恋は盲目 (恋するリベラーチェ)

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Behind the Candelabra (2013)

うわー、もうマイケル・ダグラスとマット・デイモンの熱演、怪演にただただ拍手、というか、すげえなおい!というのが正直な印象でした!

恋すれば「あばたもえくぼ」。嫌いになれば「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」。お互いの、こってりな愛情が憎しみに変わったその瞬間から、すさまじい執着心や嫉妬心に変身。愛していれば愛しているほどその反動も大きいのね。

でもでも、歳取って、髪も薄くなって(波平さん状態…)、整形して若く見られるよう手も加え、などなど、リベラーチェのスコットに対する愛情は本物だったし、必死な感もあった。スコットは、すんごい年上のおっさんから見染められて、生活が何もかもゴージャスになり、でも彼の自分への愛情が以前よりも少なくなってきたことによる不安で薬に手を出し、堕ちていく人生。どっちも切ない。切ないんだよなぁ。

スコットは、あのままなら、里親もよい家庭に恵まれたみたいだし、獣医師になって、ゲイではあるけれど、地に足の着いた人生だったのかもしれないとも思う。


いやー、とにかくもう、マイケル・ダグラスの熱演。あのギンギラの衣装。深くスリットの入ったローブとか、オネエ言葉とか、物腰のやわらかーい感じとか。これはマイケル・ダグラスではありません、て言われた方が信じるわ。ほんまに。エミー賞受賞は誰もが納得でしょう!

対するマット・デイモンも、リベラーチェと出会った時は17歳!それをマットが演じるなんて、すげー!あのふくふくほっぺを、指でぷにぷにしたかった。

スコットの整形後の顔が、リベラーチェの「私に似せてね」のリクエストはあったけれど、80年代のジャニーズ系アイドルっぽい!この話が1977-1987の話なんだから、80年代風で当然、なんだけど、ワム!、カルチャー・クラブ、デヴィッド・ボウイとか、なんかそんな感じの髪型や雰囲気で、あれほんと、どうやって顔とか造ったんだろう。メイクの力もあるだろうけれど、全然マットと違う顔で、驚いた。

しかし自分の若かりし頃の顔に整形させるって、どんな心理なんだろ?自分が大好きってこと?


あとは、普段は見られない、マットの背中とかお尻とか足首とか色々…うん、色々見られました(笑)。


なんで原題が「燭台の後ろで」なんだろ?と思ってましたが、リベラーチェはグランドピアノの上に、必ず燭台を置いてショーを行っていたからなんですね。"canderabra"なんて単語初めて知りました。

そしてあんなに華麗にピアノが弾けるなんて、羨ましい…。



カンヌ国際映画祭のプレスカンファレンスで、「癌になってもソダーバーグが復帰を待っていてくれて…」と涙ぐむマイケル・ダグラス。ええ話や。

http://www.youtube.com/watch?v=1ky8DoE5W2s

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いつまでも「わぉ!」が続く人生は…難しいよね。
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コメント

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こんばんは~☆

うはは、「すげえなおい!」にウケました~(笑)
ここまで読ませていただいて、あとは私も見に行けてから…とじっと我慢です。

マイケル・ダグラスも、ほんとに…
病気から復活したみたいで良かったですね。
こないだのエミー賞授賞式で、「全部君のおかげだよ~~」と、マットにぶっちゅーとしてましたけど^^;
(奥さんにも、「ありがとう~~~」って言ってたけど、キャサリンとの仲はどうなってるのやら)

というか、名優マットなので、きっと上手にいろいろ表現してるんだろうなぁ、でもスクリーンで見ると照れるかしら?とかいろいろ考え中です。

こんにちは。ギンギラギンでゴージャスな話で、こっちも引っ張られてつい、わぉ!とかうわー!とかいう感嘆詞が何度も出てくる感想になりましたわ(笑)。

エミー賞の時、マイケルの隣の席にキャサリン・ゼタはいなかったんですよねぇ…。歳の差夫婦で、結婚した時はびっくりしましたが、長いこと仲良くやってきたので、また元に戻ってほしいなぁ、と思います。

そうそう、エミー賞受賞のマイケルのスピーチで、「マット、このトロフィーの半分は君のものだ。下半分(ボトム)と上半分(トップ)、どちらがいい?」には、私も大笑いさせてもらいました!

ロブ・ロウ

トリみどりさん、こんにちは~。
コメントいただいていたようなのに、消えているような・・・??? のですがお邪魔しますね。

エミー賞授賞式って観たことないです。Youtubeとかに上がっているのかな?
面白そう~。

これはやはりマイケル・ダグラスの怪演につきる、と言いたいところですが、自分はロブ・ロウですね。。
もう、ほんと爆笑しました。怪し過ぎる。
彼も特殊メイク施してるのかなあ? 閉じない目、っていうのが衝撃かつ爆笑でしたわ。

この映画、私はソダーバーグ色、みたいなのはあまり感じませんでした。
ホントにこれが最後なの? 寂し過ぎるー。
前も言ったっけ、、ソダーバーグってウディ・ハレルソンに似てるといつも思います。
また劇場用映画の世界に戻ってきて欲しいですね♪

今晩は。コメントありがとうございます。そう、消えちゃったみたいで、私も?です。後でもう一回コメし直しますね。
日本ではエミー賞受賞式は有料ケーブルチャンネルで毎年放映されてるみたいです。

youtubeで、

Michael Douglas wins an Emmy for Behind The Candelabra at the 2013 Primetime Emmy Awards!

で検索しますと、彼の爆笑受賞スピーチが聞けます。身振り手振りが大きいので、だいたい意味分かります。特にトロフィーのところは…(笑)。

あの、寝てる時も目が開いてるって、何でそうなっちゃったの!?な。笑えました。ロブ・ロウは、予告みたとき、整形しすぎたマイケル・ジャクソンにそっくりだなぁ、と思いました。

いやいや、すごい作品でしたね。そしてソダーバーグの引退を信じてる人があまりいませんね(笑)。戻ってきたくなりますよ、きっと。ふふふ、楽しみですね。

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「ギンギラギン」 な愛の詩~『恋するリベラーチェ』

 BEHIND THE CANDELABRA  1977年。ドッグトレーナーの青年、スコット・ソーソン(マット・デイモン)は、 豪華絢爛なショーで大人気を博していたピアニスト、リベラーチェ(マイケル・ ダグラス)に見初められる。彼の大邸宅に、住み込みの秘書として同居する ことになったスコットだったが・・・。  エイズで亡くなった名ピアニストの最後...