ジャンルはホラーだ (ブラック・スワン)



Black Swan (2010)

あそこまで大熱演ならアカデミー賞も文句なし!ナタリーあっぱれでした。

一言で言えば、主役の座のプレッシャーに負けてしまったバレエダンサーのお話。

だから観てる途中から、だんだんどのシーンがニナのプレッシャーが産んだ幻想(というか被害妄想?)かどうか分かってはくるんです。そしてその妄想はどんどんエスカレートして、見る者にはただただ恐怖になってくるのに、それでも恐ろしさに捕らわれたまま目を見開き、最後まで彼女の運命を見届けたくなるのがこの映画の怪奇さだと思う。

人々のさざめくような笑い声、鳥(多分白鳥)の羽ばたく音、母親の部屋に置いてある絵画の目だけがちろちろ、と動く、鏡に映ったニナの腕が本人と違う動きをしてる、そういう些細なことで私たち観客を、何とな〜く不安な、ちょっと生理的にヤだな、と思わせる始まりから、どんどんその不快さや気持ち悪さがピークに達するのと、舞台「白鳥の湖」がクライマックスに向かって突き進み、ニナの行く先がどこになるのか、怖い、でも知りたい、そのぐいぐい引っ張っていく迫力ある展開はただただお見事!の一言。


ニナのキャラクターも、真面目で経験が少ない分その殻を破ろうとして出る行動の振り幅が大きいからまた変貌ぶりが際だってる。
だって最初は、トマの部屋に、自分を主役にしてほしい、とおずおず話をしにくるニナがあんな風に変わるなんて誰が考えるだろう?しかもその時は普段しない濃い口紅(しかもそれはトマと関係があった前プリマのベスの愛用品だ)で、精一杯トマの関心を惹こうとするいじらしい彼女だったのに!

競争の厳しい世界では、リリーくらいのおおざっぱさと図々しさがないと主役は務まりませんわ。


私はホラー映画だけは怖いの苦手だから観ないというのに、大スクリーンで次々と繰り出されるシーンに、もう口から心臓飛び出しそうで、いつぎゃーっと叫んでもおかしくないくらい怖かった!

初日に観に行ったので、ポスターをもらったのですが、これ貼ったら目とか手とかいつの間にか動いてそうで怖くて貼れません。
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コメント

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涙目でした

これ、キャスティングもいやらしいですよね。引退するプリマに落ち目の女優ウィノナを持ってくるなんて!

ヴァンサン・カッセルも個性的な男優で、私としてはキャストが豪華でした。

ブログ記事、カテゴリーがもうこれ以上増やせないくらいぎりぎりの数になってしまって、どうしよう?とちょっと困ってます。どうしようほんとに(汗)。



怖かったですね~

トリみどりさん、こんにちは~。
工事、お疲れ様です。私も読書のINDEXを著者別で作らなくちゃと思いつつ。。。メンドクサイ

で、この映画ですが、ホントニナったらビビリまくりで。。こんなんで主役張れるのか? と思いながら観ていました。
私も、ホラーは苦手でめったに観ないのですが、めっちゃ怖かったですよね。
ちょっと叫んでたかも(汗)。