きっと、うまくいく

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3 Idiots (2009)


原題は「3バカ」。でもそんな3バカの彼らが愛おしくて愛おしくて。涙で前が見えないくらいの良作でした。誰か私の涙腺に蓋をしてー!ていうくらい泣いたよ。

もうこれは出てくる人物みんなが魅力的なことに尽きる!そして3時間近くある作品なので、話の展開や登場人物の心情を丁寧に描いていて、お約束の歌とダンスもあるけどそれにすっごくノレるし(劇場公開時にはインターバルも入ってるよ!)、見ていて楽しくて面白くてあちこちのシーンでは感激で。その分、鈍感な私もさすがに最後のオチ(ランチョーの正体と、サイレンサーとの勝負の結果)は読めましたが、それを差し引いてもとーってもハッピーなラスト。エンドロールに流れる2回目の"All Izz Well"(アール・イーズ・ウェル=うまくいくよ)は、一緒に両腕を空に高く上げて踊りだしたくなる、ラストにふさわしい曲でした。

人生で、心から信頼できる友を得られるなんてそれは本当に一生の宝。進学した工科大学で出会えたランチョー、ファラン、ラージューの3人。みんないいところもそうじゃないところもある。でもそれをお互い補って助け合い、前へ進んでいく人生。本当にやりたいこと。自分はどう生きたいか。思い通りにはいかないかもしれない、失敗するかもしれない、でも「きっと、うまくいく」。それがこの映画のメッセージ。

「オデッセイ」もそうだけれど、ポジティブな映画を見た後は、なんだか力が漲ってくる。きっと自分自身の心の糧になっているはず。


最後にこの邦題の素晴らしさは手放しで褒めたい。「たぶん」や「おそらく」じゃなくて「きっと」を選んだセンス。内容にぴったりだし、その後に打たれた「、」がこんなに素晴らしい効果をもたらしている邦題はちょっとない。付けた人に花まるあげたいです。


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