運命のふたり (アジャストメント)



The Adjustment Bureau (2011)

話の結末をうまいことまとめる案がなくて「あぁこれ最後は投げたな」。議長の存在もぼかして適当な存在にしちゃったから、終わり方にグダグダ感が否めない。

デヴィッドとエリースの運命を、別れるべき、いや実はそうじゃなかった、と迷走してるし、運命を調整する班、修復する班、逸脱するメンバー、等、なんか統制が取れてない彼ら。見張ってる姿をあっけなくデヴィッドに見つかったりと、おいおいそれでいいのか?という感じ。

だからかな、デヴィッドとエリースのふたりがやっと一緒になれてふたりで自分たちの運命を守りきろうとする姿の方がよっぽど一本筋が通っているから彼らに同調できる。まぁエリースにしてみれば、電話番号を渡したのに連絡が来なくて3年、再会できたと思ったら病院から姿を消しちゃうデヴィッドに、ひどい目に遭わされたわ!感が強いんだけど。

そんなんで、ストーリーとしては最後の最後に、あぁ…と残念感が漂うものの、実は私、この運命のふたりにすごく心動かされちゃいました。ふたりとも30代で、大人の落ち着いた恋愛だし、出会った時からお互い惹かれるものがある様子が上手に描かれてて。


「どんなことがあってももう君から目を離さない」

「たとえ短い間だとしても君と一緒にいたいんだ」

のデヴィッドの言葉に涙したことをこっそり告白してしまおう。


加えて、3年後に再会したニューヨークの季節が紅葉美しい深まる秋という季節、さらにこの映画の音楽がそれはそれは素敵で。音楽はトーマス・ニューマン。「マイ・ブラザー」(2009)を手がけた人なのですね。あの映画も音楽が良かった!


上院議員候補として活躍する若き政治家デヴィッド役をマット・デイモンが演じてるのだが、これ以上ないだろう!くらいにぴったり。マット、実はいかにもな恋愛映画って出てないような気がする。

デヴィッドの一目ぼれ相手のエリース役エミリー・ブラント。「プラダを着た悪魔」「サンシャイン・クリーニング」の2本しか観たことがないけれど、この映画の彼女はユーモアがあり、さっぱりした性格、それでいてしっとりとした雰囲気がとてもこの映画にマッチしてた。


この映画の色調が、深い青で整えられていたことも留めておきたいと思う。




出会いは男子トイレ(笑)




このお店の食事が妙においしそうで気になる…
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コメント

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こんばんはー!
障害があればある程燃え上がるって人もいるってことを調整班は肝に銘じておくべきでしたよねぇ。下手に邪魔したから、かえって恋愛成就しちゃったのかなぁとも思えてきたり^^;
それにしても、マット・デイモンは真っ直ぐな性格の役柄がホント似合う役者ですよねぇ。ちょっとアホちゃんに見える位真っ直ぐ。時折男ながらも、可愛い奴だなぁと思えることすら。

こんにちは!

>調整班は肝に銘じておくべき

なるほど!あのままにしときゃかえって別れてたのか!?なんて。

マットはおっさんになったけど、あの誠実さが年齢にフィットしてきたのかなー、なんて思います。以前は私、あんなにけちょんけちょんにけなしてたのに…(苦笑)。

今年も来年も彼の映画は続々公開で、楽しみです。

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アジャストメント (The Adjustment Bureau)

監督 ジョージ・ノルフィ 主演 マット・デイモン 2011年 アメリカ映画 106分 SF 採点★★★★ 日々なんてものは偶然の積み重ねでしかないはずなのに、何をやっても上手くい