ダウントン・アビー シーズン1

この春からスタートした海外ドラマを3つ見ましたが(シャーロック シーズン3、マーリン シーズン1、ダウントン・アビー シーズン1)でいちばん面白かったのがこれ。

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Downton Abbey Season 1 (2010)

最初に流れるテーマソングが切ないマイナーコードの音楽で、いきなり心持ってかれました。
電報が打たれ、ダウントン・アビーという巨大なお屋敷にも電気が敷かれ(暖炉を掃除しているメイドが電気の明かりを怖がる)、汽車に乗った男性が空を見上げると、汽車と並行して電線が走っている(敷かれている)のが写る、うまいオープニングだな、と思いました。時代設定は1912年。まだ第一次世界大戦前なんですね。

大きなお屋敷なので、当然使用人もたくさんいるのですが、従者と執事は違う、とか、下僕にも順序があるとか、お客様の前に出る使用人は見目がいいのが雇われた、とか、面白い、今まで知らないことたくさん出てきて勉強になりました。

登場人物。執事カーソン、従者ベイツ、家政婦長ヒューズ、もうこの3人は、上に立つ物として人格として素晴らしいですね。とても立派な人間だからこそ、カーソンさんが実は昔、「おちゃめな2人」というコンビ名で舞台に立ってただなんて、見てみたいです、その姿!でも、どんな人間にも、他人から見たらたいしたことないことでも、知られたくない過去はある。カーソンさんのその過去の告白をその場に居合わせて聞いていたベイツが決して誰にもしゃべらなかったとかね、このドラマは皆それぞれに矜持があるところが私はいちばん好き。

侍女オブライエンと第一下僕トーマス。もーこのふたりの煙草休憩タイムと言ったら、悪だくみの宝庫としか。なんだあんなに性格悪いんだトーマス。最終回、彼の「採用されて軍に従事することになったので、辞めまーす」(クビではなく、自分から辞めるという形で体裁が保てた)と、カーソンの、あー良かった、こっちがクビにしなくても向こうから辞めてくれたわい、なやり取りが最高におかしかった。

オブライエンだって、志高く働いていた時期があったはず。なんであんなんになっちゃったんですかね?ふたりとも職場変えたら?

誰にでも公平で心優しいアンナ。ベイツさんとの仲はうまく行ってほしいなーって心から思います。しかしマシューの従者のモールズリーさんがアンナを好きだったとは。ちょっと可愛い。かぎ煙草入が無くなった事件の時には、トーマスとオブライエンの策略をいち早く察して、逆にふたりの部屋のどちらかに隠しちゃって、カーソンさんに「いつまでも犯人が見つからないままじゃ心苦しいですわ。今から家捜ししてみたらどうかしら!」とノリノリのアンナ。オブライエンとトーマス、陰謀の詰めが甘いわぁ。

マシュー。メアリーの家のお金目当てではないし、好青年で、メアリーとはうまく行くと思うんだけどなぁ。限嗣相続制でなかったら、メアリーももっと素直でいられるのかな。長女、かつ3姉妹で、男子がいない家系は相続が大変だったのですね。

「大きくなったら『若草物語』みたいになるのかと思っていたけれど、実際はけんかばかり」と、娘たちとの関係を嘆く母親・コーラ。ほんとにねぇ。しかしなんであんなに長女メアリーと次女イーディスは仲が悪いの。

そしておそらくドラマいちばんの強烈キャラクターは、バイオレットおばあ様。
「しゅ、週末ってなに?」("Wh-,What is week-end?")
は、このシーズン通しての名台詞!

キャスト。コーラ役エリザベス・マクガヴァン。うわー!ものすごく懐かしいお名前!そう、「普通の人々」(1980)で、ティモシー・ハットンと共演してた、ほっぺがふっくらの可愛い女の子だったので。懐かしすぎる…!最初は彼女が目当てで見始めたようなもんです。しかしアメリカ人なのにイギリスのコスチュームドラマに出演?と思ったら、ちゃんとアメリカ人でイギリスにお嫁に来た役だった。

ベイツ役ブレンダン・コイル。ありがたいことに、2月に見た舞台"Mojo"に立ってました。恰幅がいいので、声が太くてデカい。今思うとたいへん豪華なキャストの劇だったんですね。

これからの注目は、マシュー役ダン・スティーヴンス。もうほんと画にかいたような「かっこいい、ハンサム」な役者さん。

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片鞍で馬を乗りこなすメアリー。すごいー!

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使用人の皆さん。
こうやって見るとウィリアムもすごい背高いのね。なんかいつもトーマスにけちょんけちょんにやられてるから、そんなイメージなかった



NHKではこの秋にシーズン2の放映が決まったので、とっても嬉しいです!ありがとうNHK。

ちなみに私の母もダウントン大好き。おかしいな、私が薦めたのは「シャーロック」だったのに。

あと、私は漫画「エマ」が大好きなのですが、このドラマは、特にメイドのめまぐるしい働きの部分が、まるで「エマ」が実写になったかのように最初は思いました。逆にそれほどあの漫画は躍動感があったんだなぁ。また読み返したいです。
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