いますが、「実はマフィアです」なコリン(マット)も、後ろ盾のコステロはFBIと通じてた(自分もいつ売られるか分からない)、とか、身内の捜査をするために同僚から嫌われる、とか、けっこう大変な部分もあると思うのですよ。
でもねぇ、ビリーに比べると、ちゃんと正規ルートで受験して合格して訓練受けて警官になって、身分としては何も心配することないからか、あの尊大な態度はすごい感じ悪いヤツだな、と。
あとエリートコースに乗ったからって、いきなりあんなに豪華なアパートメントを借りられるの?かなり高額なのでは(と余計なことが気になる)。

自分の立場を考えると、警察内で出世して結婚して子どもも儲けて、という普通の人生は送れない、と薄々感じていいたのか、最後、上司のディグナムに銃を向けられた彼は、もう逃げられないな、と悟ったような最期だった。

それにしてももう1匹潜んでた警察内のネズミを撃ってまで(あのシーンは本当にびっくりした!)自分の身を優先させたコリンに同情はできないな。彼は最初から最後まで、恋人の前でもひたすら保身に走ってたもんなぁ。そりゃ振られるわ。演じるマットはちょっと残念な役柄で損してると思う。

その恋人、精神科医のマデリンは理性ではコリンを好きになったけれど、本能ではビリーを愛しく感じていたんだろうな(彼女の妊娠、実はビリーの子だったらハッピーエンドかも!?)。ビリーがマデリンに渡したあの封筒。中身はてっきりコリンの正体をバラす内容かと思ってたけど、彼はちゃんと証拠(コステロとの会話を録音したCD)をコリンに送りつけてたから、もしかしたら封筒の中身はマデリンへの感謝や愛の言葉だったのかも。そう考えるとちょっと泣ける。


4年前に観た時「これのマーク・ウォルバーグはいい!」と言ってましたがその後アカデミー助演男優賞にノミネートされてたので、多少は私も見る目はあったな。嬉しかったわー♪すんごいFワード連発の超口の悪い刑事なんだけどね(笑)。


ポルノ映画館でコステロに驚かされたコリンがめっちゃ迷惑そうな顔してたのが笑えた。
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コメント

非公開コメント

こんばんは

おぉ、まさかこの記事にコメントいただくとは嬉しいです。

私も公開時ぶーぶー言ってたので(なぜこの作品がオスカー!?と…)真紅さんごめんなさい。

ジャック・ニコルソンがちょっとくどかった(笑)けれど、私はビリーの上司のマーティン・シーンとマーク・ウォルバーグが好きです。

コリンの人物像がちょっと弱くてビリーとバランスが悪かったのが残念でした。

マデリンのおなかの子の父親がビリーってのは別に特別な見方じゃないみたいですね。

おっさんになったレオが私は最近好きです。

また真紅さんのブログにお邪魔させていただきますね♪

リメイクだけど

トリみどりさん、こんばんは♪
『死の秘宝Ⅰ』にコメント&TBありがとうございました。PartⅡが楽しみですね♪

で、こちらの『ディパーテッド』なんですが、私も、すごく面白いと思いました。
でも公開当時あまりにも非難轟々の嵐だったので、褒めた自分はちょっとトラウマになってます(笑)。
特に音楽なんてカッコ良かったし。。キャストもみんなよかったし。。
私はトニー・レオンのファンなんですけど、レオもそれなりに(?)頑張ってると思いました。
(レオは自分が「発見」したと思っているので、ずっと応援しています)
まぁ、リメイクがオスカーじゃ、ちょっとな、、とは思いますけれども。