ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

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Rogue One (2016)


「犠牲」と「希望」の話でした。Ep03「シスの復讐」とEp04「新たなる希望」をつなぐお話。

ローグ・ワン。ならず者の彼らは、この物語では皆名前こそあったけれど、誰一人生き残ることはなく死んでいった(行動を共にしたドロイドまで!)。それでもデス・スターの設計図を奪うという目的は見事に果たし、そのデータを1枚のカードに入れて名もなき兵士に託していった。それを受け取ってオルデランに向かうのは、若きレイア姫。そして物語は「新たなる希望」と名付けられたエピソード4に繋がるのは素晴らしいラストでした。これ、「ローグ・ワン」の後に間髪入れずエピソード4を上映するべきなのでは!?20世紀フォックスのあのファンファーレとSWのテーマ曲が流れたらきっとみんな泣く。私は泣くぜ。

誰もがヒーローになれるわけではない。死んでしまったらそれこそ無。何も残らない。それでも何かのために、文字通り命を懸けて戦った人たちがいたよ、という、裏方にスポットを当てた物語でした。

前半は色んな星や場所の説明に費やされた分、ストーリーの展開が遅く感じてちょっとテンポ悪いなぁと感じました。正直そんなに場所をバラけさせずもう少しシンプルにできなかったのかな、と思う。
主人公はジン(フェリシティ・ジョーンズ)だけど、残念ながら私は彼女に感情移入が出来なかったのもノリきれなかった原因かなぁ。特に父親ゲイレン(マッツ・ミケルセン)の死と別れはあまりにも鉄板な表現で、もうちょっと他の演出方法はなかったのか…?と思わざるを得なくて。そういう意味ではマッツの使い方ももったいなかった。マッツはもうすぐ公開の「ドクター・ストレンジ」でも悪役ですが、小規模映画の方が合うように思うんだよね。
しかしながらジンと共に行動するキャシアン・アンドー役ディエゴ・ルナが最高でした!あのちょっと暗めの憂いのある瞳がどこか冷めていて、それでいて決して大げさでもなく、自分に課せられたものをやり切る人間性がよかった。彼、もっと注目されてもいいとずっと思ってたので、この映画でほぼ主役だったのはものすごく嬉しかった。
そしてふたりのお供のドロイドはK-2SO。彼、すっごく英国執事な話し方でしたねー!雰囲気がとってもマーベルコミックのジャーヴィスでした。
あとボーディー役リズ・アーメッドって、「ジェイソン・ボーン」(2016)でSNS会社の社長やってた人か!
しかし本編のスピンオフなのに、全作中でいちばんダース・ベイダー卿が怖かった!ジェダイは滅び、彼の強大な力を止めるものは誰もいない世界でどの星もどの星もみな彼に支配されていく様がラストの姿を通して見事に描かれていて。改めてすごいキャラクターだと思わずにはいられなかった。


それにしても、決死の思いでパラボラアンテナがある塔に登ってデータを送信して最後は命を落とすって、私それつい最近似たようなのを某ドラマで見たね、うん。

今年はこれが映画館で見る最後の映画になりそうです。今年初の映画館は「フォースの覚醒」で幕を開けましたが、〆も「ローグ・ワン」となり、よい終わり方となりました。年末のベスト選出が今から楽しみ。

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