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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

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The Life of David Gale (2003)


今年初めての鑑賞作品はこれ。

ケヴィン・スペイシーとケイト・ウィンスレットが出てるだけじゃなく、話も「それでいったいどうなるのー!?」と、先が気になり、そしてラストは、「そこまで凝ったことするのー!?」とある意味衝撃、だったかも。


落ちぶれた元ハーバード大教授・かつ死刑反対運動家のデビッド(スペイシー)と、その仲間のコンスタンス、ダスティ、デビッドの弁護士、みーんな仲間だったというオチ。

死刑執行後に冤罪でした、というケースもあるよってことを証明するために、コンスタンスが殺されたようにみせかける→デビッド逮捕→死刑執行の4日前から1日2時間ずつ、3日間、インタビュー(独占取材)をするよう本人から依頼されたビッツィー(ケイト・ウィンスレット)。

で、「僕は冤罪だ」と言われ、彼は本当に有罪なのか、それとも無罪なの?と疑問をもち、助手のザックとたった4日間という短い時間で調べるのですが。

デビッド側は、ビッツィーのモーテルの部屋に、冤罪を証明するビデオテープを置いておき、それを手がかりに彼女は教授が殺人をしていない、と確信するんだけど、実はそれは「死刑執行後に冤罪でした」を演出するものであって、狙い通りデビッドの死刑執行後、そのテープが明るみに出て冤罪だったことが世間に知れ渡るんだけど。彼の名誉も回復できたようですし、別れた奥さんの誤解も解けたみたいだし。


で、さらにもう一段階あって、コンスタンスの死を助けたのはやっぱりデビッドで、その姿が一部始終録画されてる元々のテープが最後にビッツィーの元に届いて…という終わり方で、もうややこしいというか、まわりくどいというか、そこまでやるか!というか。


白血病で余命いくばくも無いコンスタンスの命を有意義に使おうという気持ちは分からなくは無いけど…どちらかというと教授は自殺幇助罪かなぁ。それじゃ死刑にならないからダメなのか?

この事件でいちばん振り回されたのは実はビッツィーだったという気がしなくもない。


彼らのその行動が、テキサス州の死刑制度に一石を投じられたんだろうか、という疑問も残るし。正直あまり後味のいい映画ではないんだけれど、見応えは確かにあったんだよなぁ。

ケイト・ウィンスレットが良かった。

助手のザック役ガブリエル・マンってどっかで聞いたし見たなー、どこだっけーだと思ったら、「ボーン・アイデンティティー&スプレマシー」のダニーだよダニー!髪型が違うだけで分からない自分がダメすぎる。


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