POI S5 Ep11

Synecdoche

私、以前からフィンチとリースが救った対象者たちが総動員でふたりを救う話があったらいいのにな、て思ってたんですが、ある意味今回はその願いを叶えてくれたエピソードでした。
冒頭墓地でルートの埋葬を見守るリースとファスコ。相合傘だ。
S5で2回目のタキシードリースでした。大盤振る舞い♪しかしショウはドレスアップした時はぜったい髪をアップにした方がいいのに、なんでいつもこんな似合わない髪型にしちゃうの?S5のショウはずっと濃いグレーのパーカー姿だし、もうちょっとお洒落させてあげてください。
そして大型銃を手に取って暗殺を阻止するのはリースにやってほしかったなー!今エピは全体的にショウのリードで話が進んだので。リース無双大爆発な回が1度は見たい。これでもかというくらい彼の過去のスキルと経験がフルスロットルで誰も近寄れないくらいの凄まじいやつ。でもそれもう310でやってたか。
そしてそして、ローガン・ピアーズ再登場!ぜんっぜん変わってないですねこの人。214の時は最後はリースにとっても懐いてて、でもちゃっかりGPS仕込んだ腕時計を贈ってました。相変わらず食えない表情と態度ですが、その飄々とした顔とは裏腹に熱い面を見ました。そして彼が組んで一緒に番号に対処しているのは、なんと103に登場したジョーイ・ダーバン!これ本当にびっくりしました!!つい最近シーズン1見てたから覚えてたけど、そうでなかったら彼のこと多分思い出せなかったよ…。しかしリース君、久しぶりにジョーイに会ったのに、今忙しいんだってつれない返事でちょっとジョーイかわいそう。
そしてファスコの危機にはハーパーが駆けつけました。S4の彼女をどうにも好きになれなかったけれど、このくらいの活躍だったらまぁいい。
ピアースの立ち上げた新規事業。それはマシンから番号を受け取って人助けをすること。今回ピアーズはライリー刑事の番号が出て、ライリー=リースと知ったから彼を追ってワシントンD.C.に来たんですね。リースがいるパーティ会場にタイミングよく現れたり、爆破事故が起こったあと意味深な顔をして会場から立ち去ったりと、今までリースとフィンチがやってきたことをピアースがしていて、彼のこれらの行動は今までの対象者から見たフィンチとリースの行動の再現でもある。ピアースが不審人物に描かれたことは、かつての対象者達が感じたリース&フィンチへの印象と同じであることを、リースの視点から見せてくれたのです。
同時に人助けをしてきたリースの立場が変わってきてる描写でもありました。リースとは別の、リースと同じことをする他の存在が出てきたし、ショウのサポート的な立場でもあった今回。リースの身辺はだんだんと勇退の準備ができているように思えるんだよね…。
"A concerned third party."…憂慮する第三者。シリーズ通しておなじみのこの台詞をフィンチ(101)、リース(101、301、304)、ファスコ(403)の他にもピアースが言うとは。他にも言った人いたかな?
なぜピアーズがマシンの出す番号を受け取ることができたの?あーそうか、マシンが彼を資産として認定したから番号を届けたのか!ピアースはS2Ep14のラストでマシンが監視対象にしてたし、ハーパーはS4で既に資産と認定してたもんなぁ。なるほどこう持ってきたか。そして「終わりなき戦いだ」と言ってジョーイ、ハーパーと共に去っていったピアース。この先もフィンチとリースの運命に関係なく番号は出続けるような台詞でした。
これちょっとびっくりだけど「終わりなき戦い」っていう言葉、今までも出てきたっけ?というのは今BSフジで放映のPOI S2のオープニングの日本独自の吹替によるリース(滝さん)のナレーションの最後が「フィンチと俺の終わりなき戦いが続く」って言ってるんですよね。これ偶然なのだろうか。それとも過去に吹替で言ってたのだろうか。



次の番号が出た、と言って、ピアーズ、ジョーイ、ハーパーの3人がリースとファスコの元から立ち去っていき、残されたふたりのシルエットが夕日に映えたエンディングでした。これって始めはネイサン、次にフィンチとデリンジャー、そしてフィンチとリースのたったふたりでやってきたことを引き継ぐ人間が出てきたということですよね。なんかすごいじんわり来て泣けてきました。もうフィンチとリースは孤独じゃないって思ったし、これで安心して引退できるね!とも考えたね、うん。あとは番号から離れて隠居生活に入ってもいいし、それぞれ別の道を歩みはじめる可能性も出てきたよね。
S4でホワイトハウスが出てきてたのもあって、いずれ国のトップである大統領の番号が上がるだろうしワシントンD.C.が出てくるだろうなとは思っていたのですが、大統領の番号は最後の大物って感じでシーズンの最後に出てくるのかな、と思っていたのでここに持ってきたのかー、と。あと青枠ってどういう意味だっけ?
ブレインのフィンチがいないので、残された3人でどうにかして奮闘する姿が見られました。やっぱりフィンチがいないとなぁ…とても寂しかった。その不在を補うかのようなピアース、ジョーイ、ハーパーの登場でした。
そしてピアースが渡したのは監視カメラがとらえたテキサス州にいるフィンチの写真。大統領の命を救ったんだぜ、ちょっとは祝おう、というファスコに対して、フィンチの行方を追うことの方が大事なリース君。S5のリースはブレないね。しかしすでにこの物語においてフィンチとリースの関係はもう以前とは大きく変わってきてるのも確か。今のリースはファスコや次世代のピアース達がいてフィンチもいる、という世界で生きてる。かたやフィンチは死なせたくないという理由で仲間を遠ざけひとりになりフィンチ自身はどんどん死に近づいている。まるで物語のいちばん最初の地点に戻るかのように。違うのは、死ぬのはリースと共にではなくひとりだとフィンチは考えていること。

そのフィンチは盗難車を運転して目的の空軍基地へ。その道中、ずっとルートの声で語り掛けてくるマシンと対話。
しかしちょっとルートというかマシンはしゃべりすぎかな、と。死んでなお存在感があるルート…。フィンチは静の人間だしエマさんは誰かと対話しなくても、それこそ台詞などなくても演技が映えるんだけどなー。
「私はまだ裁きを受けていない」「痛みと共に生きてきた。痛みによって世界とつながっている」「善い行いだけをしてきたが 結果は芳しくなかった」
フィンチが言う、これから受けなければいけない裁きとは。手術を受ければ取り除くことができる痛みをなぜそのままにしておくのか。もはやキレイごとは言ってられない状況=自分に課したルールを破る時がきたのは事実だし、「別の戦略を取るべき時だ」と。
マシンは他にも多くの救える命があったのに、フィンチが足かせをはめたせいでそれらを見ていることしかできなかったと言うけれど。でもそのことについてマシンがフィンチを責めるのを見るのはちょっと辛い。だってその時点ではフィンチはそれがいちばんベストだと思って選択したことだし今更過去は変えられないじゃん…。
前エピでマシンは死んだルートの声を選びましたが、この声は固定じゃなくて、マシンが誰の声も好きに選べることが今回分かりました。そして私は最悪だけどもしかしたらじゅうぶんあり得るだろうとてもとても嫌な想像をしてしまって。それは最終話でリースが死んでマシンが彼の声を選ぶこと。そしてラストはあの聞きなれた台詞、
"You there, Finch?"
"Always, Mr. Reese."
で締められたらだったらどうしよう、とか、人助けを引き継いだ人たちに対してマシンがリースの声で電話越しに
"Can you here me?"
って尋ねてきたら…!ぎゃーーーーーー!!そう考え出したら止まらなくて。それだけは!それだけはなしでお願いします!!もしリースが死んだらどんな死に方であろうと辛いけど、だけどそんなラストはあまりに苦しすぎる。でもこのドラマは容赦なく視聴者を叩き落してくるし、ラスト1分とか30秒でものすごい大どんでん返しをやってくれるから…最後まで気が抜けません。あぁああああ…。

今回も全編、特にラストシーンのリースはS1の頃のような研ぎ澄まされた美しさと鋭さでした。ちょっと痩せたかな?これももうまもなく見納めかと思うと、最後の輝きかと思うと…!色んな意味で泣きそうなラストでした。

残りあと2話です。

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