クライヴ・オーウェンが素晴らしい (ザ・バンク 堕ちた巨像)



The International (2009)


「ラン・ローラ・ラン」の印象が強いトム・ティクヴァ監督ですが、しばらく観てない間にぐっと作風が重厚になってて嬉しい限り。この作品に映るヨーロッパが、暗く寒いのも私好み!

ストーリーは大企業が悪事に手を染めていて、邪魔な者は消されるよ、というまぁ多分ありがちなものだと思うので、この作品の何が良かったのかというとクライヴ・オーエンだ、間違いなく。

彼は今まで私の中ではどうも地味すぎて、あまり映えない感じでした。主役を務めるには華がない、と今までのレビューでも散々書いてるし。でも彼の地味さとこの映画の雰囲気がマッチしてる。そしてその地味さを性別や髪の色という真逆のものでまた存在感があったナオミ・ワッツ。おそらく彼女も女優としては地味な方。でもそのふたりが一緒になって逆に不思議な魅力が醸し出されてました。


エラ(ワッツ)がサリンジャー(オーウェン)に言った

「じゃああなたの罪は誰が赦すの?」

の台詞に泣けました。


そしてグッゲンハイム美術館での銃撃戦は秀逸!あれは誰もがしびれるシーンでは。上から展示物が落ちてくるシーンは圧巻。犯人と思われる男から身を隠してたサリンジャーと地元の刑事が、その展示物に姿が映っていまい場所がばれるってのもなかなか面白かったし。
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コメント

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No title

トリみどりさん、ようやくきちんと通して見ることができましたわ~(嬉)

美術館での銃撃戦、まさにしびれた!!
こういうの見たかったのよ~~~~。
長さも緊迫感も美術館使った演出もひっじょうに良かったです。万歳!

あと、そうそう、わりと苦手なクライヴ・オーウェンがすごくよかったっす!!生まれ変わったら、こうなりたい!くらいに映画見てるときは思っちゃった(単純)

で、え。あのひと(誰なのだ)がカメオ出演??
いかん、ぜんぜんわからなかったよ~(>_<)

クライヴ~!

こんばんは。ザ・バンク、あの美術館はすごく変わった建物ですよね。私、恥ずかしながら最初はアクションシーンが映えるようセットなのかと思ってたのですが実際にNYにあるグッゲンハイムという美術館で、ぐるぐる回廊型になってる通路に画が掛けてあり、それを上から順番に見ながら降りていく造りになってるって知って本当に驚きました。いつか一度は訪れてみたいものです。

劇中では、展示物にサリンジャーの姿が移りこんでしまい敵に気付かれるというのもうまい展開でした。

さてさて、美術館のお話が長くなってしまいましたが、クライヴ・オーウェン良かったですよねぇ。彼の地味さと落ち着きがこの映画にはフィットしてました。彼の作品は「グリーンフィンガーズ」もいいですよ!

カメオ出演、私も後で教えてもらったクチなので偉そうには言えないのですが、トム・ティクヴァのミューズ、ベン・ウィショーが、サリンジャーの元へ資料の箱を持って行く職員というチョイ役で出ています。台詞も一言「サリンジャー」だけ!


ぎょえ~~

こんばんは♪ 今日は雨ですねぇ。

クライヴ・オーウェンの「グリーンフィンガーズ」、これまたまったく知りませんでした。
早速メモしておきます。

あと、す、すみません。
ウィショーくんて、ちゃんと教えてくださってるのに今頃気が付きました。(バカバカ、わたしのバカ)
「わかった!」とか、報告してる場合じゃなかったです(爆)

No title

いえいえ、分かったのってすごいですよ!ウィショーくん、こんなカメオ出演はこの作品だけなので新鮮です。またティクヴァ監督のもとで出演してほしいですね。

グリーンフィンガーズは、友人が貸してくれたビデオテープ(!)に入ってて、偶然見たんです。すっごく地味で、でもとっても英国らしい映画ですよ。こういう作品、きっと武田さんも気に入ると思います。DVDで見られると良いのですが…。