POI S1 Ep22

No Good Deed

Ep19でファスコが撃ったリンチの死亡報告書を手元に置いて、デスク越しに彼を疑いの目で見るカーター。HR絡みでファスコが関わってるから疑うんだけど、この頃のカーターとファスコはそれぞれフィンチ&リースと繋がりがあることをお互い知らない
公衆電話の受話器を取って何やら聞いた後にそれを戻し、すぐリースに電話をかけ、「番号が出た」と伝えるフィンチ。その一部始終を離れたところで見ていたリースが、その電話や近くの防犯カメラを何度も見返して「? ? ?」ってなってるのちょっと面白い
この初期のまだ謎が色々散りばめられている頃は見てるこっちもどきどきします
「なぁ、もうそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?どうやって番号を受け取っているんだ」
「もしあんたに何か起こっても 俺が後を継げる」
リースからの揺さぶりにもフィンチは動じず、「もし私に何かあっても 対策はしてある」…その対策は、S2で明かされることに
「いずれ秘密を明かす時が来るぞ フィンチ」("Well, sooner or later, you're going to have to let the cat out of the bag, Finch.")
「好奇心は身をも滅ぼすぞ、リース君」("Curiosity killde the cat, Mr.Reese.")
猫ネタで迫るリースに同じく猫ネタでしれっと返すフィンチ
対象者ヘンリー・ペックは表向きは証券アナリストで、実はNSA
どうやら彼は何かしら秘密を知り、元?NSAのアリシア・コーウィンに連絡を取ろうとしている
ペックの勤め先に侵入するため「俺の魅力を使うか」ってリース君。この人ほんとに自信満々でいいよねぇ
で、残念ながらその魅力は通じなかったので(笑)、今度はフィンチが現場に出て、コーヒーメーカーを通して盗聴の手配。フィンチのこういう細かい作業や配線の仕事がたまらなく好きです
作業が終わると被ってたヘルメットを近くのごみ箱にポイッて捨てちゃうのがまたいいの
煎茶のカップを手にして戻ってきたフィンチ。ということは、グレースの様子を見守ってから出勤してきたのでしょう
で、フィンチの席にどっかり腰かけて足をテーブルに投げ出しているリースに話しながら、失礼リース君、その足は下ろしてね、ついでに席も譲ってね、と身体を傾けてリースに無言で伝えてるし、リースもはいはい、てな感じで席を立ってます
仕掛けた盗聴器から見えるオフィスの様子を一緒に見るフィンチとリース。ペックを尾行するも、彼が振り返るとなんでもないふりをするためにふたり同時にさっと身を翻すフィンチとリース。ふたりともお互いの行動が無意識にミラーリングしてて、このエピのふたりの距離感の描き方が、私は全エピソードでいちばん好みかも

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それとフィンチのスーツがほんっとうにお洒落!
3週間前に逮捕された男の報告書を書いたペック。それに誰かが勝手に文を付けたし、それによってテロが阻止されたことで、政府が犯罪を予知する何かを持っているのではという疑問を抱く
保身の技術にも長けているペックは、殺し屋だけでなくリースが追っても追ってもひたすら逃げて、さすがのリースもてこずっているのが珍しい。何せ彼は、スピード違反で切符切られても78ページの趣意書を裁判官に提出して抹消させているくらいの人ですから。ペックの逃走劇がスピーティに描かれてて私は面白かったけどね
NSA、ISA、CIA、FBI、OSC。時々、それは何なのか全部詳しく説明してほしい時がある!
捕まったペックが自分の状況と考えをがーっと述べ立てるのと、それを聞いてるファスコにはその内容がさっぱり理解不能で「はぁ?」って顔してるこの対比…(笑)
「9.11後、政府はテロを防ぐために コンピュータシステムで すべてを監視しようとした」…ペックの言葉はS1Ep01で、フィンチがリースに自分が作ったマシンのことを説明する時の言葉と一緒
しかし警察官の格好して8分署に侵入したリースに誰も気づかないってどうなの!?
前述のヘルメットを投げ捨てたフィンチに呼応するように、ペックを連れ出したリースも制服の帽子をその辺にぽいっと捨てていく
真実を追い求めるペックに、フィンチはとうとう全てを話すことを決意する。ペックに向かって話しかけるフィンチの表情が素晴らしい。マイケル・エマソンは「静の中の静」の演技が冴えわたっていると思う



「知る価値のある謎は 人の心だと思う」
「なぜ詳しい?」
「なぜなら私が造ったからだ」("Because I built it.")…この台詞は今後もシーズン通して重要なシーンで出てきます

ヘンリー・ペックの件とは別に、リースは相変わらずフィンチの秘密を嗅ぎまわっている
ワシントン・スクエアで煎茶を売るスタンドを見つけ、とうとうフィンチの自宅を突き止めたリース
(この時背景に見える、濃いピンクの花を咲かせる木々はなんでしょうね?とてもきれいだ)



ところが意気揚々とノックした家から出てきたのは赤毛の女性、グレース。そして彼女の部屋にあった、ハロルドとグレースが一緒に写った写真について尋ねると、彼は2年前に亡くなったの、と
グレースの家を出たリースがフィンチの姿を見つけ、さすがのリースも、秘密を探るには今回はやりすぎた。"I'm sorry."と謝ってます
「コンピュータは分かる。でも人の心は…」



2009年
アリシア・コーウィンにマシンの搬送方法を伝えたネイサン・イングラムは、マシンの秘密を知るのは世界に8人、と言い、アリシアに「7人よ」と間違いを指摘されていれるが、8人目はハロルドのことだよね?多分アリシアはS4Ep16で描かれたあたりで8人目の存在に気づいたのと、このエピでペックにフィンチが言った「私が造ったからだ」の言葉が決定打かなぁ
まぁ秘密なんて中身がどんなものであろうとあっけなく簡単に漏れますね
政府に引き渡す前日の夜、マシンにバックドアが必要かどうかで揉めるネイサンとハロルド
「バックドアを作ってもしそれが誰かに見つかったら?それこそ悪夢だ」
しかしネイサンは再度マシンを起動させ、バックドアを作る

フィンチはマシンを造ったことに対してどういう気持ちでいるのかな、っていつも思う。どうもフィンチの気持ちを未だにつかみきれないくて。マシンを造ったことに後悔はしていない、とは言っていた。ただ、そのことに肯定感を持てないのかなぁと思う。何人も亡くしたし、自分自身はマシンが出す番号を区別し、人の命に優劣をつけていたという高慢さがあったから、かなぁ。
「開発しなきゃよかった」とは思っていない。フィンチは天才だし技術者だから自分が持てる全ての知識でコードを書いて、マシンと呼ばれるようになる人工知能を造り上げたことは誇りに思っている。しかし、マシンを造ったことで自分を含め多くの人生を狂わせてしまったことに対しては罪悪感を持っている、という感じかな…。

情けないんだけど、マシンの内容やその進化、それに伴うフィンチとネイサンの考えやふたりの関係は、シーズン通してとぎれとぎれに描かれるから、私は全体図を把握できてなくて。S5を目前にして未だにこんなんで大丈夫なのかって自分でも驚きの頭の悪さを発揮しております。するな!

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コメント

非公開コメント

ますます板挟みに・・・

このあたりのファスコは、カーターの行動をチェックすることに神経を使うだけじゃなくて、カーターから疑いの目で見られて、本当にかわいそうでした。
私のファスコ愛は深まっていくばかり(笑)

以前のエピソードで、麻薬を盛られてハイになってるフィンチさん(笑)が新鮮でしたが、この回もフィンチさんの恋人が出てきて、いちゃついてる写真なんかもあってかなり新鮮でした。
まだ謎だらけの人なので、こういうエピソードは楽しみです。

ペックという人物もなかなかおもしろい人でしたねぇ。フィンチさんが直接対決するくらい、困らされたということで。
これから先も、こんなふうに「気づく」人が出てくるのかしらん??

コメント連投しちゃってすみません(汗)
いやーもう、お話したくて。
コメント返信は大変なのでいいですのでー(^^ゞ

がんばれファスコ!

コメント連投ありがとうです!どうか遠慮せず書きこんでいってくださいませ。私も嬉しいです。10人いれば10通りの解釈があるこのドラマ、色んな方と色んな見方をお話したいです。反対意見もウェルカムです。ぜひぜひ。大歓迎です。

ちびくまさんはS1を完走されたとのことなので、もう話しちゃっていいかな?最終話でやっとファスコの立場がはっきりして良かったです。少なくとも同じ刑事であるカーターからはもう疑われず済んだので(この辺はまたEp23のレビューで書こうかなって思います)。

S1では主にリースに焦点があてられたのもあって、フィンチを取り巻く謎があんまり明かされなかったから、未だに秘密が多い人物のまま終わって、あれ!?てなりました。

優秀で有能なペック、見ごたえありましたね。でもまさかずっと秘密主義で世間からは存在さえ抹消されているフィンチが直接彼の元に出向いて顔を見せ、「私が造った」とまで告白するとは思いませんでした。ペックが迫ったマシンの存在という真実は、それだけ重要かつ危ないものだということも示されたんだな、とも。


マシンの謎も面白いけれど、私はやっぱりフィンチとリースの絆が大好きで。最初こそものすごい距離感だったのが、お互い庇い庇われ絆し絆され、控えめに言っても最高な関係に萌え死んでます。この先も当分はこのふたりに振り回されていたいです。ちびくまさんはその辺どーかな?




No title

私がこのepの好きな理由は、リース君がグレイス宅に入れてもらった時、その美しいお顔がじっくり拝見出来る事。
グレイスがハロルドと出逢った時の話をした時
リース君は窓の方に目を向けて少しだけ首を振りながらゆっくりと目を伏せる。窓から差し込む暖かい光とあの瞳。そしてお気の毒という時の優しい表情。美しさにうっとり...
以前、s1の総括の記事でep4のベントンとの対話シーンを ずっと飽きるまで見ていたい...と書かれていたいましたよね。( 全く同感!)
まさに私はこのシーンもずーっとずーっと見ていたいのであります。
トリさんの言う通り、伏せたりゆっくり開ける目はものすごく美しいです。
あと私は彼の上目遣いも好きです。

これは単なる意見ですが、ネイサンとリースって似てると思う。
保護したいタイプでしょ。それにきっと機械より人が好き。女性にモテるし、何よりフィンチへの思いに関しも似てる気がする。
エクスタシーを盛られて「おやすみネイサン」と言ってしまったのは あの図書館という事もあるけどリースに面影を重ねてしまったのかも

きっとネイサンもリースと同じように水と毛布を渡して一晩一緒にいてくれるような気がする。

No title

こんにちは。S1は特にリースの瞳の色がきれいに撮れていて惚れ惚れしますが、彼がお気に入りの瑠璃色カラスさんは、リースを演じるジム・カヴィーゼルはいかがでしょうか?他の作品でもとても瞳がきれいです(特にお薦めは「大脱出」)。
POIは夜のシーンが多いので、日の当たるシーンではその美しさが際立ちますよね。そこに目を伏せたり閉じたりの所作が加わってさらに美しく見えます。


ネイサンとリースの類似かぁ。これは考えた事なかったです。私はこのふたりはフィンチを挟んでネイサンは過去であり陽、リースは現在であり陰(闇)ととらえてます。そしてリースは現在ではあるけれど、「未来」を表してはいないとも思ってます。詳しく書くとS2以降のネタバレになってしまうのでここまでにしておきますね。
ちなみに演じる俳優さんは同じ身長(188cm)なんですよ~。身体的特徴という意味ではリースはネイサンを思いおこさせるかもしれません……?
ふたりの類似性は私ももう少し考えてみたいと思います。