60代、人生もう一度。 (パッション)

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The Mother (2003)

最近たいてい映画はiTunesでレンタルなんだけど、iTunes上でのこの映画のあらすじは、ちょっと間違ってると思う!


今60~70代の女性は、多くがきっと、奥さんは家にいて子供の面倒を見て夫には従順で、という風潮が多かったのだろうと思う年代。日本だけじゃなくて、イギリスでもそうだったのね。この映画のファーストシーンは、ロンドンに住む息子、娘に会うために出発の準備をしているところから始まるけれど、妻のメイは、夫トゥーツの靴ひもを結んだり、上着を着せたりと、細かなところまで面倒を見ていて、夫が妻よりおそらく年上でだいぶ動くのが大変そうってのもあるけれど、ちょっとびっくりした。

可愛い孫たちの顔も見れた矢先、夫が持病を悪化させてあっけなくロンドンでなくなってしまう。メイはこれからどうするのか。

悲しいかな、子どもたちは、母親に親切ではなく、むしろちょっと鬱陶しく思い、息子に至っては、父さんと住んでいた家に帰れば、とか、老人ホームの話まで出してくるのね。きっとメイは、自分の息子にそうとうがっかりしただろう。

夫が亡くなり、これからは自分の好きなこと、やりたいことをしよう、と誓うメイ。かなり歳の離れた、娘の恋人と寝るのも、今まで抑制してきたことを解き放ったうちの1つなんだろうと思う。まぁ娘の彼氏と、ていうのはどうかと思うけど…。


自分はそうは思っていなかったけれど、娘のポーラにとっては母親との関係はまったくいいものではなかったこと。すべてをさらけ出して話し合った結果が、娘がお母さんを一発殴りたい、と。そして本当に殴るんだよね。この辺、ハリウッド映画なら、殴りそうになったけどハグ、で美しく解決しちゃいそうなので、うーん、さすがイギリス映画。

ラスト、メイは、自分の家に戻り、荷物を整理して、パスポートと航空券を手に、家を出る。


この映画、誰もがひとつは思い当たって、胸がチクリとくるシーン、あります。私も、自分の生活を乱されることになると、親が鬱陶しく思うこと、今でもありますもん。親だから距離が近すぎて、はっきり言ってしまうこともありますもん。
すごくよく描かれてたと思います。

母親メイ役に、アン・リード。娘の恋人役にダニエル・クレイグ。監督はロジャー・ミッシェル。この後「Jの悲劇」を撮ってます。イギリス映画界、どっかで誰かと必ず繋がってるなぁ。


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コメント

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連日お邪魔いたします♪ こんばんは。

わ、これまたノーチェックの作品です。
面白そう、だし、キツそうですね。ぜひ見たいです。
いかにもイギリス映画…
正直だわ。リアルだわ。
逃げずに真正面から、というの最近お目にかかってないので予約リストに早速入れときます。

ところで、西洋人の瞳。
ほんとあれはどうなっとるのでしょうね。
光の具合でいかようにも変化してみえる目がほんと羨ましいです。
知り合いに、日本人なのにグレーっぽい瞳の女性がいまして、会うたびにぽーっと見惚れて飽きません。彼女の服の色もそういえば、その不思議な瞳の色とよく合ってる気がしてきました!
ダーシーさんは緑のようなグレーのような色でしたけど、ウィショー君は、茶色でしょうか?
彼は、ロシアの血が入ってるそうですね♪
双子だなんて初めて知りましたわ~。

話がどんどんズレてごめんなさい>照

こんにちは。コメント大歓迎です。どんどんお願いします(笑)。バンバン書き込んでやって下さい。


たまたまiTunesでぼんやり検索していたら引っかかってきた作品です。日本でいうNHKなBBC。作られる作品が、いいんですよねぇ。2009年頃DVD化されたので、前回のダニボン祭りの時にはまだ存在してなかったんですね。

地味だけど、リアル。ぐっとくる。なんかすごくいいもの見せてもらいました。


ダニエルは、聖林のメジャー作品に出ていなければ、007のオファーが来なければ、おそらくこんな雰囲気の、ちょっとマニアックな作品に出てる俳優だったかも。それもそれで味があっていいですよね。


うぃしょくんの目はそんなに濃くない緑です。ちょっと猫っぽいですよね、彼。私は断然犬派ですが。飼ってみたいかも(猫を?うぃしょくんを?)。

双子のお兄さんは、二卵性双生児なので、あんまり似てないです(ネットの画像でちらっと姿を拝見したことがあります)。


向こうの人は他国と陸続きなので(イギリスは別ですが)、血統もけっこうごったまぜですよね。マライヤ・キャリーとか、すさまじかったです。確か5,6か国くらい混じってたような。

そう考えると、日本は、多くの人が、ずーっと日本人だけの血統だから、すごいなぁ…。


と、私もお話ずれちゃいました。