Hamlet (Brythe House) 追記あり

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Hamlet [videorecording] / by William Shakespeare ; recorded at the Old Vic on July 21st 2004 by the National Video Archive of Performance.

詳細はこちら

予習で読んだのは光文社古典新訳文庫の「ハムレットQ1」。なぜこれにしたかと言うと、ハムレットの文庫で一番薄かったからです。


ちょうど10年前の舞台なので、ウィショー24歳。シェイクスピア劇って、私の中では貫禄のあるおっさんが演じるイメージがあるのはなんでですかね?
でもハムレットは若者なんだから、若い俳優が色んなバージョンで演じられるときっと面白いね。

面白いと言えば、この舞台も、現代に置き換えているので、登場人物はみな現代の格好なんですよ。オフィーリアは短いスカート履いた女子高校生スタイルですし、ハムレットがメモを取る時にコートのポケットから取り出すのはモレスキンだし。
ハムレットの家庭は王族だから、ハムレットの両親(つまり王と女王)の後ろには、近衛兵ではなく、スーツに身を固めたSPが控えているんですわ。これ面白い。
レアティーズ役でローリー・キニアも出てました。クローディアス役のTom Mannion も良かったなぁ。


文字通り、演じている役者が若くて、繊細なハムレット。でも、1幕の終わりあたりは、5分くらいずーっと台詞が続いて、だんだん感情も高まって、すごい迫力。
有名な
To be, or not to be (生きるべきか死ぬべきか)
や、
Get thee to a nunnery! (尼寺へ行け!)
ももちろん出てきます。

ラストは、ハムレットとレアティーズの決闘シーンがフェンシングで再現されてます。実際の舞台を見た時も思ったけど、ベンは身体感覚もかなり良いのでは?所属するエージェントのskillの欄にも"Stage Combat"ってあるし。しかし化けるなぁ、彼は。

何で監督は彼をハムレットに選んだか知りたいわ。


あ、そうそう、舞台上で、床に座り込むシーンが多くあるんだけど、他の男性俳優がみな胡座なのに、なぜかベンは正座かお姉さん座りなんですよね…。私、外国人は正座じゃなくて絶対胡座だと思ってたから、びっくり。
でも正座するとウィショーくん、さらにちっこく可愛く見えます…。

こんな才能ある人をとっ捕まえて、可愛い、なんて言ってちゃいかんのだけど(何かの記事に、"gifted"ってあって、まさしく!"talented"どころじゃないです)。ほんとにね、終演後、舞台袖から走ってカーテンコールに出てきた、堂々たる主役が観客にお辞儀をする姿は、でも演技から離れてしまえば、ごくごく普通の内向的な男の子って感じで。あの爆発的な演技の源を、切に、切に知りたい。どんな人生経験や考えや思考を持つと、それが演技に結びつくんだろう?


そんな素晴らしい舞台なのに、私はロクな感想書けてないですね~。



訪れたのは、アーカイヴがある、ヴィクトリア&アルバート博物館の分館Brythe House。建物の外観は、映画「裏切りのサーカス」(2012)で、MI6の本部として使われてます。

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アーカイヴ室のある建物エントランス



腕にタグを付けてもらいます



(私の予約の時間 Friday AM って印刷してある)


私はV&Aであらかじめリーダーズ・カードを作っていったけれど、事前のオンライン登録が済んでいれば、多分Brythe Houseでも作成してもらえそう。


映像を視聴できる部屋には今回、私を含めて3組いたんだけれど、全員同じDVDデッキを使っていたので、誰かがリモコンのボタンを押すと、全部のデッキが信号を受信してしまうという結果に。例えば誰かが2倍速の早送りボタンを押すと、全員のデッキがその動きをしちゃうんですよ。
私は最初、ディスクの読み取りが悪いのかな?と思い、デッキから取り出してハンカチでディスクを丁寧に拭いたりしてたんだけど、そのうちに係の女性がやってきて、リモコンの旨を話して、なるべくデッキに近付けて操作してね、とお話。

みんな一同に、なーんだ、そういうことだったのかぁ、と、顔を見合わせて笑っちゃいました。

ちなみにその時私の後ろの席のグループのTV画面が見えたんだけど、同じ、ベンのハムレット見てました。


館内は暖房がなくてかなり冷え込む、と聞いていたので、がっつり着込んでいったのですが。暖房は、温水パイプが室内を通っているだけなので、確かに寒くはあります。特に私は窓際の席だったので、窓からの冷気が肩から腕にかけてじんわりと来ました。履いていたラップスカートを、両肩に巻き付けてしのぎました。なので冬に訪れるなら寒さ対策はしっかりと。ただ、足元に電源の入ってないヒーターが、ぽつんと置いてあったので、希望すればそれを付けてくれるのかも?


こちらでほんのちょっぴりhamletの動画が見られます
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コメント

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きゃぁ、トリみどりさん、お帰りなさいまし♪
良かったですぅ、ご無事で\(^o^)/
子どもちゃんたちやご主人、ご両親も大喜びですね☆
(私も嬉しいっす(T_T))

で、早速お疲れのところ、旅模様が続々と!!

うわぁ、すごいすごい。
興味深く、前のめりで読ませて頂いてます。


>何で監督は彼をハムレットに選んだか知りたいわ

ほんとだ、知りたい知りたい。
ウィショーくんの「尼寺へ行け!」も、聴きたいなぁ~。

あはは、彼だけ正座(目に浮かぶ~)かお姉さん座りでしたか。

upしてくださってる写真もとてもきれいですね。
一緒に貴重な追体験ができて幸せです!!
ありがとうございます♪

こんにちは。さっそくのコメントありがとうございます~。
わざわざ異国の地にまで出向いてアーカイヴ見に来るなんてどんだけ熱心なのこの人、って感じですが、視聴覚室にいた3組が、みんなそんな感じの人たちばかりだったので、ちょっと安心しました。しかも彼女たちは明らかに私より年下だったし。

全然知らなかったのですが、ウィショーやトムヒが卒業したRADAは、毎年28人しか生徒を採らない、超少数精鋭の演劇学校だったんです。その中から、卒業後、しかもすぐに名が知れて作品を選べて活躍できる者は更に少ないかと思うと、やっぱりウィショーくんは本物なんだなぁって思いました。


子供たちにも、別に役者本人にステージ以外で会わなくてもいいので(笑)、本物に触れてほしいな、と切に思いました。特に若い時にね。


"Meet Ben"の記事にもコメントありがとうございました。これ、お返事したいのですが、どうしましょう?お返事だけ公開コメントも変な感じですし。ちょっと悩んでます。