アイ・アム・デビッド

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I Am David (2003)


これはジム・カヴィーゼルが全部持って行った映画だなー!
しかも監督はこの後「スパイ」(2015)や「ゴースト・バスターズ」(2016)を撮ったポール・フェイグな上に、音楽は私の敬愛するスチュワート・コープランドが担当。そのあたりも非常に美味しい映画でした。

お話はいたってシンプルだし90分と短いし登場人物が非常に少ないので(つまりものすごくあっさりしている…)、よけいにヨハン役ジムの演技が引き立ってました。
デビッド(ベン・ティバー)が収容所を脱走して逃げる時に用意されていた鞄の中の小物類。コンパスや大きめのパンは分かるけど、なぜそこに固形の石鹸?しかもむき出しで入れてあって。その後もその真っ白な石鹸は意味ありげにちょくちょく出てくるのだけど、中盤でその理由が明かされます。
生きる希望を見いだせない収容所内での生活で、それでも生き続けることを説いたヨハンは、出来心で石鹸を盗んだデビッドを庇って見せしめに撃たれて殺されてしまうという最期でしたが、その時の目が全てを物語ってました。このシーンは本当に素晴らしく、私は心を持っていかれた。やはりジム・カヴィーゼルは目が特徴あるし、かつものすごい目力だよね。

ただ、それ以外はさっきも書いたけどわりとあっさりしていて、少年が数か国の国境を越えてデンマークを目指す過程はちょっと現実味がない描写なので残念。
収容所も、そこにいる子供はデビッドだけなのか?そもそもここはどういう類の収容所なのか?ヨハンは学校の先生とか学者みたいな雰囲気ではありましたが特に具体的な描写もなく、なんだか全体的に説明不足というか、いまいち掴みどころがないお話でした。

終盤で、冒頭のナレーションの声の人物の正体、かつデビッドの脱走の手助けをしたのは実は収容所の所長だったことが明かされます。彼は石鹸を盗んだのはデビッドなのを分かっていたし、立場上、罪を被ったヨハンを無実と知りながら、見せしめとして彼を撃たざるをえなかった。
その所長役フリスト・ショホフってつい最近どこかで見たぞ!?と思ったら、「パッション」でもジムと共演してるではありませんか。ふたりの関係もよく似てるし、私はこの2本をたまたま続けて見たので軽い驚きでした。


「大脱出」に続いて、出たなまつ毛お化け!


すごいよね、まつ毛の影が目の下に落ちてくっきり見えるって、まつ毛自体どんだけ長いのよ。




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