切ない (きみがぼくを見つけた日)

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The Time Traveler's Wife (2009)


自分がいつ、どの時代にタイムスリップしてしまうのか分からない人生を送るヘンリー(エリック・バナ)。それ故、きっとひとりきりで人生をまっとうするだろうと思ってたんじゃないかな。

でも、幼少時代にタイムスリップでやってきた青年期のヘンリーと出会ったクレア(レイチェル・マクアダムス)は、彼を想い、ふたりは結婚。紆余曲折を経て、娘にも恵まれ、ヘンリーにとっては、守るべきものが出来たのは、喜ばしいことでもあり、人生が複雑になっていくことでもあり、自分の最期の時期や死因を知ってからは、苦悩も生まれ。


でも彼の人生は、奇異ではあったけれど、幸せに満ちてもいた。だから最期は早くに死んでしまう人生だったけれど、私はとってもハッピーな映画だと思ったなぁ。


最初は、エリック・バナがえらい淡々とした人物描写に思えて少し物足りなかったのですが。段々、その淡々さは、タイムスリップという彼の特異な体質(っていうのか?)と折り合いをつけてきた結果かな、と。おそらくは、孤独な人生を送って終わる一生と決めていたのだろう。

だから彼の人生に加わったクレアの明るさと美しさが、ちょうどいいバランスで良かった。そしてクレア役のレイチェル・マクアダムスが!いいんですよー。


でもね、彼は死んでしまい、ヘンリーの人生は終わってるんだけれど、生前のヘンリーが時々、ヘンリーの死後の時代にタイムスリップで現れるから、クレアにとっては嬉しいけれど、そのタイムスリップの回数が全て消費されたら、もう二度と現れなくなる時が来るんだよね?そうすると、なんだかクレアにとってはヘンリーがもう一回死んでしまったように思わないだろうか?その時はそれこそ本当に辛いと思うんですよ。


ヘンリーの体質を知って力になっていた友人の存在も大きかったな。そういう意味でも、繰り返しになってしまうけれど、クレアとヘンリーはとても幸せだった。

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