POI S1 Ep10

Number Crunch

*S3、4のネタバレほんの少しあり

私にとってはものすごいターニングポイントになったエピソードで、未だにこれを超える話はなくて。…んー、超えるというと語弊があるな。S3Ep10のような演出が冴えわたっている回や、S3Ep16のように過去の人物たちの繋がりををこう持ってきたか!という脚本の妙、S4Ep11の時間が何度もループする素晴らしい話もあって、どれもこれも甲乙つけがたいのは事実。ただ、私自身の心の中に強く印象に残った、そしていつまでも忘れることのできないとても思い出深い、という意味で、いつまでもこのエピソードが永遠に1位です。

出勤してもフィンチがいなくて館内をうろうろながら彼の姿を探しつつ、通路の本棚に置いてあった本の中に挟まった写真を見つけたリース
元が図書館だったから館内放送の設備があってもおかしくはないんだけれど、「いつもの席にいるよ」ってアナウンスするフィンチ。これっきりのシーンだったので貴重。そして、どこにいたんだ?という質問に、フィンチの「タイムトンネルを抜けてきた」…ジョークだよね?真顔だけどこれはジョークを言っているんだよねフィンチは?(笑)
マシンが複数の人数を出してくるのは初めて…だっけ?
前エピでスーツの男に命を救ってもらったカーター。ファスコから「顔を見ると情が沸くからな」と言われるも、そんなことないわ、必ず逮捕する、と返すのだけれど。このエピのラストを見ると、カーターは情が沸いちゃったんだろうね、以前助けてもらっているからというだけじゃなくね
鑑識のふりしてちゃっかり現場に乗り込むリース。証拠品をこっそり手に入れさらに被害者のPCデータまで抜き取って。本当にこの人は余裕があるというか図々しいというか…(笑)
リースひとりで何人もの相手をできないから、フィンチも外に出てその中の一人を追跡することに。PCでデータを扱うことには長けているけど、現場に出て来てくれってリースに頼まれ、しばらく逡巡したあと腹をくくって分かった、じゃあ行こう、ってなるフィンチにまだぎこちなさがあって初々しい
「まさかあんたが殺したのか?」「…ライオネル、俺は少し悲しくなったぞ」
「ポーラを見張れ」「ヤバいのか?」「大丈夫、お前が弾よけになる」。ファスコへの鬼対応が絶好調のリース
ウェンディを追跡していたリースが乗り込んだ先は彼女の経営する美容室。ご用件は?って聞かれて、えっ…あぁ、じゃあカットの予約をって…(笑)。なんとこの人、とっさの場面で嘘をついたり取り繕うのがすっごく下手。唯一の弱点じゃないのかなこれ
ウェンディも、リースの髪型見ながら「少しニュアンスをつけてエアリーに?」って。どこをどういじったらあの短い髪をエアリーに??(笑)
続けて「この髪の色のグレーは地毛かしら?それともメッシュ?」さらに「独身?」「え?…まぁ今のところは」「みなさーん、彼、独身よ」の言葉に色めき立つ従業員。もうおかしくておかしくて!!とどめは「美容師としてその髪型は許せないの」。許せない!許せないそうですリース君!



ウェンディのオレンジがかった髪の色とっても素敵。私も今よりもっと白髪が増えたらこんな感じに染めてみたいわぁ
リースもリースでそのまま席に座って肩にタオルを掛けられたままフィンチと電話で会話してて、もうこれ本当におかしい
スノーとエヴァンスがカーターにリースとカーラの話をするんだけど、今聞くとびっくりするほどでっちあげと嘘ばっかであきれます
内勤を命じられたカーターの代わりにファスコがなかなかの活躍
深夜に目の前で起こった交通事故。運転手は明らかにヤク中。そして車内から見つかった大金。汚い金であるのは間違いない。だったら…と出来心でそのお金を掠め取ってしまった今回の対象者たちは、ひどく身近に感じられる。ウェンディとポーラは贅沢をするためじゃなく、入院中の母親の自宅が差し押さえられているため金が欲しかったのだし。本当に些細な出来心から起こした犯罪なんだよね…
リースはこの回で直接カーターに電話して、初めてまっとうな会話をする
「警察に自首して説明してくれる?」「それは無理だ」。そして今回の事件の加害者がいる病院の場所を伝えてカーターが現場に復帰出来るようにしてあげてるんだね
電話を切ろうとするとカーターは「待って。ありがとう、命を救ってくれて」と。これ、「ボーン・スプレマシー」のラストに似てる…かな
無事ポーラとウェンディを逃がし、屋上へ着いたところへやって来た車。中から出てきたのはスノーとカーター。カーターはここで初めてスーツの男の顔を見る
腹を撃たれたリースがまず車のヘッドライトを撃つのがすごい!明るいと丸見えだもんな。撃たれてなおすごい判断力だよ…
リースは自分に命の危機が及ぶと周りの人を遠ざけようとしちゃうんだよね。素直に助けを求められない性格なのか、「ひとは皆 最後はひとりだ」とジェシカに言った言葉を罰のように自分にも当てはめて死んでいこうとしているのか。この人はいつもいつも、大きな孤独を抱えたさみしい人ではあると思う。そして見てるこちらはリースのそういう部分に惹かれてしまうのよね

I wanted to say thank you, Harold, for giving me a second chance.
礼を言うぞ ハロルド 生まれ変わらせてくれた

直訳だと「お礼を言いたいんだ ハロルド 2度目のチャンスをくれて」。字幕はいつもの偉そうな態度のリースの口調がこんなギリギリの状況の時にも出てて、どっちもいいと思います

車を飛ばして到着したフィンチがリースを抱きとめたと同時に、銃を構えて現れたカーター。スーツの男を助けにやって来たのは、なんと以前事情聴取をした男だった。ここで一気に今までの全ての人間関係がカーターを通して1本の線となって繋がったことで、このドラマに対しての私のスイッチがバチンと入った瞬間でした!



銃をおろし、「早く逃げて」とリースが車に乗るの手助けまでして。カーターの中でなにが彼女をそうさせたのか。咄嗟のこととはいえもともと逮捕する気だったのが、そういう行為を取るに至るにはそうとうな決心とリスクがあったと思うのです。やっぱりこれは彼女の本能なんだろうなぁ。彼女の中でスーツの男に対する評価。彼は悪い人間ではないと。そしてそれは最期まで決して揺らぐことはなかった。

Person of Interest Episode 10 When things explode

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コメント

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エアリー・・・

トリみどりさん、こんばんは!
このエピは私も好きで、リースがフィンチにお礼を言うシーンはぐぐぐっときました!
ダンナが一緒なのでいつも吹き替えで観ているのですが、記憶が定かではないけれど、吹き替え版は偉そうな口調ではなかった気がします。

あと、リースのファスコに対する態度、めっちゃおもしろくて好きです。リースってばすごくリラックスしてますよね。それを見たいがために観ているといっても過言ではありません(笑)
カーターができる人なので、ファスコの出番が減っちゃわないかと危惧しております(現在13話まで視聴済)

シーズンが進むにつれて対象が変わっていくのかも知れないけど、市井の人たちの危機を助ける二人は、まるで月光仮面か仕置き人のようだと思ってます(なんか違うかもだけど・笑)

ミッドクリフハンガー

ちびくまさんこんばんは。私も今日から帰省中です。

リースがファスコをどつきまわしていいように使ってるのは本当に笑えるというかファスコかわいそうというか。リースは原語で聞くと語尾を上げる自信満々な話し方でそれがまたいいのですが、撃たれて階段を降りる時もその口調でフィンチに危機を悟られないようにしているのがまた、見ているこちらは焦燥感を煽られます。

わたしも最近知ったのですが、1シーズン22〜24話あるアメリカドラマは、だいたい10話目あたりでちょっとした山場(ミッドクリフハンガー)を持ってくるんだそうです。なのでこのドラマもこの10話目がまさしくそうなんだなーって。

リースはコスチュームを着ないバットマンって言われてるみたいですが、わたしはバットマンはあんまり馴染みがないので、ちびくまさんの月光仮面の方がとっつきやすいです。