トゥルー・グリット



True Grit (2010)

天罰なんか、待ってられない


マティは自分の手で父親を殺した相手に復讐することができた。それだけでもう充分思いが伝わる話だったし、それを支えたルースターとラビーフもまた、自分はこうと信念を持って行動する男たちだった。ふたりがぶつかるのはだから当然だったのかも。そんなふたりが最後はマティを助けるのが、やるときはやるぜ!なかっこよさ。そう、男は口じゃなくて行動だ。

ルースターを雇ってマティが旅に出るまでが長いかな、と感じたけれど、裁判のシーンで、ルースターの人柄や仕事ぶりが分かるように説明されてたのかな。


私は最初、3人が仲良く(とは言わないでも)協力してチェイニーを追うかと思いきや、マティの思いとは別にルースターとラビーフがぶつかってばかりなのだったので、おいおい大丈夫か!?と心配でしたよ。案の定ふたりは決別してしまうのだけれど。

負傷してチェイニーを追うことをあきらめた(と思われた)ラビーフがマティと別れるシーン。あれはちょっと切なかった。ラビーフは少し、マティに好意を寄せていたように見えて。それがあるから余計、マティがチェイニーに殺されそうな時に助けに現れたラビーフのかっこいいこと!「スター・ウォーズ」EP4のハン・ソロを思い出す!

酔っぱらいでほんとこの人大丈夫なの?な保安官なのに、いざというときには手綱をくわえて2丁拳銃で敵に向かうルースター。マティを救おうと満点の星の下、ひたすら走るルースターの姿に、涙。あぁいうかっこよさ、本当に久しぶりに見た。


マティがルースターとラビーフを追いかけ、馬を川に向かわせ渡りきるシーン。最後、川からあがる一瞬、彼女の顔がアップになるんだけれど、その時の表情が素晴らしくて!あの表情だけで私はもう、この映画見た甲斐があった。マティを演じたヘイリー・スタインフェルドの、役にあまりにもぴったりな様は、「ピアノ・レッスン」のアンナ・パキンを思い出します。

25年後のエピソードもまたしんみりするものでした。マティ、ルースター、ラビーフ。各々の長い人生の中でのほんの一瞬の交錯。だからこそ、その後はお互い再会することもなかった。それが人生なんだろう。


私、西部劇は苦手なんだけど、これはホントにいい作品だったし、ジェフ・ブリッジスとマット・デイモンのおっさんの格好良さに惚れました。おっさん万歳。
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コメント

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こんばんは

マティ、確かに美人ではないんですよ。でも見る人を惹きつけますよね。私、14歳の時あんなにしっかりしてなかった(笑)。


当分は子どもと一緒に実家の岐阜にいる予定です。お陰様でゆっくりはできますが、夫は東京で仕事ですし、原発も今後どうなるか本当に不安です。落ち着いて、今出来ることをしていこうと思います。暖かいお言葉ありがとうございます。

マティも万歳!

トリみどりさん、こんにちは。
この映画、私もとってもよかったです~。マティの表情、ホント最高でしたね♪
私は、父の仇を遂に!って場面のマティの表情が好きでした。あの川を、リトル・ブラッキーと渡る場面も名シーンですね!
西部劇、私もほとんど観ないのですが、これは本当に観てよかったです。

ところで当分御実家にいらっしゃるのですか?
ゆっくりなさって下さいね。私も家族が関東に住んでいるので、他人事じゃないんですよね。。
日本中が、今は試練の時ですね。挫けずにがんばりましょう~♪、と何気にスマップ。。