ハップとレナード ~危険な2人~ シーズン1

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Hap and Leonard  Season 1 (2016)


全6話。80年代のテキサス州が舞台のお話で、ジャンルはクライムサスペンス……かな? 冒頭でハップとレナードが入ったスーパーのBGMにTears for Fears の"Everybody Wants To Rule The World"(名曲!)が流れたので、80'sヒットソングがガンガンかかるかと思いきや全編通して60年代オールディーズがフィーチャーされたドラマでした。

ハップが元妻トルーディから金儲けの話を持ち掛けられて、レナードも一緒にいざ一攫千金と思いきや彼女は他の仲間も引き連れてきて、計6人で川に沈んだ金を引き上げるんだけど、やっぱりというか案の定というかトルーディはその仲間と一緒に元夫のハップを裏切り。しかも予定よりも手にできた金はかなり少なくて。で、彼らの強奪とは別に町では警官殺しが発生して、そのせいで普段より警察の目があちこちにあって道路では検問も実施されるのですが、その警官殺しの犯人、ソルジャーとエンジェルのカップルが実はトルーディたちと契約したヤクの取引相手ってことが分かり。それが全6話中4話目の後半で、そこからやっと面白くなったという感じ。そこまでが長かった……!

バイブルベルトに入ってる保守的なテキサス州(60年代のシーンでミンストレル・ショーが出てきたのにはほんとびっくりしたよ……)でアフリカ系でゲイのレナードとずっと一緒にいるストレートの白人ハップの関係ってそうとう奇妙で、彼らの基礎になるものっていったい何だろう?と思ってたのです。ハップにとってはレナードと一緒にいるのはリスクが高いし、日雇労働のような仕事で食いつないでいるのなら、他の州や地域に移動してもよさそうなんだけど、自分の生まれた州から出たことないアメリカ人も多いって聞くし、差別は受けるけどそこまで思い切ったことはしない、できないという感じなのかなぁと思っていたのですが、その奇妙なコンビの始まりは最終話でようやく明かされました。子供の頃、酔った白人男性が起こした交通事故でふたりはそれぞれの父親を亡くしていたんですね。どちらの家庭もそれぞれ片親だったみたいで、唯一の身寄りを失ったふたりはその年齢の頃からずっと支えあって生きてきたみたいで。切ない。
ラストは金に関わったメンバーの中で生き残ったのはハップとレナードだけだったので、何が起こったのか真相は彼らの胸の内だけに収まり、金自体も無事手に入ってなんとかハッピーエンド。しかし亡くなったレナードのおじさんの家の地下には白骨化した死体が……!というまことにクリフハンガーな終わり方でした。


このドラマ、お目当てはソルジャー役ジミ・シンプソンだったので、サイコ野郎な殺人鬼はたいへん満足しました。罪の重い警官殺しを平然とやっちゃうあたり、恋人のエンジェルもソルジャーもおそらくヤクの常用者かと。彼のハッカー以外の役(笑)を見たかったってのもありますが、全編出ずっぱりで見てて楽しかった。最近わたしの中でジミ・シンプソンが熱いぜ。
彼は普通の役どころは多分あんまり似合わないように思う~。通常からちょっと逸脱した、でも飄々とした態度のなに考えてるか分かんない人を舐めた役。それでいて顔は甘めで年上から可愛がられそうな男。彼、30代後半くらいかなと思ってたので1975年生まれと知ってびっくり。ちょいベビーフェイスですね。早く「ウエストワールド」見なきゃ。



キッチュな柄のシャツもよく似合う41歳(「キッチュ」ってもう死語やな……)


ちなみに2話目に出てきたカウボーイハットをかぶる聖書売りのおじさん、プレスコット・ジョーンズ。演じるのはジェイ・ポッターという名の俳優さんですが、この人がまたブレット・カレンに瓜二つかってくらい激似で、imdb見るまでぜったいブレットだと疑わなかった私。


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