ハイウェイマン

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Highwaymen (2004)


年内は、まだ見てないジム・カヴィーゼル映画を一気に消化します。と言ってももうあと3本くらいしかないのですが。

アメリカの広い国土を貫いて延々続く、道の両側に建物がなーんにもない、だーれもいない一本道で、後ろから執拗に追われるとか、じわじわと付けてこられたと思ったらいきなり加速してぶつけられるとか、疾走する車がとらえる地面のアップとか、これとっても「ヒッチャー」(1986)っぽいなぁと思いながら見てたらなんとほんとに「ヒッチャー」の監督の作品でした。びっくり。

音楽や色彩のコントラストが強い風景なんかはけっこう私好みではあったんだけど、何せ論理観がまったく相容れなくて。だってさ、ひき逃げしたファーゴ(コルム・フィオーレ)はもちろん悪いけど、そいつにひき逃げされて妻を殺された私怨で、ファーゴが乗った車を追いかけて減速もせずにその車の横っ面に思いっきり突っ込んで復讐したレニー(カヴィーゼル)も同罪でしょ!

ファーゴがレニーをもてあそぶように、かつて自分がレニーの妻をひき逃げしたあのモーテルに呼び寄せるのは読めましたが、これすっごい趣味悪いよな。しかもさらったモリー(ローナ・ミトラ)にその時の妻と同じ赤いドレスを着せるっていう、いやらしいにもほどがある。
ラストは同じくファーゴを追ってたマクリン捜査官が、息絶え絶えのファーゴを至近距離からショットガンで撃ってとどめを刺すっていう、血も涙もない最後でした。逮捕せずに殺しちゃうんだ!?って。
復讐を遂げたレニーはそのままモリーの前から姿を消す方が良かったかな。亡き妻を思い起こさせる赤いドレスを着ていたとはいえ、この映画に恋愛要素ってそれまで特に何もなかったんだし。

車好きにはたまらん映画だろうなーって思いましたが、それ以外は突っ込みどころ満載。
レニーに衝突されてした大怪我が原因で電動車いすに乗って生活してるファーゴは、ラストのモーテルの部屋はどうやって入ったんだどか(段差あるでしょ段差!)、アメリカのGSはセルフだからあの姿で車から降りたら一発で人目につくだろ、とか。電動車いすは充電も常に必要だしな。
それを言ったらファーゴを2年間追い続けてるレニーも、収入はどこで得てるんだどか(車のメンテナンスってお金かかるよねぇ)、レニーはファーゴの足跡を的確に追うことができるんだけど、いやいやアメリカみたいな広大な土地に使われてない廃屋なんて腐るほどあるんだから、そんな簡単には見つけられないでしょ、とか、特殊な車で街を走ってるから当然マクリンの調べであっけなく足が付くし、もうさ、ほんとどっちもどっちです。車が走る凶器なら乗ってる人もやばい。
もうこのふたりはさっさとスピード違反で取り締まってくださいよ、おまわりさーん!



髪の分け目がぴよぴよしてるのはこの頃からだったのか

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