POI S2 Ep22

God Mode

*S3の重大なネタバレありのレビューです

今まで青だったショウの枠が黄色に変わった
掛けてたメガネを自分で壊して捨てたフィンチ。ということは埋め込まれてたGPSの存在を知ってたんだね。いつ知ったのかしらね~。そしてメガネないと何にも見えなくて超不便なのすごくよく分かる…
"Ghost in the Machine"。その本に挟まれていた写真、フィンチとイングラム。本棚の奥の金庫。解除番号02-24-05はネイサンとフィンチがマシンの売却を祝った2005年2月24日。そして金庫の中から出てきた何枚もの対象者の写真。その中にはジェシカも…
この一連のシーンはリースがひとりで金庫を見つけるという流れで見たかったな。ショウはフィンチとリースとジェシカの3人の過去のこととは関係ないので
S2Ep16の冒頭でショウが殺したダニエル・アキノはローレンス・シラーズの部下。核施設にノーザンライツ(=マシン)を運ぶ仕事に関わって生き残っている最後の一人
そのシラーズまで殺され、とうとうフィンチはルートにマシンの場所を教える。え!フィンチは最初からマシンの居所を知ってたんだ
リースがやっとフィンチに追いつくも、ルートと一緒に行く方を選ぶフィンチ。危険からリースを遠ざけようとしてるんだろうけれどリースにとっては微妙よね
管理者になったから?ルートの枠も黄色
他人のメガネを拝借したのでいつもと違う雰囲気のフィンチ。このメガネ、ちょっと60年代っぽい
再起動したマシン、超元気だよね!無用の番号を次々とリースに送りつけるのが面白すぎ
普通高速道路からかなりのスピードで車ごと10mも下にダイブしたら中に乗ってる人は生きてませんって…(苦笑)。車、逆さに着地してるし
リースとショウはまんまと盗んだヘリで西に向かったんですね
24時間経過したのでルートとリースのアクセス権限は失効
やっとたどり着いたと思ったのにそこにはマシンはなかった。この時のルートの怒りや茫然とした表情、涙を浮かべる目の表情が素晴らしい
ショウに撃たれたルートの傷をちゃんと手当をしてあげてるリース(しかしそのファーストエイド的なキットはどこから取り出したのか?)
「君を巻き込んで済まない」…マシン関連に対してはリースを巻き込みたくなかったフィンチ。でもすでにそれは無理な話。リースもフィンチのことならどこまでも巻き込まれるつもりだと思うよ
ここでハーシュとペンツーにフィンチの顔が割れた
ペンツーからの提案を拒否した上、銃を向けられているのに堂々と立ち去るフィンチはものすごい存在感だし、こういう時のフィンチは肝が据わってるよなぁといつも思う
ラップトップを売ったのは自分だということを告げ、謝罪をするフィンチ。だけどリースはそれが原因ではなく、7年前に空港でジェシカの手を放した時に自分たちの運命は決まっていたとフィンチに告げて許している。実はここは私はあっさりしすぎて、もっと色々描写してほしかったなと思ってる。もちろんリースはフィンチから真実を告げられてももう彼のことを恨んだり嫌いになったりはしないだろうけれど、リース自身の中での葛藤がほしかったな。だってあんなに大切な人だったジェシカのことをそんなにすっぱりと割り切れるのかなぁ。フィンチの元には以前からジェシカの番号が何度も上がっていただけじゃなく、リースからしたらラップトップの回収の任務のせいでパートナーから撃たれてジェシカの元に行けなかった上、そのラップトップはフィンチに起因していることを初めて知ったわけで。ジェシカを救えなかったのはフィンチじゃなくて自分が原因だから、とリースが言うのは分かる。しかし今回のフィンチのラップトップにまつわる告白はすっと受け入れられたのかどうか…。
フィンチの嘘、というかリースに言ってないことはひとつだけじゃない。リースを雇った理由はジェシカを助けられなかった自分に原因があるからその贖罪もあった。これが1つめ。でもラップトップを売ったことはずっとリースに話してなくてそれが2つめ。そしてS3Ep17のダニエル・ケイシーの件の時にもうフィンチはリースに会っているんだけどその事ももちろんリースは知らないわけで。リースは全てを知らされてないにも関わらずこんなにフィンチを大事にしてるのに対して、ずっと秘密主義のフィンチは手元にたくさんの情報があるのにも関わらずそれを明かさないのはずいぶんと一方的でアンバランスだよな、と思うのね。すべてが終わったらフィンチはリースに何もかも話してほしいしそうする義務もあると思う。ネイサンとのことも、フラッシュバックで見てるこっちは知ってるけどおそらくリースは断片的にしか知らないだろうし。まぁリース本人はもうネイサンのことをそんなに詳しく知らなくても気にしないのかもしれないけど、フェアじゃないって私は感じちゃう。
ということで話を戻すと、この件でなにかしらの葛藤があったらS3はまた違う展開や描写があったのかなとも思う。S3でカーターを失ったリースには、大切な人を失ったのは、しかもマシンが存在していたのに救えなかったのはこれで二度目になるわけで。その悲しみと怒りは、形を伴わず目の前に存在しないマシンにぶつけることが出来ないからそれを造ったフィンチに向けられた。フィンチとリースもある意味マシンを挟んで愛憎劇を繰り広げているし、悲しいかな大切な人を失うという形で複雑に絡み合って逃れられない運命が、本人たちが望む望まないに関わらずふたりを取り巻いてるのがこのドラマの醍醐味。その描写がなくなっちゃったらそりゃ面白くなくなるよねぇ、とS3、4のストーリー展開をちくりと批判。
このエピでフィンチの告白を聞いたリースの深い描写がなかったのは、この先S3からは人助けの話はサブにして人工知能の話をメインに持って行きたかったからだとも思う。そっちがメインになってもフィンチとリースの物語は続くかと問われればそれは確かに難しいとも思うのよね。でもね、でもね!やっぱりこのふたりが一緒にいないと。つーか今まで主人公がバディ組んでてそのふたりがばらばらになっちゃうドラマってあった?あったとしてそれは人気維持できてた?私、子供の頃「あぶない刑事」が大好きだったけどもしタカとユージが途中から別行動だったら泣く…それは受け入れられない…ごめん話が脱線して…。

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閑話休題。
ターニーは以前カーターの上司だったのに。直接本人に脅しをかけてくるくらいこいつはもう真っ黒なんだな
イライアスの台詞がいい。「ヨゴロフさん、報復は筋の通った行いだ。だがターニー、お前は簡単に誓いを破る」
ターニーとヨゴロフを撃ってイライアスを助けたカーター。とうとうそこまで手を染めたか…シーズン最後にこの展開は衝撃でした

フラッシュバック…2010年
この時点ですでにハーシュがいる!
ハロルドはマシンの開発や政府との交渉の際は表に出なかったからかろうじて生き残れた
プロポーズを承諾したグレースにまだ本名を伝えていないハロルド
関係者が次々と殺された、我々も命を狙われているとハロルドはネイサンを必死に説得しようとするけれどネイサンはその辺りの見立ては甘く、そんなことは起きない、大丈夫だと思っている
「明日の朝8時にフェリー乗り場で。そこですべて話す」。ネイサンはそこでマシンのことを公表しようと手筈を整えていたことが上に漏れ、爆破テロを組み合わせて亡き者にされた
廃図書館内でのネイサンとハロルド、そしてそれを演じるブレッド・カレン、マイケル・エマソンのやり取りが素晴らしい。そしてこの会話があったから今のフィンチが成り立っている
身元所持品の中からオースティンの本を見つけ嘆き悲しむグレースの左手にはハロルドから贈られた婚約指輪が
ハロルドとグレースのシーンに流れる音楽はいつも美しく切ない。主旋律を奏でるのは音程が低いのでチェロ…かな?
無用だから助けられない、大義の為だと自ら切り捨てた人の中に入っていた親友の番号。それがどれだけ愚かだったか身を持って知ることになったハロルド。そして同時に彼女の身を守るため自身は爆破事故に巻き込まれて亡くなったこととして婚約者のグレースの前からも姿を消さざるを得なくなる。「無用な命などない。どの命も皆助ける」。ハロルドの今の姿勢はこの時後悔や懺悔と共に確立されたもの。だからこのエピでもルートも連れて帰ったのだろう
ハロルドの体が不自由な理由を2シーズンかけてここまで引っ張ってきて最後にやっと明かされました。長かった!


さてこの最終話はジョナサン・ノーラン(脚本)、リチャード・J・ルイス(監督)、グレッグ・プレイグマンの3人による音声解説もついていて、こちらも楽しく聞きながら視聴しました。興味深かったのは、ジョナサン・ノーランの「いつか回想シーンばかりの話を作るよ。回想の中では皆永遠に生きている(Everyone forever lives in flashbacks.)」という言葉。これがS3Ep17のエピソードになるんですね!唸りました。


約4か月かけてゆっくりじっくりのんびりと視聴してきた2度目のシーズン2。本当に楽しいひと時でした。最後に次記事で総括しておしまいにしたいと思います。


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