POI S1 Ep20

Matsya Nyaya

2010年 モロッコ
リースとカーラ、「パッケージ」を尋問中
リースの携帯にジェシカからのメッセージ。すぐに掛け直して4年ぶりに話す
電話越しでも分かる、明らかに様子がおかしいジェシカに、2006年に空港で会った時には言えなかった"Wait for me."(待っていてくれ)をリースはやっと本人に言えたのだけど
家族なんていないだろ、とスノウに言われたリース。もしかしてプライベートで持っていた携帯は、ジェシカからの着信だけのためにずっと身に着けてたんだろうか
まだ任務の途中なのに、「状況は切迫している」とすぐに中国のオルドスへ向かえという指示を出され、ジェシカの元に駆けつけることはできなくなってしまったリース。結果、24時間以内に行く、と彼女に言った約束を守れなかった
中国へ向かう指示を直接出しにわざわざモロッコまで来たのはNSAのアリシア・コーウィン。過去のフィンチとリースの両方に接点がある唯一の人物
アリシアは、現地では携帯も通信ネットワークもすべて使用禁止って指令を出すけれど、要するにふたりをオルドスに放りこんであとは連絡も取らせず証拠は一切なしできれいに抹殺という意味だよねこれは
2人に指示を出した後、スノウはリースだけを呼び、「パッケージを確保したらスタントンを退場させろ」と、もうひとつ任務を与える

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2012年(現在)
警備会社に新人として配属されたリース。運転手のマリーと物品運搬を担当のトミーから仕事のやり方や心得を説かれるのですが、プロのリースから見たら、ふたりともガードはゆるゆる、緊張感はないし、脇も甘くてしょうがない仕事ぶり、とフィンチに報告
で、トミーとマリーは新人歓迎のドッキリをリースに仕掛けるんですが。ほんとこいつらいつ撃たれてもおかしくないよな、と見てるこっちがヒヤヒヤします。本人たちは至って呑気に「銃はオモチャじゃないぜ」って言うけれど、それリースの台詞や!目の前にいるその人は元CIAの凄腕エージェントですよ!ってどんだけ教えてやりたい気持ちになったか
マリーとトミーは長年コンビを組んできて、お互い冗談を言い合うような、一見仲が良く気のいいふたりにみえたのですが
ペースメーカーにプラチナが使われているなんて知らなかった
輸送車を襲ってきたのはトミーの仲間。一緒にプラチナを奪うんだけど、おそらく仲間がリースに撃たれることは想定外だったのでは
襲撃の結果、マリーは撃たれて亡くなってしまい、リースも負傷。そのまま意識を失う
仲間を裏切って撃ち殺し、自分にも銃口を向けたトミーは絶対許せないリース
実はこのプラチナ強奪にはHRも1枚噛んだ計画で。ファスコは回収する予定のプラチナが見つからないのでヤバい立場に
リースの前で、一緒に逃げるはずだったのに、と涙をこぼすアシュリー。けれど真の目的は、アシュリー自身が恋人のトミーをも殺し、すべてを奪って一人で高跳びする予定だったんですね。それをアシュリーの言葉とほんのわずかな気配で読み取ったリース。それをほんの少しの表情の変化で表現してるジム・カヴィーゼル、素晴らしい
この一連の流れを含むボクシング場でのリースは、光の当たり方も絶妙でものすごく美しいのです
フィンチまで「彼は救う価値があるのか?」と疑問を呈したトミー・クレイ。結局彼は、加害者と被害者、両方の立場の対象者でした
ファスコの目の前でリースを殺そうとする上司のリンチ。しかしファスコはリンチを撃って、リースを助ける選択をする。ここでやっとファスコはどっちにつくか決心したのかな、と
「嘘をつくのは得意だ。だから俺を選んだんだろう?」そうファスコに言われたリースのあとに出てくる回想シーン。2010年のオルドス。リースは殺せと言われたカーラを撃つことが出来ず、銃を下ろして背を向けるも、逆にカーラに撃たれてしまう
リースは彼女の背中に向けて銃を構えるんだけど、カーラは正面からもろにリースを撃ってて、ここにカーラの躊躇のなさやリースの後ろめたさが現われてる。ふたりともお互い相手を殺せと同じ命令を受けていたことが分かったけれど、彼は最後まで自分の任務に冷徹になれなかったし、嘘をつくのも下手だった

再び2012年。リースの居場所を突き止めたと思ったスノウとエバンスが乗り込んだ部屋に現れたのは、なんとカーラだった!ひー…なんて恐ろしいドラマなんだ…

2010年のオルドスのシーンは、ここで何が起こったかをS1を通して少しずつ少しずつ小出しで描かれるのですが、「リースの過去」という視点からでは、ここでほぼ全容が明らかにされました。しかしS2以降もここでの出来事はちょくちょく語られるので、過去のエピソードとしては、やはりここが大きなターニングポイントかなと思います。

HRからの分け前。そんな汚れた金はお前の好きにしろってリースに言われて、ファスコはほんとにそうしたんだね。息子にホッケーのスティックを新しく買ってあげて、ベンチに座って大股広げて練習を見守るファスコはどこにでもいるフツーのおっさんで。このドラマの登場人物は、みんなちょっとどうかと思うくらい人生の振り子が大きく触れちゃってる人ばかりなので、ファスコが普通で良かったって安心する。

そしてこのエピソードの一部分は次のEp21に繋がっていきます。

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